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モフれ! 第36回寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト!
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●シンデレラ・バカンス
真っ白な光を遮るパラソルの下、
稲積 柚春
は頬杖をついていた。
彼女の前には、逆円錐のグラスに入った爽やかなひまわり色のジュースが置かれている。シンデレラという名のオレンジとレモンとパインをブレンドしたノンアルカクテルだ。縁に添えられた赤いチェリーがアクセントになっていて、同じ赤のストローが二本向かい合わせに刺さっている。所謂カップル仕様なのが少しばかり気恥ずかしい。
ジュースを挟んで向かい側に座るのは、カプセルギアのвор。
ミントグリーンの機体が、カクテルグラスの黄色に映えるの写真に収め、柚春は潮風に瞼を閉じた。
「海かぁ……」
カクテルの黄色は
ウォルター・B
先生の髪の色。
先生は使用人付で高級住宅街に住んでるらしいって上級生の噂話で聞いたけど、いかにもなサングラスをかけてパラソルの下、ビーチチェアで横になって金魚鉢みたいなグラスのトロピカルな飲み物を飲むのかな――などと夢想する。
「ふふ、似合いそう」
口元で笑んで瞼を開けると、視線の先に、今想像した通りのウォルター先生がいた。
「せ、先生?」
「稲積? 奇遇だねぇ」
「はい。あ、の、ご一緒しても?」
ウォルターはサングラスをすこし鼻先まで下げて、澄んだブルーの瞳で柚春を見つめる。何か含みがあるような沈黙の数秒があって、やっぱりダメかと諦めかけたそのとき、ウォルターの唇が動いた。
「いいよぉ」
ウォルターと柚春は『先生』と『生徒』だ。
本当はこんな風に公の場所で近づきすぎるのはいけないことなのかもしれない。
そう思えば思うほど、背徳感と恋慕が綱引きして、心臓が高鳴ってゆく。
(ドキドキする……でも『先生』は『生徒』との線を越えないように線引きする……よね)
分かっている。
でも分からないふりをしたい。
線のギリギリまで、近づきたい。
ウォルターは気だるそうに半身を起こして、サイドテーブルのグラスに手を伸ばした。グラスの氷がからりと鳴って、中身がほとんど空であることを知らせてきた。
柚春は咄嗟に、まだ口をつけていないシンデレラをサイドテーブルに置いていた。
「ジュース一緒に飲みませんか?」
「え?」
サングラスの中の青い瞳が見開かれたのがわかった。
ビックリさせてしまった。なんてことを言ってしまったんだろう。柚春は照れ隠しに笑ってみせる。
「まわし飲みダメなタイプでした?」
「そうだねぇ、あんまり好みはしないけど」
言いながら、ウォルターは赤いストローの片方に唇を寄せる。
「なに? 飲まないの?」
「飲むんですか?」
逆に驚いて聞き返す。
「喉乾いてるし、稲積の決死のおさそいだしねぇ」
ウォルターはすこし意地悪く喉の奥でくつくつ笑う。
「いらないなら貰うよ? 僕、遠慮とかしないよぉ?」
「のっ、飲みましょう!」
向かい合わせのストローに吸い付くために顔と顔とが近づく。
(夢、みたい……)
普段見れない距離の先生から目が離せない。
(夏休みは『先生』もお休み……なら良かったのに)
ギリギリの線での駆け引きのつもりだった。生徒でいてあげるけど、その他大勢にはなってあげない……そんな気持ちだった。けれど。
(やっぱり恥ずかしい! 難しい!)
できるだけゆっくりと思っていたのに。
いつの間にか飲み干してしまって、名残惜しくストローから唇を離す。
同時に離れたウォルターがやや不審げに眉を寄せた。
「すごく……見られていた気がするんだけど」
「あは、あはは。あ、そうだ、先生、もし時間があったら遊びません?」
誤魔化して。
砂浜に飛び出す。
遊んでいると、ウォルターの元に実行委員が来てコンテストに出ないかと言ってきた。
困っている様子だったので、柚春はウォルターの腕を引いて走った。
「先生は私を補導に来たんです、仕事を増やさないで下さい!」
「え? 補導って、適当なことを……」
もしも捕まるなら僕のほうだよぉ、と先生がぶつぶつ言っていた気もするが。
手を取り合って走った砂浜の熱さは、しばらく忘れられないだろう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年04月23日
参加申し込みの期限
2022年04月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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