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●サイバー下町そぞろ歩き
右手には謎肉串焼き。
左手には電脳ブレンドされた薬草茶。
響 タルト
はそれらを交互に口へ運んでご満悦だ。
喉元過ぎれば熱さを忘れ。Qちゃんに追いかけられたことにめげもせず、タルト案内を申し出てくれた
シオ・レイゼルオーク
といっしょに、310商店街をそぞろ歩いていた。ヴァーチャル狛猫の
一之助
さんと
二右衛門
さんもいっしょだ。
「猫さんたちによると、このあたりでそれらしい屋台を見かけたことがあるらしいねー」
「タルトさんは猫さんから情報を集められるんですね」
「まあ、なんとなくね。猫はともだちだから」
じっさいは、<チェシャ猫>の能力でこっそり猫に変身してにゃあにゃあ聞いてみたのだが。
「ラーメン。正しく伝説であり、求められてやまない――とまあ、そちらも良いのですが、こちらもオススメ」
シオはにこにこそう言って、下町グルメやおでん屋台、昭和グルメまで次々と案内してくれた。310商店街はどこも、絶妙な具合に剥げた看板やら、内装のネオン小物やら、真っ赤でキューブ型のテレビ、丸いダイヤルのついた黒電話など、レトロで可愛らしくて雰囲気がある。タルトはすっかり観光客気分だ。それが却ってよかったのかもしれない。木を隠すなら森の中、というが、観光客然としていればQちゃんの警戒網にはひっかからないようで、幾度かすれ違ったが追ってはこない。
「謎肉おいしーっ」
歩き食べは、お行儀が悪いとされているが、ここではべつだ。串焼きを頬張ってタルトは下町散策を満喫していた。屋台の食べ物はほとんど合成食材で作られたものだが、眼鏡をかけてヴァーチャルなフィルタを掛けることで、より本物らしく感じられる。
そんなタルトを微笑ましく眺めて、シオは狛猫たちを振り返った。
「狛猫さま。今日もモフモフが素晴らしいですね」
「そう褒められると」
「照れるのう」
白い毛の獣たちは、ほんのり頬を染めているように見える。
「つかぬ事聞きますが
お三夜さま
は本日はどちらに?」
「お三夜さま?」
シオがネコジマジンジャのご祭神の名を出すと、狛猫たちはきょとんと顔を見合わせた。
その反応に、シオの方が戸惑う。
「ほら、狛猫さま方とよく一緒にいらっしゃる黒毛赤眼の素敵な方ですよー」
「たしかにネコジマジンジャの祭神はお三夜さまと申すが……」
「電脳化はなさっておられず、神域にお篭りでござる。なかなか一緒には……」
「え……」
記憶が、おかしい。
狛猫さま方とお三夜さまが一緒にいたのは、いつの記憶だろう。
シオの脳裏にザザッと磁気嵐のようなノイズが走り、赤い鳥居が連なる森のような映像が差し込まれる。
「この景色は……」
こめかみを抑えたそのとき、路地から飛び出してきた猫と少女が、それぞれタルトとシオの胸に飛び込んできた!
「あっ、三毛谷さん!」
猫は三毛猫、尾は二又。タルトとは知り合いのようだ。
少女の方は大きなリボンのツインテールで、慌てたようにシオから離れて、ぺこりと頭を下げる。
「す、すみませんっ、ちょっと追われてて」
「あら? もしかしてVVIの『まゆゆー』さんですか?」
「はい。元気いっぱいビタミンカラー、まゆゆーです☆」
まゆらは条件反射でアイドルポーズを決めてしまう。
「って、決め台詞言ってる場合じゃなかった。あたしたちQちゃんに追いかけられてて……って言っても悪いことしたわけじゃなくて、」
「『ラーメン』を探していたら急にQちゃんに追いかけられた?」
「そうなの」
そのとき、通りの向こうからQちゃんが現れた。
タルトは食べかけの謎肉串焼きをまゆらに押し付ける。
「三毛谷さん!」
抱いていた猫又を地面に放つやいなや、タルトは持っていたお茶を自分の頭にぶちまけた。
するとどうだ。
タルトは縞猫に、三毛猫猫又のほうは山高帽に和服をきた青年に変身したではないか。
青年――
三毛谷 道哉
は咄嗟にシオとまゆらを手近な土産物屋の店内に押し込んで隠し、自分は猫になったタルトを帽子の上に載せると観光客を決め込む。
Qちゃんは姿を変えたタルトや道哉を認識できなかったのだろう、すうっと素通りしていった。
「うまく誤魔化せたようだね、響嬢ちゃん」
「にゃあ♪」
Qちゃんが行ったのをたしかめて、シオとまゆらが土産物屋から顔を出す。
「おふたりはお知り合いなんですか?」
シオが尋ねると、道哉はにこり。
「ああ、まあ。猫友でね」
そのとき路地の角から、白衣で眼鏡で前髪だけ赤く染めた三つ編みの女性が手招きを寄越した。
「君たち、こっちだ」
「どちらさまでしょう?」
「あたしはDr.T。またの名を
天神平 庵
。表社会にも裏社会にも通じる薬学者で、趣味は薬の研究と実験。『生身の肉体がある限り、薬学はなくならない』が信条だ。化学物質全般の取り扱いなら任せてくれ」
濃い。
自己紹介が、濃い。
全員の目が点になっている。
「ゴホン。ともかく。――おいで。Qちゃんに邪魔されずに話ができるところへ案内しよう」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月29日
参加申し込みの期限
2022年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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