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異世界転生・ギガンティックバトル
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9.【決着[2]】
「ちっ……!」
志桜里は真白の意図を見抜くと、尻尾をジタバタと振り乱した。
「くぅ……!」
四脚型の変則的な機動で、真白は志桜里の猛攻をかいくぐる。
そして、四つ脚を志桜里の鱗と鱗の隙間に差し込み、竜の口を大きく開いた。
「行けえぇ! 必殺のッ――ブラスターブレス!」
喉奥が赤く閃き、放たれた光の奔流が真っ直ぐ志桜里の鱗の隙間に突き刺さる。
「ぐぅううううううっ……!」
巨躯を仰け反らせて呻く志桜里の悲鳴に大地がぐらりと揺れる。
「やった……?」
手応えを感じた真白がコックピットの中で拳を握る。
「……いえ、やってはいませんが、やってくれましたね?」
「……っ!?」
鱗の隙間から毒々しい色の血を滴らせた志桜里の殺意の眼が真白を捉える。
(……こ、これは大ピンチ!?)
殺意を煮詰めたような視線に真白は心臓がすくむ。
ラッセルは、逃げ遅れた人々の救出を続けていたとき、串刺しになった想花のハンターを発見した。
「……おい、串刺しじゃねぇか! パイロットは――え……?」
慌てて駆け出そうとした彼は、いつのまにかシェルターを飛び出した人達が想花を救出する様子を目撃する。
「よかった」
ホッと息を吐く。パイロットの無事と、人々にまだ人の心が残っていたという事実に。
「あっ……」
と、そのとき、上空で、ハンター達がビーストに最後の攻撃を仕掛けようとしている様子がラッセルに見て取れた。
「……あのハンター。俺の知ってる誰かが乗ってる……? うおおお! いっけええええええええ!!!」
ラッセルは声の限りの声援を青空に響かせた。
指令室でも、必死の応戦が続いていた。
「各火器管制に告ぐ。多少の被害は構わん。火線をオブリタレイターに集中させて、味方機の離脱を援護しろ」
『了解!』
修の指示で基地のあちこちに設置された砲台から志桜里に集中砲火が放たれる。
「ちぃ……。うっとうしいハエですね」
刹那、眩い閃光が迸ったかと思うと、志桜里の口から放たれたビームが司令部にヒットした。
「……っ!?」
衝撃に壁まで飛ばされた修が立ち上がったとき、さっきまでエレノアがいた場所は跡形もなく消し飛ばされていた。
「……エインズワース博士」
修は頭を振る。
そのとき、通信から男の声が届く。
『八神君。聞こえているか?』
「……雨崎教官!? 今、どこにいらっしゃるんです?」
修が聞き返すと、荒太郎は口の端をわずかに曲げる。
『今、相棒と巨大ビーストに向かっている。これは僕から君への最後の命令だ。そこから奴の注意を逸らしてくれ』
「……っ」
その表情と声で、修は全てを悟る。
(……教官は、死ぬ気だ)
そのとき、修の頭脳はフル回転し、なんとか教官を失わずに済む方法はないか模索する。
だが、なかった。ならば、修は彼に託された役目を果たさねばならない。
「……各員、再度、残存する火力を目標に集中せよ!」
光る涙を目尻に浮かべつつ、修は基地の全系統に命令を発した。
凄まじい加速度が荒太郎の肉体を蝕んでいる。
「やはり昔のようにはいかないか……がはっ……」
不意に口から血の塊が吐き出される。
AIの載ったコンソールから、パイロットの異常を伝える警告音が響く。
「……気にするな、相棒。これくらいの無茶は日常茶飯事だったろ?」
やがて、体長3mを越すビーストが目前に迫ってきた。
同時に、ハンターの心臓部分を暴走させて、自機を巨大な『爆弾』へと変質させる。
『……っ……貴様……いったい何をっ……!?』
司令部からの砲撃に気を取られていた志桜里が、狼狽えた表情でこちらを見据える。
怨念じみた咆哮の中、地上の戦士達は遅れて荒太郎の存在に気づく。
「な、何をする気なの……!?」
真白は叫ぶ。
「……荒太郎?」
萌々子の亡骸を抱き泣いていた楓香もまた嫌な予感に顔を上げる。
荒太郎は笑う。
「……ビーストには、なぜ人間が誰かのために戦うか、理解できないだろうな。教えてあげよう。それは、それが"人間"だからだよ……!」
『くっ……おのれっ……おのれぇえええええええええええええっ……!』
絶叫する志桜里に荒太郎の愛機が突撃し、白い光が爆ぜた。
彼の言葉がビーストに届いたかは定かではない。
ただ一つ確かなのは――光が収束したとき、オブリタレイターは上半身を吹き飛ばされて絶命し、他のビースト達は撤退を始めたという事実だけだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年04月15日
参加申し込みの期限
2022年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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