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おいでませ! 寝子島マルシェ。
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初瀬川 理緒
と
佐和崎 紗月
が寝子島マルシェへやって来たのは、今日が仕事のオフの日だったからだ。仕事――つまりグラドルの。
大学の期末テストも終わり、これから9月半ばまで長い夏休み! とはいえ、グラドルとして仕事をする理緒に、本当の意味での長期休暇などあるはずもなくて。
むしろ大学が休みの今こそが稼ぎ時、とばかりに舞い込む仕事に精を出す日々で、たまたま訪れたオフが今日だった。ゆえに同じくオフの紗月と2人、デートがてらやって来たのだけれど――
そう、同じく、と言えば
「本当にびっくりしたよ。まさか紗月まで、ねぇ」
「もう、理緒ちゃんたら。それ、もう何回目?」
しみじみと言う理緒に、紗月がくすくすと笑みを零す。何しろその言葉通り、彼女たちの間でこれは何度となく繰り返された話題なのだ。
すなわち、紗月もまたこの春にグラドルデビューをした、という事。まだ7月にもかかわらず、今年はすでに色々と――どうにか受験に通って大学生になったり、他にも色々と――激動だったのだけれど、理緒にとっては今のところ、これが1番の驚天動地の出来事だった。
とはいえ、
「紗月と一緒に仕事できるようになって嬉しい」
「――うん、私も」
結局のところ、1番大事なことはそれに尽きるのだと笑って言った、理緒に紗月がはにかみながらこっくり頷く。紗月にとってもまた――否、紗月にとってはそれこそが、グラドルになろうと決めた理由のすべてだった。
少しでも恋人の理緒と一緒に居たい、その想いがなければきっと、こんな事はしなかっただろう。そう考えてぎゅっと握り締めた、紗月の手を理緒の手がそっと包み込む。
そうしてふっと微笑み合い、傍から見れば仲の良い親友のようにマルシェを見て回り始めた、2人とすれ違った
小山内 海
は、農産物販売コーナーの赤のパラソルを見上げて歩いていた。正確にはその中にあるはずの、島山菜園のスペースを探して。
シーサイドタウン駅前で開催されるという寝子島マルシェに、島山菜園が参加すると弥生が言ってたなと思い出し、面白そうだから覗きに行ってみようかな、とやって来た海である。ゆえに、とりあえずは島山菜園のスペースを目指して、その途上で心惹かれるブースがあれば覗いて――とそぞろ歩けば、思っていたよりお店も人も結構多い。
これなら楽しめそう、と楽しくなる海の目指す先、島山菜園スペースにはちょうど、
七尾 蒼也
が到着した所だった。
「こんにちは、七尾だ。手伝いに来たぜ」
「七尾さん。こんにちは」
スペースの中、ちょこんと座っている弥生を見つけて声をかけた弥生に、かけられた弥生は蒼也の方へと顔を向け、微笑みながらぺこりと小さく頭を下げる。そんな少女に頷いてから、蒼也は一緒に話していた十海と
仙藤 蒼
へと向き直った。
ほんの少し、眉尻を下げる。
「こんにちは。――邪魔したか?」
「大丈夫だよ。七尾君が来なくても、そろそろ行こうと思ってたとこだから」
そんな蒼也の言葉に蒼が、ひょいと肩を竦めながらそう言った。ねー、と姉の方を振り返れば、
仙藤 紫
も首肯する。
マルシェに出店しているのは、島山菜園ばかりではない。他にも見て回ろうと、久幸達に手を振り姉妹が揃って向かったのは、来る途上で気になった幾つかのスペースだ。
この時期においしい野菜と言えば、トマトやキュウリ、ナス、それにズッキーニ、トウモロコシなどなど。島山菜園でも幾つかは売っているけれど、やはり農家によって育てている種類や量に違いはある。
ゆえに、次に覗いた『野菜の袋何でも1つ200円』のスペースで、蒼が買ったのは大好物のトマトだった。それも、ずっしりトマトの詰まった袋を5つ。
何しろ夏はトマトが一番おいしい季節だから、山のようなトマトも蒼にとってはただ天国なだけである。そのまま生で齧ったり、スライスしてパンにはさんだり、刺し身みたいにして食べたり、肉やチーズを詰めてオーブンで焼いたり……想像しただけで口の中に、トマトの酸味とかすかな甘みが広がってくるようだ。
それらを夢想して、んー、と至福に浸る蒼の傍らでは、紫がバランスも考えながら色々な野菜を購入していく。最近彼女の行く店では野菜が高くなっている事が多いので、これらが200円で買えるのは嬉しいの一言に尽きた。
ゆえに野菜をあれこれ見繕い、あれも良い、こちらも気になる、と頭を悩ませる紫達が後にしてきた、島山菜園では蒼也が「店番を手伝うよ」とスペースの中に入り、弥生のサポートについていた。何か弥生ちゃんの助けになりたい、と考えてのことだ。
目の見えない弥生は基本的には、お金を扱ったりする細かな作業には向いていない。けれども時に人が津波のように押し寄せるマルシェでは、そう言ってばかりも居られない。
それゆえの工夫なのか、どうも思っていたより彼女に助けは要らないのかも知れない、とすぐに蒼也は気づく。
(……そうか、見えなくても触ってわかるんだな)
弥生が見えないのをいいことにお金をごまかすような客はいないか? と目を光らせていた蒼也だけれど、弥生は少し時間をかけながらも、手触りで受け取ったお金を確認していた。そうしてお釣りは、置き場所を工夫して見えなくても返せるようにしてある。
それに何より、弥生が見えないと判ると多くの客が、金額を伝えてくれたり、急がないから大丈夫よとにこにこ見守っていてくれるのだ。まあ中にはもしかしたら、元より島山菜園の常連で、弥生の目のことも良く知っている客も居たのかも知れないが。
これがマルシェか、と蒼也はその光景に驚きを覚える。そうして、それでもやはりサポートが必要な時には弥生を手伝い、せっせと働くのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月23日
参加申し込みの期限
2022年03月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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