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寝子島あやかし譚 七人ミサキ
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蒼留人と歩は、立ち尽くしたままの女性を置いて、七人を追った。
「七人ミサキは」
と、歩が言う。「各地に伝説が残っているが、まあバージョンは色々とある。主に水辺に多いけど、確か東京のど真ん中に現れるパターンもあったはずだ」
「そりゃあ、大変だ」
都会のど真ん中であんな亡霊に出会ったら、大パニックだろうと蒼留人は思った。襲われた人間が亡霊になってしまうならば尚更で、ゾンビ映画のようだ。
「水辺ってことは、この川沿いに出るんだろう? このまま行かせるのか?」
「それも手だけどねえ」
運が良ければ、何事も起きずに上流まで行って朝になるだろう。だが、誰かに出会ってしまえばその人が代わりになってしまう。何より、あの女性と離れすぎるのはよくない。
「だから、こうする!」
歩はスピードを上げ、突然、飛び蹴りを食らわせた。相手は後ろから二番目を歩く巨漢だ。びくともしないが、歩は着地するとすぐさま地面を蹴り、その前を歩く少年に足払いをかけた。
両手を地面に付け、それを軸にぐるんと回転すると更に前の女子高生の足を攻撃し、今度は腕の力だけで飛び上がった。
女子高生の前を歩く主婦の背中目掛け、空中から力いっぱい足を振り下ろす。最初の巨漢と違い、主婦はよろめくと、自分の前のサラリーマンに倒れ掛かった。
攻撃を受けた五人が五人とも、ゆっくりとした動きで、しかし確実に歩をその視界に捉える。ぼんやりとした目は、色こそ滴と同じだが、まるで生気がない。
「そ、漫さん!?」
先頭を歩く修験者の足が止まった。当然、滴も。だが二人はそこから動かない。
「ふぅん。攻撃された奴だけが反応する、と」
「何を呑気な……」
「これでこいつら、ここから移動しないだろ?」
パチン、とウィンクした歩は、主婦、女子高生、少年を指差した。
「その三人の相手頼む!」
「三人も!?」
「俺はそこのリーマンと」
巨漢が腰から大きなナイフを抜き、歩の頭上から振り下ろす。たんっ、と地面を蹴って、歩はそれを避けた。
「こっちの軍人の相手するからさ!」
確かに軍人のような巨漢よりは、残りの三人の方がましな気もする。が、生気のない目を見ているだけで、背筋が凍り付くようだった。
恐怖を振り払うかのように、蒼留人は木刀を構えた。既に自主練のせいで腕はパンパンだったが、疲れも痛みも頭にない。
たんっ、と地面を蹴り、主婦、女子高生、少年の手を叩いていく。三人は持っていた武器を落とし、それを拾うと蒼留人の方を向いた。これで彼女たちの意識は、蒼留人に向いた。
サラリーマンはカッターを持ち上げた。チキチキチキ、と音を立てて刃を出すと、おもむろに歩へと襲い掛かる。スピードがないので避けるのは容易い。くるり、と一回転し、歩はサラリーマンの腹部へ後ろ蹴りを叩き込んだ。
サラリーマンが吹っ飛び、地面にもんどりうつ。だが彼は何もなかったかのように、ゆっくりと立ち上がろうとしていた。
「……タフ」
さすがは二十四時間戦っていたサラリーマンである。
その時、背後から軍人がアーミーナイフを突いてきた。咄嗟に上げた脇の下を、ナイフが通過する。
「おっと!」
たたたん、たんっ、とタップダンスのようなステップで、歩は距離を取った。
軍人はナイフを突き出し、水平に構えた。焦点の合わぬぼんやりとした目にも関わらず、狙っているのが心臓なのがよく分かった。
「こいつら心臓を狙ってくるぞ!」
歩は大声で蒼留人に教える。狙いが分かれば、こちらも防御がしやすいというものだ。
じりじりと軍人が間合いを詰めてくる。蒼留人はナイフではなく、軍人の足元を見ていた。
ほんの僅か、爪先が踏み込んだ瞬間、歩は大きく飛び退いていた。同時に軍人が一気に距離を縮め、ナイフを大きく突き出す。
何もないところをナイフが凄まじいスピードで通っていった。
着地した歩は、その姿勢から天に向けて蹴りを繰り出した。サラリーマンの顎に、ピンポイントにヒットする。
サラリーマンは仰け反るようにして空中に吹っ飛び、地面に落ちた。が、やはり何事もなかったかのように立ち上がろうとする。
「……ほんとにタフ」
この時代のサラリーマンは、何かヤバイ薬をやっていたのでは、と歩は思った。
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担当ゲームマスター
泉 楽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年05月17日
参加申し込みの期限
2022年05月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年05月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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