this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
異世界転生・ギガンティックバトル
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
11
つぎへ >>
【希望】
格納庫へ続く通路では、医療スタッフらが負傷した隊員達の手当てに追われていた。
「もう! こんなときに卵城医官はどこに行ってるんですか!」
ナースが声を荒らげる。
そのとき、その横をある男が駆け抜けた。
「え……? あ、雨崎教官! こんなところでいったい何をっ……」
「緊急事態だ。私も出る。相棒のメンテナンスは済ませてあるな?」
「そ、それは万が一のために、いつでも出れる状態にはしてありますけど……」
「そうか。なら、君も生きている者の手当てが済んだらここを離れろ。この基地はもう長くは持たない」
「え……?」
悲壮な決意を瞳に湛えた荒太郎の言葉に、ナースが息を詰まらせたとき、彼はもう『相棒』のハッチの中に消えている。
「……久々だな相棒ー、老けたりしてないよな?」
久しく見ていなかった操縦用のコンソールを撫でながら、荒太郎が現役時代の顔に戻っていう。
彼のハンター、『ファントム・フェザース』は銀色のギリシャ彫刻の戦士のような猛々しい容姿をした『二人乗り』のハンターだ。
だが、副操縦席で自分の背中を任せられるパートナーは――もうこの世にいない。先のビーストとの大戦で負った傷ですでに他界してしまったからだ。
しかし、それでも荒太郎は単独でハンターを操ることができる。
なぜなら、荒太郎は過去の戦闘データを基に、今は亡き彼のパートナーの名を冠した補助AIを開発し、ファントム・フェザーズに搭載したからだ。
それ以来、荒太郎はファントム・フェザーズのことを相棒と呼ぶようになった。
「さて。行くか、相棒」
静かな口調で語りかけると同時、荒太郎はハンターを急速発進させた。
その頃、志桜里の強襲は、いよいよ苛烈さを増していた。
「ふふふ。人類の叡智の結集したハンターと言っても他愛のないものですね」
志桜里は残骸と化したビルを足で粉砕し、踏み慣らし、綺麗に整地してしまう。
「……っ。このままじゃ、ジリ貧だ……」
想花は、このままでは埒が明かないと悟り、僚機への通信を開いた。
『このままじゃ押しきられる。ぼくが突破口を開くから、援護をお願い』
『わ、わかった! でも、突破口を開くってどうやって――』
真白が訊ねるよりも早く、想花は機体を急加速させて一気に懐へ飛び込む。
「ちょこまかとうっとうしいですね!」
志桜里は、翼と尻尾を振り回して想花を叩き落とそうとする。
(……やらせるもんか。ダメージを蓄積させた箇所に必殺技を叩き込んでやる)
静かな決意を瞳に宿らせ、想花は機体をさらに加速させた。
その頃、ラッセルは、ようやくシェルターの中で目を覚ました。
「……あれ? 俺、こんなところで、何を? って、なんだ、あの怪獣!?」
転生前の記憶が戻ったラッセルは視界に飛び込んできたモニターに映し出された怪獣の姿に目を瞬かせる。
さらにラッセルを驚かせたのは、人々がまるでゲームでも観戦しているかのように呑気な歓声を上げていることだ。
(あの中には人が乗ってるんだろ……? それなのに、なんでみんな楽しそうに応援してるんだ……?)
と、そのときラッセルはモニターの端に逃げ遅れた人の姿を見つける。
「あれは……」
それは、さっきラッセルを助けてくれたあの男性の姿に違いなかった。
あの男性は逃げ遅れた人を助けるために、シェルターを飛び出したのだ。
と、そのとき、その勇敢な男性の背後に小型のビーストが迫っていた。
(……さっきあの人は俺を助けてくれた。だから、今度は俺の番だ)
気がつけば、ラッセルは外に飛び出していた。
「間に合ええええぇっ!」
「えっ……?」
背後に迫るビーストの気配に気づかぬ男性を抱え込み、ラッセルが地面に転がり込む。
背中に走る微かな痛み。だが、勇気を出した甲斐はあり、ラッセルは男性を助けることに成功する。
「……き、きみは……どうしてここに?」
男性は目を白黒させながら、ラッセルの顔を見る。
「どうしてって、さっきあんただって俺を助けてくれたでしょう? それと同じですよ! さあ、立って!」
男性を助け起こすと、ラッセルは物陰を崩壊した建物の上からロッカーを落とすなどして、小型ビーストを翻弄する。
そんな彼の姿はシェルターのモニターを通じて、多くの人々に共有される。
「……おい。あいつ一人にカッコつけさせていいのか?」
ざわざわと、ラッセルの勇気が彼自身も知らずして投じた一石によって、シェルターの中に大きな波紋を起こす。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
異世界転生・ギガンティックバトル
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年04月15日
参加申し込みの期限
2022年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!