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UNDYING KINGDOM
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【罠】
急襲に遭い、図らずも黒崎の提言通りに分かれることとなった。しかしこれは必ずしも悪い展開ではないだろう。
主たる敵は二体のアンデッド。強大な力を持つだろう彼女らを引き離し連携を断てば、少なくともチームワークにおける利は人間たちのほうにある。
もっとも街中には物言わぬゾンビたちがあふれているし、環境は過酷のひと言だ。常に最善の手を選び取らねば、生き残ることはかなわない。
「お姉ちゃん、熊吉センセー、こっち!」
仙藤 蒼
、
仙藤 紫
、
吉田 熊吉
は物陰に身を潜めつつ、燃える街を進んでいた。
黒崎が彼らを先導するはずであったが、その役割は今、蒼に引き継がれている。プロ顔負けのゲーマーという彼女の一面が、状況を戦略的にとらえ仲間を導くリーダー気質となって現れたらしい。年長の熊吉先生も、蒼の指示には素直に従っている。
とはいえ彼女はいささか直情的なところもあるから、それを補うのは理知的な姉、紫の役回りだ。
「蒼、ちょっと待って。この道を突っ切ると、あっちのゾンビの視界に入ってしまうわ」
「っと、そうね。それじゃ、こっちから回り込んでいこうか」
おっとりした紫は妹ほどこの手の局面に向いてはいないのだろうが、それでも妹の補佐となれば、繊細な観察眼や冷静な判断力が上手く働いてくれた。
姉妹は表裏一体、並び立ってこそ真価を発揮できるのだろう。
「うわ、塞がってる……これじゃ通れないね」
「吉田先生、動かせますか?」
「おっしゃあ、任せろ!」
「あ、もすこし声は小さくお願いします。ゾンビに気づかれてしまいますから」
「お、おお……」
姉妹の頭脳に熊吉先生の腕力が加われば、悪路の踏破も楽になり、取りうる作戦の幅も大いに広がる。
崩れたコンクリート壁を熊吉が除いたところで、
「ちっ。こりゃまずいぜ」
開けた道の向こうには、おびただしい数のゾンビたちが佇んでいた。いずれも焦げてただれた皮膚をくすぶらせ、ところどころに発火している。動きは鈍いが、組み付かれれば火傷の一つや二つでは済まないだろう。
「! 見て、あそこ。ガレージがある」
「ガソリンもあるかもしれねえな。どうする?」
目的は脱出の要、小学校のスクールバスへ給油するガソリンの確保だ。民家のガレージはシャッターが下りており、蓄えられたガソリンが残っている可能性はあるだろう。
「……行こう。向こうの建物から回り込む。慎重にね」
行動開始にあたって、
八神 修
がまず行ったのは武器の確保だった。
「本当は、乗用車でも見つけられればいいんだが」
「ゾンビを跳ね飛ばしながらかっ飛ばすの、定番だよな~」
にしし、と朗らかな笑みを浮かべた
野菜原 ユウ
へ、手製の槍を渡す。民家で集めた包丁やナイフを、手先の器用な彼と修が工夫し、箒の柄や鉄パイプにくくりつけたものだ。急ごしらえで耐久性には大いに難ありだが、無手でゾンビに掴みかかるよりはずっといい。
とはいえこれも、あのおそるべきゴーストたちに通じるとは思えない。結局のところ、どれだけ手早く民家を巡り、ガソリンをかき集めることができるかが焦点になるだろう。
「ね、ねえ、どうするの~? どこもかしこもゾンビだらけなんですけど! それにまた、あのおっかないゴーストが来るかもしれないし……ふええ~ん」
久保田 美和
先生はいつもの楽観主義はなりをひそめ、物陰からゾンビの様子を覗いては合わぬ歯の根をかちかちとさせている。硬く身を縮みこませており、迅速な行動においては支障も出そうだし、修にとって彼女は思案のしどころとなっている。
「まったくうるさいな、この人間は……」
隣でぼやいたのは、何の因果か中学生くらいの少女に転生している、
テオ
だ。ものぐさ気質はそのままだが、生き残ろうという意思は感じるし、猫の時よりはいくらか柔軟に動けるだろう。
転生といえば、修もそうだ。寝子島での記憶を残しながら、彼の年齢は二十前後にまで成長していた。肉体のみならず、精神や知識までもだ。薬学研究者という肩書きと、それに基づいて得たスキルは脱出にも役立つだろう。
「よし、出発しよう。まずは向こうの廃墟を探索する」
「ふむ。入り口がトラックで塞がれてるな」
テオが指差したビルの廃墟には、彼の──彼女の、というべきか──言葉どおり、フレームのひしゃげたトラックがシャッターを突き破る形で止まっている。単純な思考しか持たないゾンビが入り込む隙間はないようだが、修たちなら何とか工夫して中へ入れるだろう。そこにはガソリンも安置されているかもしれない。
まずは修が道へ飛び出し、近くのゾンビの首元めがけて槍を叩き込む。急ごしらえの品だったが、見事ゾンビの首を両断することができた。
後ろにテオが続き、その後におっかなびっくりの美和先生、しんがりをユウが務める。
何体かのゾンビを始末しつつも身をかがめ、隠密行動を主体にビル跡へと近づく。
「野菜原、トラックのコンテナの扉を開けられないか? 中を通ってビルへ入り込めそうだ」
「よしきた」
ユウが工具を持ち出し曲がった扉を開くまで、音を聞きつけのそりと近づいてきたゾンビを数体切り伏せた。時間をかければかけるほどゾンビが集まってくるだろうが、ユウの手際は良く、さほども経たないうちにビルへ侵入することができた。
しかし、
「……な、なにこれ~!?」
美和先生がすっとんきょうな声を漏らしたのも無理はない。廃墟の内には、奇妙な光景が広がっていた。
「これは。人魂……?」
淡くグリーンに光を放つ、火の玉のようなものがあちらこちらに浮かび、輝いていたのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年05月23日
参加申し込みの期限
2022年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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