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モフれ! 第36回寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト!
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●もふっと開幕! ビーチ! スターズ!
天気予報の違うことなく、寝子島は朝から快晴だった。
寝子ヶ浜海岸には穏やかな波が打ち寄せている。
朝早くから集まった人々が、いくつもの天幕と派手な飾りつけのステージのまわりで慌ただしくしている。
浜辺の砂は太陽が高く昇るごとに熱気を増していった。砂浜はカラフルなパラソルで満ちていき、思い思いの水着で、しかもどこか異形めいた装いの人々で華やいでいく。
やがて刻を迎え――白い花火がポン、ポポンとカスミソウの花開くみたいに連続で鳴って、夏の祭典の開幕を告げる。
『第三十六回寝子ヶ浜ビーチ☆スターズコンテスト! 今年のテーマは『けもの』! みなさまどうぞこぞってご参加くださーいっ! というかご指名いたしまーすっ! 会場のみなさま、盛り上がってまいりましょー! モフーーーー!!!』
モフーーーーー!!!
今年の合言葉で会場の皆々様がレスポンスすれば、歓声の大きさを捉えたかのようにステージに据え付けられたケモミミ型の大型ランプがぴっかぴっかと輝いた。今回のコンテスト審査で大事な役割を果たすモフ・インジケータという代物である。
「今年も盛り上がりそうだな」
鴻上 彰尋
は手庇をつくってステージのほうを遠目に見遣る。
テーマは『けもの』というので、ほかの人のコスプレ?に比べればささやかではあるが、青灰色の狼の耳がフードに付いた袖なしパーカーで参加している。度合いはともかく、主催者のアイデアに乗っかって自分が出来る範囲でちょっとでも企てに参加するのは嫌いじゃない。彰尋が準備や下支えの側に回ることが多いから思うのかもしれないが、もしも自分が主催者だったら、一生懸命考えて準備した分、参加した人たちがアイデアを材料にして思い思いに膨らませて楽しそうにしてくれたら、やっぱり嬉しい。
それに、ここにいる人達が非日常をちょっぴりだけ共有している感じは、悪くない。
(けもの、っていうのは思いがけなかったけれど)
雰囲気を楽しみながら、これといって目的地もなく砂浜を歩いていた彰尋は、正面から歩いてきた女の子が思い切り手を振ってきたのに気づいて足を止めた。
――ほんとうは、心臓も止まるかと思った。
だってそれは
七夜 あおい
で、偶然にも――……。
「パーカー、おそろいだねっ」
弾むように駆け寄ってきたあおいは、水着の上に羽織っていたあざやかなオレンジ色の狼耳つきパーカーの胸のあたりを摘まんで笑った。弾むようなその笑顔が眩しくて、彰尋の言葉は細切れになる。
「あ、うん。ほんとう、だね」
「彰尋くんもあそこのお店で買ったの?」
あおいが口にしたアパレルショップは、以前も偶然同じシリーズものを買っていた店で、彰尋も御用達だ。
「そう」
それを聞くと、あおいは嬉しそうにその場でくるりと回って、着ているパーカーを褒め称えた。
「このシリーズ可愛いよね。裾が長めでおしりまで隠れるのもいいし、何より、ふさふさの狼のしっぽに一目惚れしちゃって、思わず衝動買いしちゃったんだよね」
パーカー入手の成り行きが自分と似通い過ぎていて、彰尋はなんだか嬉しくなる。
「そうなんだよ。耳もいいけど、しっぽのふさふささに俺も惹かれちゃって……」
「わかるよー。彰尋くんの、男物だからかな。しっぽ、私のより大きいかも。ちょっと触らせて」
あおいがうしろに回り込んで、彰尋のパーカーについているしっぽをさわさわと撫でる。
「うわあ……」
手触りがいいのか恍惚と吐息を漏らして、頬ずりまでし始める。
「あ、あの、」
戸惑う。これっていったいどういう状況だろう。いけないことをしているかのような背徳感がチクチクと胸を刺す。もしも本物のしっぽだったら、感じすぎて立っていられなかったかもしれない。
「あおいさん……」
どうしていいかわからず名を呼ぶと、あおいは我に返ったように照れ笑いして手を離した。
「ごめん! あまりにも気持ちよくて」
「いいよ」
とは言ったものの、自分が感じていた背徳感が気まずくて、ふと目に入った屋台を指さす。
「何か飲まない?」
――たぶん、自分は慌てていたのだ。
彰尋は出てきたトロピカルジュースを見て、気を落ち着けようと何度も己が胸に言い聞かせる。
下の方がふんわり膨らんだフロートグラス。夏らしいビタミンカラーのジュースが溢れんばかりに満たされて、氷がカランカラと涼し気な音を立てる。ふちに添えられているのはパイナップルと飾り切りされたオレンジ。そこまではいい。問題は差し込まれている真っ赤なストローだ。その数は2本。しかも。
「ハート……」
2本の赤いストローを向かい合わせに折り曲げてハートの形にしてあるのである。
(これはいわゆるカップルドリンク……どうしよう)
彰尋は赤くなった頬をあおいに見られまいと空のほうを見上げて、彼女のほうにジュースを押しやった。
「あおいさんどうぞ、飲んで」
「え、そんな。このジュース、量も値段も二人分でしょ、二人で飲もうよ」
「えっ」
驚く彰尋を、あおいは屈託ない笑みで見上げてくる。
「あっ、でも同時にってのは恥ずかしいから……代わりばんこで、ね?」
本当に。
悪戯っぽく舌を出すとか、反則だと思う。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年04月23日
参加申し込みの期限
2022年04月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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