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【花火大会】打ち上げ花火の響く夜に。
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◆日曜日は花火で終わる。
花火大会2日目の日曜日も、朝から見事な晴天だった。夕方にはさすがに日差しも緩んだものの、熱を孕んだぬるい空気はまだまだ消えそうにない。
そんなシーサイドタウンで、屋台を目指して歩きながら、
「あぁ~、ほんっと、昨日の絢にゃんかわいすぎた~」
「真優理さん、前はちゃんと見て歩いて……」
スマホのフォトギャラリーをにへらと眺めながら歩く
水谷 真優理
に、
青山 絢
がため息交じりに注意した。が、愛しの従妹のそんな苦言もどこ吹く風、はいはーい、と生返事をしながらも真優理は、昨日撮りまくった写真を見返すのに余念がない。
いや、もちろん生身の絢、すなわちナマアヤの方がよっぽど可愛くて可愛くて可愛いのだけれども。昨夜の絢は、一緒に行った寝子ヶ浜海岸でもらった猫耳・猫しっぽを装着していて、もう可愛さが別格というか天元突破というか、常に自己ベストを上回っていくというか……
そんな訳で昨夜もさんざん見返したフォトギャラリーを、今もにへらと笑って見つめる真優理に、絢は打つ手なしと肩を竦めた。まあ、こういう人だというのは判っているのだけれども。
(昨日も真優理さん、興奮してたしね……)
絢の猫耳もそうだし、海岸エリアにあったスイカ割りコーナーで偶然スイカを割れた時なんて、ぴょんぴょん飛び跳ねて大はしゃぎだった。――本当に真優理は今年、31歳になるイイ大人なのだろうか、と疑問を抱かずには居られないのは、誰かどうか解って欲しい。
何となくこめかみをぐりぐりした絢へ、ようやく満足した真優理は視線を戻した。そうしてそのまますっとスマホを向け、バシャバシャと何枚か連写する。
「真優理さん……」
「いや~もう、今夜の絢わんも可愛い! 素敵! 似合ってる! 最高!」
絢から向けられたちょっと冷ための視線も、真優理の熱いハートを冷ます事は出来なかった。何しろ今宵の絢は大人っぽいオフショルダーのカットソーにフレアスカートで、それがメロメロに似合っている上に、犬耳カチューシャと犬しっぽストラップを装着しているのである。
無理。尊い。最高。フォトジェニック。映える。もう無理。
語彙力皆無な誉め言葉を脳内で垂れ流しながら、ゆえにフォトギャラリー……『青山絢写真集』に何枚もの写真を収めていく真優理である。そんな2人のやり取りを、祭だしな、と周囲の人々は受け流してくれている模様。
そんな多くの人々の中に混じって
鴻上 彰尋
と
七夜 あおい
も、何だか楽しそうな人たちがたくさん居るな……などと思いながら、ケモ耳・ケモしっぽ配布所に立ち寄った。そうして受け取った犬しっぽストラップを、揃ってズボンに着ければ祭を楽しむ準備は完了だ。
そうしてケモ耳・ケモしっぽな人々の中で、さてどこに行こうか、と並んで歩き出しながら、彰尋はあおいに提案した。
「あおいさん。花火なんだけど、よかったら空から見てみない?」
「空から?」
「うん。――大観覧車から見たら、面白いんじゃないかなって」
それに不思議そうに目を瞬かせた、あおいに彰尋はそう説明する。打ち上げ花火を上から見るか、横から見るか? みたいなフレーズがあったけれど、つまりはそんなイメージだ。
いつもは下から見上げる事が多い打ち上げ花火を、違う場所から見てみたらどんな風に見えるのだろう――と思った。それも出来れば上から見れるところ、と考えた時に思い付いたのが、大観覧車から見てみたらどうだろう? というもので。
思いついたら、ワクワクした。きっとそれは初めて見るだろう光景で、うまく上から見れるのかも分からないし、もしかしたら見れたとしても大したことはないのかもしれないけど――このワクワクを、あおいと共有出来たら嬉しいと思ったのだ。
そんな彰尋の提案に、面白そうだとあおいも目を輝かせる。それに安堵と喜びで胸を撫で下ろし、それじゃ、と時間を確かめた。
「それまではシーサイドタウンで色々見て回ろうか」
「うん!」
そうして仲良く頷き合って、歩き出した2人を見るともなく見送ってから、
マーガレット・ライカー
はかたかたと下駄を鳴らして、待ち合わせ場所へ向かう。手には、入場証みたいなものだと言われて受け取った、犬耳カチューシャ。
程なく辿り着いた待ち合わせ場所には既に、
響 蒼留人
が待っていた。そうして、青緑と紺の染め分けに朝顔の浴衣を身に纏う、マーガレットを見て知らず、息を飲む。
蒼留人自身は浴衣なんて持っていないので私服だが、浴衣の女子を見てスルーしてはいけない事ぐらい、彼にもちゃんと解っていた。
(ここは恥ずかしがらずに誉めないとな)
ゆえにそう己に気合を入れて、蒼留人はマーガレットを真っ直ぐ見つめ、しっかりとした口調でこう言った。
「その浴衣、似合うな……」
そんな蒼留人の称賛を、マーガレットはただ素直に受け取ることにする。マーガレットにこの浴衣が似合っているのなんて、着た時から判っていた事だけれども。
じ、と一瞬だけ蒼留人を上から下まで眺めてから、ゆえにマーガレットは『素直に』謝辞を述べた。
「ありがとうございます。響君も、その犬耳と尻尾似合っていますよ」
「あ~……まあ、ありがと」
ついでに彼が身につけていた、犬耳と犬尻尾も褒めると蒼留人は、何とも微妙な表情になる。何しろ彼が犬耳・しっぽ状態なのは、完全に成り行きであって蒼留人自身の意思ではない。
とはいえ、マーガレットに悪気などは少しもなくて、ただ思ったことを思ったままに口にしただけだという事も、蒼留人には解っている。解っているから微妙な表情のまま、取り合えず礼を言った蒼留人にマーガレットは、ほんの少し首を傾げたが、すぐに些事だと割り切って、せっかくですし、と彼女ももらった犬耳をつけておく事にする。
このケモ耳・ケモしっぽシリーズは、なんでも場所によって置いている種類が違うらしい。さすが寝子島の祭、他とはちょっと違う、と感心した。
そうして互いに犬耳になったところで、さて、と蒼留人は時間を確認した。待ち合せ通りの時間に会えたから、まだまだ花火まで遊ぶ時間は残っている。
なら、とマーガレットを見下ろした。
「花火まで時間あるし、まずは屋台を回るか」
「良いですね。どんな屋台があるのか、興味があります」
そんな蒼留人の提案に、マーガレットも異論はない。ゆえに頷き合って2人は、賑わうシーサイドタウンを歩き出したのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年05月21日
参加申し込みの期限
2022年05月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年05月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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