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【体育祭3rd】Light and shadow !!
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恵御納 夏朝
は借り物競争野お題の紙を開いた。
(猫さんものだとテンション上がるんだけどな)
その内容は、
「トドさん!」
トドの北斗の写真。
思い浮かんだのは、もちろん水族館である。寝子島マリンパラダイス以外にない。しかし、こんな時間に水族館が開いているのか不安だが、考えている暇はない。と、隣に
恵御納 夏夜
が現れ、お題の紙を開いた。
「夏夜ちゃんは?」
「猫関連……じゃなさそう」
見せてきた紙にはフルーツケーキとあった。
「おお、慎重に運ばないと行けないね。僕はこれ」
夏朝のお題に夏夜は頷いて、
「頑張ろう。ここで会おう、夏朝」
「そうだね、夏夜ちゃん」
二人は駆け出した。
「金色猫さんと銀色猫さん頑張れー!」
親達に連れてきてもらっているのか、小学生低学年くらいの子供達が手を大きく振っている。
並んで走りながらお互いを見る。それから。
金色猫耳の夏朝と銀色猫耳の夏夜はにっこりと笑って手を振った。すると子供達は目を輝かせて手を振り返していた。ヒーローショーの舞台にでも立ったかのようだ。
「それじゃ」
お互いハイタッチをして、お互いの目的地へ。
月原 想花
はドンドルマを求めていた。
強制出場の借り物競走にて。お題はケバブ屋のドンドルマだったのだ。
(どこにあるの?)
学校を出た想花は一先ず、店を探すことにしたのだが、手がかりすらないと、かなりキツイ。
見かけたことがあるのは駅前や公園、人通りの多い通り。看板は覚えているので、見つけることが出来れば早いのだが。
「はぁはぁ……」
一度立ち止まるって肩を揺らしていると、
「ママー、あのお姉ちゃん、凄い明るーい」
小さな女の子がキラキラとした目でこちらを見ていた。
「こら、指ささない。お姉ちゃんはコスプレしてるだけなのよ」
今日が寝子島高の体育祭であることは周知であるため、驚かないのだろう。
「頑張ってねー」
抱っこされて連れて行かれる女の子に愛想笑いで答えた後、ため息を一つ。
「事情知らなかったら、あんな変態見ちゃいけません! レベルか」
全身タイツ、体に巻かれている電飾がピカピカと光っている。
(魔法攻撃する直前みたいな)
その状態が続いていると思うと、神々しくも思える。
「とにかく、早くさらし者状態から脱出しないと」
とにかく探し回るしかない。通行人を止めて聞くのも良いが。
(逃げたらだめだ! と思っても変態を見る目で見られたら立ち直れないっ)
意地でも自力で探す。
そう誓って駆け出す。と、前方の細い通りでウロウロしている猫耳コスプレ少女が目についた。
「?」
不思議に思って通り過ぎようとすると、
「あ、あった」
道の隅に落ち着いた紙を拾ったのは夏朝である。
「君、ありがとう。お題の紙をなくしちゃって」
近くを通っただけだが、想花の明るさが役に立ったらしい。
「君も借り物競走中かな? それじゃ」
「あ」
「ん?」
振り返る夏朝。
「その、ケバブ屋を探してて」
「ケバブ屋かぁ。うーん、見なかったけど、向こうから香ばしい匂いがしてた気がするよ。じゃあね」
彼女はそう言って、去って行った。
「香ばしい……」
可能性はある。想花は駆け出した。
夏夜はスイーツ雑貨の店somniumの前へとやってきた。
「ここ、か」
借り物競走のためか、まだ営業している。入店して、少しだけ乱れた息を整えつつ、カウンターへ。
「いらっしゃいませ。お決まりですか?」
「このフルーツケーキを下さい」
「お一つですか?」
はい、と言いかけて夏朝とハルの顔が思い浮かぶ。
「三つですね。かしこまりました。今季限定和梨のケーキになります」
一つ五百円のボリュームがあるケーキだった。和梨とスポンジが生クリームでサンドしてある。値段に見合ったサイズではあるが。
(自腹。……うん、分かってた)
受け取って、店を出る。あまり全力疾走すると、崩れてしまう。早歩き必須である。
店を出ると、ふわりと香ばしい香りが漂ってきた。
見ると、少し先の開けた駐車場にケバブ屋が停まっていた。巨大肉がぐるぐると回っている。
そんな様子を見ながら、学校の方へ向かい始める。
と、前方が妙に明るくなった。
「逃げちゃだめだ。ケバブ屋ケバブ屋ケバブ屋」
少し疲れた様子の想花がふらふらと歩いてきた。全身タイツ&電球のインパクトが強く、その呟きについ反応してしまう。
「ケバブ屋なら、あそこの角を曲がった先に、あった、けど」
想花は、はっとする。
「そ、そうなの? ありがとうっ」
それだけ言って、彼女はかけて行った。
夏朝は肩で息をしていた。
「よ、よかった」
寝子島マリンパラダイスはナイトショータイムとして営業していたのだ。入場券を買って、中へ入り、売店へと急ぐ。迷惑をかけないように早歩き。
「すみません」
売店の店員さんに声をかける。
「トドの北斗の写真で売ってますか?」
「写真? 写真はないですね……。ペンギンや白熊、イルカならありますけど」
「う……そう、ですか」
「あ、ポストカードなら」
見せられたのは紛れもなく北斗の写真である。はがきの形はしているが、間違いない。
「一枚下さい」
購入完了。
(微妙なところだけど、写真のはがきだしね)
最終判定にかけるしかない。
夏朝は水族館を後にした。
想花は走っていた。ケバブ屋で手に入れたドンドルマがみるみるうちに溶け始めたのだ。
「まずい、アイスじゃなくて、ただの甘い液体になる」
もはや、体力温存を忘れて全力疾走。学校へ戻ってきたらグラウンドを一周し、借り物競走男爵へばっと素早く差し出した。
彼は少し首を傾げ、取り出したスプーンでぐるぐると中をかき混ぜる。
パクリと一口。
「……」
ぎりぎりシャーベットだと思いたい。何度か頷き、両手をそれぞれ別の方向へ広げた。
つまりは、セーフ、である。
「はぁ〜〜……」
これでようやく、陰の応援者になれそうだ。
夏夜がグラウンドを半周した頃、夏朝から入ってくるのが見えた。
(これ勝ち、かな。おっ)
転びそうになって慌てて、体勢を立て直す。ケーキの箱が少し斜めになってしまったが、どうにかゴール。
借り物男爵に中身を見せると。
「ど、どうですか」
うんうんと頷き、取り出したフォークで一口。それから、親指を立ててグッド。
「トドの北斗君の写真、お願いします」
試食の間にゴールした夏朝へもグッド。
それでも、夏夜が一足早かったようだ。
顔を見合わせる夏朝と夏夜。
「いい勝負、だったかな?」
「あぁ、そうかもしれないな」
双子としての競い合い。中々楽しかった。お互い、そう思った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年08月13日
参加申し込みの期限
2022年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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