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【体育祭3rd】Light and shadow !!
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曖浜 瑠樹
はグラウンドを照らす明るいライトに少し目を細めた。
日が落ちて、紺色に染まった空。辺りはすっかり暗いはずなのに、照らされた寝子高の校舎やグラウンド、ここに集まるたくさんの人に濃い影が出来ていた。もちろん、自分の横の地面にも三角耳がぴんと立った自分の影がある。
「へへ」
瑠樹はフードに手をやる。
黒の猫耳フードのマントである。
夜に開催されるのは初めてなのではないだろうか。
(寝子高の運動会だー!)
来るのは初めてではないはずなのに夜というだけでワクワクする。それと同時に夜に出歩いているというなんとも言えない罪悪感が。
もちろん、許可を取って出てきたのだから堂々としていて良いのだが。
やがて、瑠樹が参加予定の「ネココ一式借り物競争待合場」というプレートを見つけた。
「ここだ」
待合スペースには老若男女色んな人が待機しているようだった。
(あのお兄さん速そう! あっちの女の子とは互角かも)
ライバル達を分析していると、
「わっ」
誰かとぶつかって、反射的に顔を上げる。
「ごめんなさい。よそ見して……て?」
そこに立っていたのは白く輝くバニーガールだった。
青山 絢
はクラスの更衣室にて一人、面積の狭い布を両手で掴み、見つめていた。
「んんー……」
なんとも言えない小さな唸り声を上げる。コスプレ何にしようかなーと悩むまもなく用意されていたそれは、白のバニースーツである。
『青山さんと言えばバニーだよね!』
数人の女子達に笑顔で言われてしまい、頷くしかなかった。
「ふぅ」
体育祭で気分を盛り上げるため。そう言い聞かせて、着替えることにした。
胸元までバニースーツを上げて、調整しつつ、頭にうさ耳カチューシャ、白のニーソックスをつけたところで、くらっと目眩がした。
「!?」
その瞬間、自分の中での不安が一気に消え去った。
更衣室の窓のカーテンを開けて、外を見る。
「ふふ、楽しみね」
気弱な私はどこへやら。
すっかり妖艶で物怖じしない女になっていた。
旅鴉 月詠
は体育祭会場の更衣室から出た。
(ふむ。快適だ)
白猫の着ぐるみを改造して着ている。頭はややずんぐりだが身体はやや薄いスーツで手が使えるのが特徴。熱中症対策に空調もついてる服はレインボーデコ王子、装飾は白金色に光るようになっている。
外へ出た瞬間に、いくつかの視線がこちらへ向いた気がした。
やがて親子連れや子供達に囲まれてしまい、対応する。
「ねぇねぇ! 名前なんていうの?」
月詠は、ささっとスケッチブックに白猫王子のレインと書いて、子供達に見せる。
「レインくんだって!」
「レインくん、写真撮ろー」
やがて、一仕事を終えた月詠は、ふうっと息をついた。少し急いで借り物競争の待ち場に向かわなければ、
「む?」
視線の先で、丁度女性がハンカチのようなものを落とすところだった。
ささっと移動して、後ろから女性を肩を炊くた。振り返った彼女は不思議そうに首を傾げた。三十代前後だろうか。美人である。
すっとハンカチを差し出すと、女性もとい
水谷 真優理
は驚いたように。
「ありがとう。全然気づかなかった、わっ!?」
真優理はいきなり月詠のキグルミの頭部分をがしっと掴んだ。
(なんだ……?)
身動きが取れない。
「ふ、ふふうっ、ふふうっ」
相当興奮しているらしく、息が荒い。
「絢ちゃん、絢ちゃんなの? 何この絡み。バニーと少年がっ」
(知り合いがいたのか)
「猫さん、ちょっと協力してくれない? 親戚の子が素敵なことになってるから、写真をとりたいの。気づかれずに近づきたいのだけど」
(ふむふむ)
月詠は彼女から離れて、親指を立てた。
彼女を後ろに隠しながら、絢と瑠樹へと歩み寄る。
(やぁやぁ、少年少女よ)
すぐに気づいた瑠樹が、ぱっと顔を明るくした。
「うわ~、可愛い~」
「あら、ほんとね」
近づいて来る瑠樹、顎に手を当て、妖艶に微笑む絢。
(きゃーっ、何その仕草!? 絢ちゃん?)
地面に伏せて、静かにシャッターを切りまくる。
「あの、握手良いですか?」
瑠樹が恥ずかしそうに両手を出す。
(素直な少年だ)
月詠も両手で握ってあげた。
「あの、今度はぎゅってしていいですか? もふもふ」
親指を立ててみる。
「やった」
飛びついた瑠樹は言葉通りぎゅーっと抱き締めてくる。月詠はぽんぽんと彼の頭を撫でてあげたのだった。
借り物競争が始まった。
絢はスタートと同時に走り出した。借り物が書かれた紙を拾い上げ、内容を確認。
(カチューシャならすぐに調達できるわね)
アイドル活動研究部は校舎の中にある。
校舎に近づいて昇降口へ向かおうとしたが、
「こっちのほうが早いわね」
窓を開けて、手をかけ、華麗にジャンプ。飛び乗って、廊下へ着地した。
「へ!?」
そばを歩いていた生徒達が目を見開く。
「ごめんなさい? 急いでいるから」
片目を閉じて見せ、アイドル研究活動部の部室へ。
中には数人の部員がいた。
「借り物競争のカチューシャを借りにきたんですけど」
部員たちは目を瞬かせ、少し慌てた様子でカチューシャを差し出して来る。借り物競争の話は聞いているはずなので、分かっているようだ。
「ありがとう」
それを受け取って、踵を返す。
「ば、バニーガールだ」
「バニーガール……」
さっそうと出て行く絢は、俊敏なウサギのようだった、と後に語られている。
真優理はぷるぷると震えていた。さっそうと駆け出した絢は窓から華麗に中へ入って行った。
「いつもの絢ちゃんじゃないみたい」
シャッターを連射しまくりながら、初めて見るいとこの姿に興奮が抑えられない。
「これはチャンス!」
窓から出てくる絢の姿を横から激写。
「絢ちゃん、頑張ってー!」
ふとこちらを見るバニーガール絢。すると、くすっと笑い返してくれた。
(素敵だわ)
出そうになったよだれをどうにか引っ込めて、ゴールする瞬間の絢をばっちり収めたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年08月13日
参加申し込みの期限
2022年08月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年08月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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