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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
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【１０周年】吾輩は見た ～かぎしっぽオンニャイン配信中！
【＃19 恐怖映像（２）】
「あぁ～、いやだわぁ～。いやだニャぁ～。いるわぁ～、いるいるぅ～。あそこにも、そこにも、こっちにもいるわぁ～。はぁ～、怖いわぁ～」
ほぉ？ そんニャにですか。ボクには見えませんけども。
まあ、木墓さんはオカルト系配信猫として有名ですからニャ。木墓さんがおっしゃるニャら、そうなんでしょうニャ。
「うっ。道がふさがってやがる」
三人の人間が進む道の先には、壊れた機械やら椅子やら机やらが散乱して、とおせんぼしておりますニャ。
こういう時は、豪くんの出番ですニャ。
「よし、俺にまかせろ！」
豪くんは寝子高探検部の元部長で、道なき道を進むのは得意なのです。豪快に突き進んで、探検を楽しむ姿勢もなかなかソーカイニャと、ニャット上の動画も好評ですニャ。
探検部の人間たち ※『人（ヒート）マニア』さんのにゃいったーから転載
「こういうのは、やみくもにどければいいってモンでもない。崩すべき一点ってやつがあるんだ。そこを抜いてやれば……よっと！」
「おーっ、さすが豪くん！ 道ができて、瓦礫もくずれてない。頼りになるゼイ探検部☆」
探検、いいですよニャア。ボクもよく探検しますニャ。知らない道をとおったら人間がおやつをくれたり、お家の屋根の上にいいお昼寝スポットがあったり、いろんな発見があったりして。楽しいですニャ。
「でもあれ、よくないわぁ～。よくないわよぉ～あれ。おこってるもの。ほらぁ～、おこってるわぁ～」
「えっ、霊がですかニャ？ おこってるんです？」
「そうよぉ～、霊の居心地いい場所を崩しちゃってるんだもの、おこるわよぉ～。おこってるニャぁ～」
おや？
なんかまわりから、声が聞こえますニャ？
人間の……たくさんの、ささやき声？
「なにか、声がするわね。どこから？」
「ど、どこからって……そこら中から聞こえるぞ！」
「二人とも、走るぞ！」
豪くんダッシュ！ ちょっととび出た邪魔な瓦礫なんかを吹き飛ばしつつ、武道くんと神無ちゃんを先導しますニャ。
廃ビョウインの出口を探すうち、声はドンドン大きくなっていくようです。木墓さん、霊ですかニャ？ どこにいるんですかニャ？ たくさんですかニャ？
「ああっ、おこってるわぁ～、いやだ、怖いわぁ～。怖いニャぁ～！ いけないわぁ～、危ないわぁ～……おこってる、おこって、はんニャぁ～～～！！」
あれ？ 木墓さん？ どこいきますニャー！？
木墓さん、急に走り出して、どこかへ行ってしまいましたニャア……？
「……待って！」
おっ。
呼び止めたのは、神無ちゃんですニャ。
といっても、豪くんや武道くんに言ったわけではないようですニャ？
「神無ちゃん？」
「あなたたちの領域に踏み込んでしまったのは、私たちのほう。騒がせてしまったことは、謝るわ。でも、悪気はなかったの」
神無ちゃん、夜中にお墓のたくさんあるところ、ボチ？ でしたかニャ、そこへ行くことがよくあるそうです。霊とお話でもしてるんですかニャア？ ミステリアスなところがイイって、オカルト系配信では常連さんですニャ。
それで、ボク、よくわからないですニャけど。
「あなたたちの邪魔をするつもりも、払うつもりもない。私たちは、すぐに出ていくわ。だから……しずまって」
霊って、説得できるんです？
「お、おい、あそこ！ 誰かいるぞ！？」
「いえ、あれは……幽霊なの？ 女の子だわ……」
「指を差してる……あっちが出口ってことか？ 教えてくれてるんだな。よし！ ふたりとも、行こう！」
説得、できたみたいですニャ。
外に出ると、空が白んできてますニャ。もうすぐ朝のようです。
「今回の探検も、スリル満点だったな！ ふたりのおかげで、無事に脱出成功だぜ。サンキューな！」
「いいえ。みんなで協力したからだわ。それと……あの女の子のおかげでもあるかしら。まだ見送ってくれてるわ」
「チームワークの勝利ってワケだな。イエーイ、ハイタッチ☆」
そんなわけで、またしてもフシギ事件を切り抜けた人間たちでしたニャ！ ま、欲を言えばもーすこし、コワがったりしてほしかったですけど。いいニャ！はいっぱいもらえましたし、よしとしますかニャー。
「ふわぁ、眠みぃ……帰ってひと眠りするとしようぜ」
「そーだネ！ 明日が休日で助かったゼーイ」
「それにしても……なんだかずっと見られてるような視線を感じるのは、気のせいかしら？ それに、どこからか聞こえてくる……これは、猫の声？ 誰かを呼んでいるの……？」
配信もそろそろ終了ってところですかニャ。コメントのみニャさんも、お付き合いどーもありがとうございましたニャ！
てゆーか、木墓さんはどこに行っちゃったんですかニャー？ シメのご挨拶をしたいんですけどニャア。ちょっと探してきますかニャ。
……うん？ ニャんだか、コメント欄が騒がしいですニャ？
なになに、『ちょっと調べてみたんニャけど』？ ふむ？
えーと。『木墓 ニャい子って配信猫は、何年か前に死んでるらしいニャ』？ 『生配信中の事故で』？
『まさに、その廃墟で』……？
………………。
ニャんか……声が聞こえますニャ？ 猫の声ですニャ？
ボクの名前を……呼んでる、ようニャ……。
………………。
か、帰りますニャ。今日はこれで配信を終わりますニャ。
お疲れさまでしたーーーニャアーーー！！
「あぁ～、いやだわぁ～。いやだニャぁ～。いるわぁ～、いるいるぅ～。あそこにも、そこにも、こっちにもいるわぁ～。はぁ～、怖いわぁ～」
ほぉ？ そんニャにですか。ボクには見えませんけども。
まあ、木墓さんはオカルト系配信猫として有名ですからニャ。木墓さんがおっしゃるニャら、そうなんでしょうニャ。
「うっ。道がふさがってやがる」
三人の人間が進む道の先には、壊れた機械やら椅子やら机やらが散乱して、とおせんぼしておりますニャ。
こういう時は、豪くんの出番ですニャ。
「よし、俺にまかせろ！」
豪くんは寝子高探検部の元部長で、道なき道を進むのは得意なのです。豪快に突き進んで、探検を楽しむ姿勢もなかなかソーカイニャと、ニャット上の動画も好評ですニャ。
「こういうのは、やみくもにどければいいってモンでもない。崩すべき一点ってやつがあるんだ。そこを抜いてやれば……よっと！」
「おーっ、さすが豪くん！ 道ができて、瓦礫もくずれてない。頼りになるゼイ探検部☆」
探検、いいですよニャア。ボクもよく探検しますニャ。知らない道をとおったら人間がおやつをくれたり、お家の屋根の上にいいお昼寝スポットがあったり、いろんな発見があったりして。楽しいですニャ。
「でもあれ、よくないわぁ～。よくないわよぉ～あれ。おこってるもの。ほらぁ～、おこってるわぁ～」
「えっ、霊がですかニャ？ おこってるんです？」
「そうよぉ～、霊の居心地いい場所を崩しちゃってるんだもの、おこるわよぉ～。おこってるニャぁ～」
おや？
なんかまわりから、声が聞こえますニャ？
人間の……たくさんの、ささやき声？
「なにか、声がするわね。どこから？」
「ど、どこからって……そこら中から聞こえるぞ！」
「二人とも、走るぞ！」
豪くんダッシュ！ ちょっととび出た邪魔な瓦礫なんかを吹き飛ばしつつ、武道くんと神無ちゃんを先導しますニャ。
廃ビョウインの出口を探すうち、声はドンドン大きくなっていくようです。木墓さん、霊ですかニャ？ どこにいるんですかニャ？ たくさんですかニャ？
「ああっ、おこってるわぁ～、いやだ、怖いわぁ～。怖いニャぁ～！ いけないわぁ～、危ないわぁ～……おこってる、おこって、はんニャぁ～～～！！」
あれ？ 木墓さん？ どこいきますニャー！？
木墓さん、急に走り出して、どこかへ行ってしまいましたニャア……？
おっ。
呼び止めたのは、神無ちゃんですニャ。
といっても、豪くんや武道くんに言ったわけではないようですニャ？
「神無ちゃん？」
「あなたたちの領域に踏み込んでしまったのは、私たちのほう。騒がせてしまったことは、謝るわ。でも、悪気はなかったの」
神無ちゃん、夜中にお墓のたくさんあるところ、ボチ？ でしたかニャ、そこへ行くことがよくあるそうです。霊とお話でもしてるんですかニャア？ ミステリアスなところがイイって、オカルト系配信では常連さんですニャ。
それで、ボク、よくわからないですニャけど。
「あなたたちの邪魔をするつもりも、払うつもりもない。私たちは、すぐに出ていくわ。だから……しずまって」
霊って、説得できるんです？
「お、おい、あそこ！ 誰かいるぞ！？」
「いえ、あれは……幽霊なの？ 女の子だわ……」
「指を差してる……あっちが出口ってことか？ 教えてくれてるんだな。よし！ ふたりとも、行こう！」
説得、できたみたいですニャ。
外に出ると、空が白んできてますニャ。もうすぐ朝のようです。
「今回の探検も、スリル満点だったな！ ふたりのおかげで、無事に脱出成功だぜ。サンキューな！」
「いいえ。みんなで協力したからだわ。それと……あの女の子のおかげでもあるかしら。まだ見送ってくれてるわ」
「チームワークの勝利ってワケだな。イエーイ、ハイタッチ☆」
そんなわけで、またしてもフシギ事件を切り抜けた人間たちでしたニャ！ ま、欲を言えばもーすこし、コワがったりしてほしかったですけど。いいニャ！はいっぱいもらえましたし、よしとしますかニャー。
「ふわぁ、眠みぃ……帰ってひと眠りするとしようぜ」
「そーだネ！ 明日が休日で助かったゼーイ」
「それにしても……なんだかずっと見られてるような視線を感じるのは、気のせいかしら？ それに、どこからか聞こえてくる……これは、猫の声？ 誰かを呼んでいるの……？」
配信もそろそろ終了ってところですかニャ。コメントのみニャさんも、お付き合いどーもありがとうございましたニャ！
てゆーか、木墓さんはどこに行っちゃったんですかニャー？ シメのご挨拶をしたいんですけどニャア。ちょっと探してきますかニャ。
……うん？ ニャんだか、コメント欄が騒がしいですニャ？
なになに、『ちょっと調べてみたんニャけど』？ ふむ？
えーと。『木墓 ニャい子って配信猫は、何年か前に死んでるらしいニャ』？ 『生配信中の事故で』？
『まさに、その廃墟で』……？
………………。
ニャんか……声が聞こえますニャ？ 猫の声ですニャ？
ボクの名前を……呼んでる、ようニャ……。
………………。
か、帰りますニャ。今日はこれで配信を終わりますニャ。
お疲れさまでしたーーーニャアーーー！！
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2022年06月16日
- 参加申し込みの期限
-
- 2022年06月23日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2022年06月23日 11時00分
