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【体育祭3rd】Light and shadow !!
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桜井 ラッセル
は少し派手目のシャツのボタンを止めた。
モチーフは不思議の国のアリスに登場する帽子屋であり、ややスチームパンク風のデザインである。時計やら歯車やら羽根やらが付いた帽子のデザインは物語に出てくる謎の人物というにはぴったりだ。
「え……格好いい。誰?あの人」
「金髪の帽子屋さん? いいなー」
帽子を目深に被っているラッセルは苦笑を浮かべる。どうやら、このコスプレは自分に似合っているらしい。
やがて借り物競走。
紳士らしく、軽やかに走り出したラッセルはお題の紙を拾って内容を確認する。
「さて、華麗に手に入れて……生タコ!?」
予想外である。生き物な上にかなり動きがある海洋生物だ。
「くっ……紳士的に演じられるか!?」
ひとまず、手に入れられる魚屋『魚新』に向かうことにした。
佐藤 英二
は借り物競走のお題である『トドの北斗の写真』を求めて、グラウンドを出ようとした時、正門のところで借り物競走を見物している野々ののこの姿が目に入った。
(誰か、応援してるのか?)
自分ではないだろうな、とネガティブ思考に陥ろうとしていた時、
「英二くんだ。おーい、頑張れー!」
こちらを見つけたののこが大きく手を振った。慌てて会釈をし、走るスピードを上げる。
気づいてもらえるとは思わなかったので、少し驚いた。
単純だが、頑張ろうと思えてしまった。
と、よそ見をしていたせいで、前を走っていた人に接触してしまった。
「あ、すみません」
振り返ったのは帽子屋の紳士、ラッセルだった。
「ああ、こっちこそ」
そこでちらりとお題の紙が見えてしまった。
なんとなく並走。英二の視線に気づき、ラッセルが紙をひらひらとさせる。
「お題は生きたタコなんだ。魚屋を」
「もしかして、水族館か?」
ラッセルは歩みを止める。顎に手を当て、何やら考え込む。
「確かに、水族館にもいるよな」
「僕はトドの写真なんだけど、あそこにはミズダコがいるらしいから」
「ミズダコ」
ラッセルはスマホを取り出して、即座に検索。
巨大ダコと出てきて、そっと閉じた。
「うん、絶対違う。俺は魚屋の方に行くわ」
「ああ、そうか。確かに」
なんとなく、挨拶を交わし、分かれた。
水族館に到着し、入場料を払って中へ。
撮影は禁止ではないので、トドの展示場を探す。
「えーと、ここは……」
通りかかった大きな水槽の中に赤色のタコがいて、2メートルはありそうな足を水槽のガラスに張り付いていた。
「確かに、違うな」
魚屋に行くというラッセルの判断は正解のようだ。陸のある水槽内に牙が生えたボテッとしたトドを発見し、スマホで撮影。もちろん
フラッシュはたかなかった。それでも綺麗に撮れたので、さらにダッシュ。
(ののさん、まだいるかな)
淡い期待、学校へ戻ることにした。
ラッセルは英二と分かれ、魚新へとやってきた。
「いらっしゃーい」
「あの、生ダコありますか?」
「おう、その中にいるよ! 生きの良いのがね! 夕方取れたらしいからピチピチさ」
購入して、持ち運ばなくてはならないのだが、
「持ち歩くのが大変ならさばいてやろうか?」
「ああ、いやぁ……生タコの刺し身だとギリギリアウトのような気がするんで」
袋に水を入れてもらい、その中に入れて運ぶことにした。
道中、袋から出てきたタコに腕を絡められる。
「こ、こら、さばかれるのを助けたんだからおとなしくしてろ」
グラウンドに着く頃には二の腕の辺りにタコが移動していた。手乗りインコ感覚なのかもしれない。それにしてはぬめりがすごいが。
「はぁはぁ」
グラウンドを一周し、ゴールド同時に借り物男爵に腕章と化したタコを見せつける。
彼は何度か頷いて、指で○を作った。どうやら、成功のようだ。
「はぁー、よかった」
後、すぐにゴールしてきたのは英二である。
「これ、お願いします」
スマホの中のトドの写真。
借り物男爵は少し考えてから両腕を逆方向へ広げる。
「セーフ! か……」
どうにか役目は終えられたらしい。
花咲 夢乃
は借り物競走のお題の紙にを開いた。
「猫さんぬいぐるみですか、これは」
すぐに手に入れられそうだ。どこの店へ行こうかと考えていると、
「あれ?」
お題の紙に条件が書かれていた。
「1メートル? の猫さんぬいぐるみ?」
自分の身長より少し低いくらいだろうか。しかし、持ち運べない大きさではないだろう。
ニャレッジヴァンガードで購入することに決めた。
「良い記念になりますね!」
御巫 時子
は、お題の内容に目を瞬かせた。
「タコ……生きたタコさんですか」
中々難しいと思うのは自分だけなのだろうか。考えていても仕方ない。時子は他の参加者に混じって郊外へと出た。以前見かけたことがあった魚屋へと向かう。
そこですれ違った。
「ラッセルさん?」
帽子屋のコスプレをしたラッセルを見つけ、思わず声をかけた。
「お、御巫? 借り物競走?」
「はい。もしかして、それ」
彼の持つビニール袋からタコの足がにゅるにゅると出ていた。
「生きたタコがお題でな」
「実は私もです」
「そっか、ちょっと遠いけど、頑張れよ」
「……絡みついちゃってますね」
物凄い元気だ。
「もうちょっとだからな。御巫ならクーラーボックスで運ぶのも良いかもな」
ラッセルはそう言って、去って行った。
「が、頑張ります」
少し遠いので、ねこでんに乗って移動することにした。
少しじれったいが、駅に着くまで待ってホームに飛び出す。
「ちょっと急ぎましょう」
魚屋に到着。事情は分かっているらしく、やはり元気なタコをチョイスする最終的にここへ返してあげたいので、なるべくタコの負担にならないようにしたい。
ご厚意でクーラーボックスを借りることに成功した。氷水の中へ入れてねこでんに乗車、学校へ戻る。
借りるより、即購入。
お嬢様は伊達ではない。しっかりと抱いて、学校へ向かう。
「はぁはぁ」
重さはないが、非常に走りづらい。
「あっ」
横道から出てきた少女とぶつかってしまった。少女こと時子と夢乃も仲良く尻もちをついてしまった。
「ご、ごめんなさい。ちょっとクーラーボックスが重くて」
「い、いえ。こっちも前が見えない状態で」
お互いの荷物を確認する。
「あ、グラウンドまでですけど」
夢乃は人差し指を立てる。その提案は。
数分後、二人クーラーボックスとぬいぐるみを真ん中に挟んで駆け出していた。
「ちょっとだけ、走りやすいですわ」
「きついですけど、さっきよりは」
そして、学校入口。
「それじゃここからは」
「はい」
お互いの荷物を持ち替え、全力疾走開始。リードは軽め乃ぬいぐるみを持つ夢乃だ。
あっという間にグラウンドを駆け抜けて、ゴール。
借り物男爵の判定は即合格だった。
少し遅れて、時子もゴール。クーラーボックスの蓋を開けると、借り物男爵が顎に手を当てて、頷き、合格をもらったのだった。
「返しに行かないと、ですね」
タコさん頑張れと小さく声をかけながら、魚屋さんに戻ることにした。今度はゆっくりと歩いて。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年08月13日
参加申し込みの期限
2022年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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