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【花火大会】打ち上げ花火の響く夜に。
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◆始まりは土曜日。
花火大会初日の今日は、幸い良いお天気だった。島中の雰囲気も何となく、花火を控えてそわそわしているような気がする。
そんな土曜日の夕下がり、夜店屋台も始まる頃に、
「はぁ……終わって良かった……」
森篠 琳子
は大きな安堵の息を吐いていた。身につけている出勤着は、まるで彼女の内心を映したようにくたびれている。
本来は仕事も休みの今日、なぜ琳子が出勤着を着て職場に居たのかと言えば、運悪く休日出勤になったからだった。幸い、そんなに仕事も多くなかったのでこうして、定時に上がることが出来たが。
この春に寝子高を卒業し、就職した寝子島信用金庫での新人研修も終わってテラー、いわゆる窓口係として働く日々。そのねこしんでの初めての休日出勤が、花火大会の日だというのはアンラッキーだったけれど、悪いことばっかりでもない。
(まさか、彼も休日出勤だなんてね)
ふふ、と知らず口元を綻ばせ、琳子はちら、と従業員入口を見る。秋沢覚――同じねこしんに勤める琳子の恋人も、今日は休日出勤だったのだ。
その不幸にして幸運な偶然に、苦笑し合ったのは今朝の事。そうして、ならせっかくだから仕事上がりに一緒に花火大会に行こうか、と約束したのだった。
彼の方もそろそろ出てくるかな、と時計を確かめる。花火大会の方は、もう出店も始まっている事だろう。
どんなお店が出てるのかな、と思いを馳せた祭会場の1つ、寝子ヶ浜海岸では
巫部 紫苑
が、「あらぁ?」とおっとり首を傾げた。見渡した彼女の視界には、一杯に立ち並ぶ屋台が映っている。
「ここにもお店がいっぱい並んでますね……」
今日はどこもかしこも賑やかな雰囲気で、屋台もあちこちで見かけたものだけれども。海岸にも同じように――否、どうかしたらここが1番多いのじゃないかというくらい、見渡す限りに美味しそうな屋台がひしめいていて。
ふふふ、とつい頬を緩ませた。そうして、今度は反対側におっとりと小首を傾げ、うーん、と考えを巡らせる。
こんなにあちこち屋台が並んでいるのだから、ひょっとして今日はお祭りか何かなのかもしれない。とまれ、美味しそうな食べ物の屋台を前にして、紫苑がやる事は決まっている。
「この屋台の料理、食べ歩かない訳にはいきませんね♪」
今日も沢山食べられそうです♪ と楽しげな足取りで屋台へと近寄って行く、紫苑は実のところ、今夜が花火大会だという事も、それゆえに屋台があちこちに出ているのだという事も、ちっとも理解していない。そこに屋台があり、食べ物がある、大切なことはそれだけ。
そんなマイペースな紫苑とすれ違って
稲積 柚春
は、そのまま人探し顔で歩いていく。そわそわとした足取りは、祭に浮かれる多くの来場者と同じようでいて、だが明確に違っていた。
柚春が探しているのは、大好きな大好きな人。であれば自然、歩む足取りも弾もうというもの。
――柚春は、とある『秘密』をその人と共有している。大好きな人――
ウォルター・B
先生と、偶然キスをしたのだ。
もちろんそれは本当に偶然で、ウォルター先生からは『秘密だよ』と言われていて。そうすると柚春も約束したから決して、外では明確に話題に出したりしないけれど。
喋る時、食べる時、先生の唇が気になってしまうのはもう、仕方のない事である。それを顔に出さないように気をつけて、困らせない為に何でもないフリで笑って、ただの生徒として先生を慕って――
でも、本当にそれで良いの? と自分の中の誰かが問いかけるのだ。未成年でなおかつ生徒でもある柚春に出来る、先生の傍に居るための数少ない手段――『ただの先生と生徒』というフリをしている間に、ウォルター先生が誰かのモノになってしまったら――?
(それだけは嫌だ)
ぐっ、と唇を噛み締める。だから、今日は――1人小さく呟いた柚春の決意が、届かぬ砂浜の一角に『あいおシスターズ』こと
アイオ・キャンドライト
と
喜矢武 あいお
は、仲良く並んでいた。砂が付くのも気にしないで、気持ちよさそうに砂浜に寝ころんでいるあいおが、満足そうに言う。
「花火が始まる前にステージが終われてよかったですねぇ」
「本当ですわ。間に合って良かったです」
そんなあいおの言葉に、ちょこんと砂の上に座ったアイオが大きく頷いた。あいおから『シーサイドタウンで飛び入りライブ出来る』と聞くや否や、それは参加しなくちゃいけませんわ! と駆け付けたのである。
そのおかげもあって、『あいおシスターズ』のパフォーマンスライブは無事、大盛況。その後は「姉さん! 一緒に花火見ましょう!」というあいおの提案で、こうして寝子ヶ浜海岸に移動して来て20時からの花火大会を2人、砂浜に座って待っている――という訳だった。
打ち寄せる波の音と、聞こえてくる祭の喧騒を聞きながら、あれこれと今日のライブの事を楽しげに話していたあいおが、そうそう、と姉を振り返った。
「昨日の配信のあと登録者数が50人増えてましたよ」
「やりましたね。ということは……MewTubeのチャンネルの登録者数が5000人を超えました」
そんな妹の言葉に、さっと確認したアイオは嬉しそうににっこりした。4月のお花見イベントのステージで『あいおシスターズ』を結成して4か月、まずまずのペースではないだろうか。
そんな姉の笑顔にあいおは、同じくにっこりと笑みを返した。この調子なら、『寝子島といえばあいおシスターズ』となるのも時間の問題だろう、と嬉しくなる。
この先の目標はオリジナル曲をリリースして、登録者数10万人で記念盾もらって、職業としてのMewTuberになる事だ。もちろんアイドル活動研究部も、あと勉強も――やりたい事もやるべき事も山積みだけど、在学中はとにかく頑張るしかない。
あいお1人では挫けてしまうかも知れないけれど、
「2人でなら大丈夫! 絶対に『あいおシスターズ』は夢を掴みますよ」
「ええ。これから先も2人で、ネコジマのアイドルとして頑張っていくのですわ」
妹がぐっと拳を握って言ったのに、アイオは笑顔で大きく頷いた。――が、その笑顔がわずかに曇った事を、あいおはまだ知らない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年05月21日
参加申し込みの期限
2022年05月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年05月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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