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さよなら、普通の日
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クラシックが流れ出し、街は束の間の平穏を取り戻した。けれど、この平穏は儚いもの。すぐにまた失われる。
「犯人も気になるけれど、どうしてここまでの惨事になってしまったのかが知りたいわね。効果の広さからすると意識的にやったとは思えないから、多分ろっこんが暴走してしまっているのだろうけれど……」
坂上 直
はクラシックに身を委ね、これまでの状況からこの騒動を推理し始めた。
「これだけの騒ぎなのだから、相当ショックなことがあったのかも。状況から考えると、バンドマンが怪しいのだけれど……」
「でも、誰もバンドをやってくれない、なんて理由でろっこんが暴走するかな?」
坂下 汐音
が言った。クラシックの影響からか、どことなく気怠そうである。
「……それもそうか。それに、選曲に歌詞のない音楽が混ざっているのが少しひっかかるのよね。広範囲に影響ということならば、ラジオパーソナリティのDJ招き猫だけど。頭の中に響いてくるのなら、あまり関係はなさそうかな」
「この音楽が本当にめちゃくちゃな選曲なら、ろっこんではないと思う」
「となると残るは三人」
「おそらく、楽器屋のおじさんは、なにかのセールとかの準備で閉店してるだけ。津止先生は、人に見られたくない趣味でもしてるんじゃないかな。自分の管理する教室なら可能だし。私が怪しいと思うのは、ヘッドフォンで音楽聞いてる寝子高生だわ。ヘッドフォンで聞こえないというよりは、自分のろっこんだから影響がないのかも」
「なるほど。でも、私は津止先生が怪しいかな。直感だけどね」
「もうひとつの可能性を忘れてない?」
不意に、
七種 蛍火
が現れた。
「真犯人は別にいるのよ……!」
「え?」
「音楽に関連した場所が怪しいのは同意するわ。でも、今みんなが怪しいって言ってる人以外にもまだ居ると思う。音楽に関わりが深い場所は、他にもあるんだから」
「……一理あるわね」
「コンサートに使えそうなホールを探してみるつもり。もし協力してくれるのなら、ついてきて」
蛍火は慌ただしくその場から立ち去った。しかし誰もついていかなかった。
「……可能性はゼロではないけど」
「うん。やっぱりあの五人が怪しいわよね」
そもそも、これで他に犯人がいるとかなったら、シナリオガイドで出したヒントはなんだったんだって言う話である。顰蹙ものである。そう、いるのだ。少なくともこの「ろっこん」の犯人は五人の中に。
「とんでもないことになっちまったが、なに、心配はいらねぇ」
梅影 裕樹
は集めてきた食料を地面に下ろす。見たこともないキノコに、見たこともない植物に、見覚えはあるけど食べていいのか躊躇せざるをえないサンマさん風の物体。
「これだけあれば大丈夫。みんな、野性に帰ってサバイバルしようぜ」
シャツを野生児のように腰に巻き、目をきらきらさせる裕樹は完全に状況を楽しんでいた。ドンドコ鳴り響くアフリカの民族音楽が、彼のサバイバルモードを盛り上げている。こころなしか、街の雰囲気もジャングルの奥地のような得体の知れない不気味さに包まれた気が……。
「ギャオオオオーッ!!」
この世のものとは思えない声が轟く。そして、この世にいるわけのない生物が現れた。羽毛恐竜・ベイピアオサウルス……にろっこん『46分間物語』の効果で変身した
片羽 神下
だ。
(持ってて良かったろっこん…;ってやつですね。人間の姿で全裸は免れました。さあ、歩さん。ここは危ないですから、急いでお家に帰りましょう)
神下は口に女子制服をくわえ、背中にほぼ全裸の
茨姓 歩
を乗せている。
「うばァア〜! なじむ! 実にあゆむとなじむ世界でありまずねェエ〜片羽どのォオ〜! ズデギ!」
でもエロスは全然感じない。不思議。
「なんてこった、恐竜とゾンビまでいるのかこの世界には!」
裕樹はわなわなと震える。
「こりゃ面白くなってきた……ん?」
「ごんな草は見たごどがァア〜ないでありまずゥウ〜! ムシャムシャァア!!」
「あーーーーーっ!!」
裕樹の集めた食料(らしき物体)を、歩は容赦なくむさぼった。
「ごのギノコォ、じゃりじゃりして砂みだいなァ味がするでありまずゥウウウウ! 美味でありますゥウ! ごっぢのザンマざんはァア、ウボヘヘヘ、ぐざいィイ! 鼻がひん曲がるほどぐざいィィイイ! ぐざウマァァアア!!」
ろっこん『シシャの夜明け』によって得た強靭な歯と顎で、明らかに食べれないものでも万事OK。平気で平らげる。
「お、俺が必死に集めた食料がゾンビ女に!」
裕樹は頭を抱えた。
「ふ、ふふふ、なるほど、これが弱肉強食ってやつか。おもしれぇ、大自然はそうじゃなくっちゃな!」
「ぐへぼべ?」
「お前が食べた分は、その恐竜で勘弁してやる!」
(……歩さん、帰りましょう)
神下は再び歩を背中に乗せ、スタコラ逃げ出した。
「片羽どのォオ〜! あゆむ、是非あぢごぢ見てまわりだくありまずゥウ〜! ねっねっ、びしょくくらぶの皆ざんに食材お土産にじだいでありまずねェエ〜!」
(まずは後ろから凄い勢いで追ってくる原始人を撒いてからです)
「待ちやがれ! 一度で良いから恐竜を食べてみたかったんだーーっ!」
こちらには、寝子高の非公式新聞部の面々が集まっている。
「訳のわからない風景に訳のわからない現象、さらに色々と混乱する人々! こんなネタになりそうな状況で何もしないなんて、新聞部って言えないわ!」
部長の
春日野 日向
が言うと、
心天 鉄真
は頷く。
「こんなあからさまな特ダネ、そうそう転がってないもんな」
「その通りよ。じゃあ早速、調査の方法だけど……」
「だ、ダメだよ、危ないよ、ヒナちゃん」
怖がって辺りを見回しながら、
春日野 美影
は言う。
「さっきから変な音楽も聞こえるし、止めたほうが良いよ」
今はまだクラシックだが、違う音楽になればどうなるかは既に体験済みだ。
しかしこんなことで日向が止まらないことも美影はよく知っている。
「そう。島は今、危険で妙な状況になってるんだから。なんだかわからないからこそ調べて、みんなに伝えるのが新聞の役目なんだよ」
「だからこそ、どこかに隠れたほうがいいと思うんだけど……」
「じゃあ、その辺に隠れて留守番してなよ。私たちは調査に行ってくるから」
「お、置いてかないでよ! こ、こんな変な場所で……ひ、一人になったら泣いちゃうよ……!」
「じゃあ」
「わ、わかった……っ! わ、私も調査手伝う……手伝う……から……っ」
それから、
鬼久保 美桜
が調査方法を提案した。
「全部調べるのは、難しい。調べてる他の人に、話を聞く、かな。それが真実とは限らない、けど信じる。人は歩いて、探す、かな。事態が収束しててもいいから……噂の人の周りを、回る。順番は……適当、だよ」
「それが堅実そうだな。それでいくか」
「これ」
美桜は人数分のヘッドフォンを取り出した。
「これは?」
「ヘッドフォンつけてる人の噂。別の音楽に集中してたら……大丈夫なの、かも。普段は聞かない……けど、ヘッドフォンと音楽、人数分用意してもらった」
「へえ」
試しにつけてみると、轟音が耳を突き抜け、クラシックを掻き消した。
「……こいつは使えそうだな」
「凄い音楽だね……。台風が頭の中に直撃したみたい……」
「みんなのプレイヤーには、ハードコア・パンク、入れてる」
「みんな? 美桜ちゃんのは違うの?」
「私は雅楽聞いてる」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
SF・ファンタジー
定員
1000人
参加キャラクター数
189人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月22日
参加申し込みの期限
2012年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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