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【海開き】Enjoy Beach Opening!
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◆
「かーさ、かや、こっちこっちーにゃー!」
アルバイトを終えてマリンスクールを出た夏朝と夏夜の二人を、笑顔のハルくんがぶんぶんと手を振って迎えた。
「ハルくん、おまたせ!」
「長く待たせてごめんね。変わった事はなかった?」
「頭キーンってなったりしたけど大丈夫にゃ、楽しかったにゃー!」
「頭きーん?」
「かき氷じゃない?」
付喪神になって初めての夏を満喫していたことがそれだけでもわかって、夏朝と夏夜は顔を見合わせてくすりと笑った。
「それじゃ行こっか」
「ビーチアスレチックで遊ぶにゃー!」
「楽しみだね、ハルくん!」
ビーチアスレチックエリアへと向かい、ライフジャケットを装着する三人。そうちゃーく!と、ハルくんはこれだけでも楽しそうな様子だった。
「けど……水着隠れるにゃ?」
「水着が隠れるのは仕方ない、安全重視だからね」
「その代わりに僕等を守ってくれるよ」
そうして三人手を繋ぎ、桟橋を渡ってアスレチックエリアへ。
「色々遊びたいのにゃ!」
遊びたい盛りなハルくんが、目をキラキラさせてビーチアスレチックの遊具を見まわす。
「時間はいっぱいあるからね。遊びたいのがあったら遠慮なく言ってね」
「それに、ゆっくり決めていいからね」
じゃあ、えっと、と視線をあっちこっちさせるハルくん。どこもかしこも遊具なので、目移りしてしまってしかたがないようだ。
そうして迷うこと少し、「スライダーがいいにゃ!」とハルくんは元気いっぱいに宣言した。
波のせいなのかゆらゆらと揺れるスライダーの縁に、三人が並んで腰かける。海へと続くスライダーの傾斜はそこまで急じゃないけれど、意外と高さがあった。
せーので一斉に滑ることに決めて、三人は少し前に出た。
「それじゃ皆で滑るのにゃ!」
せーの、
「ゆらゆら揺れるスライダーはどんなものかああああああ!?」
「うわああああああああ!?」
「にゃああああああ!!?」
思ったよりもめちゃくちゃ速かった。
悲鳴が尾を引きながら、そのまま三人は海に投げ出された。ややあってから、ライフジャケットでぷかぁと浮き上がる。
濡れた髪をかきあげて、夏夜が二人に問いかける。
「皆大丈夫……?」
「あ、うん、僕は大丈夫……楽しかったね!」
「……にゃ……結構速かったにゃ……でも楽しいにゃー!」
ハルくんが手をバタバタさせてはしゃぐたび、そのはしゃぎようを表すように水しぶきが上がる。
そんなハルくんへ微笑ましげな視線を向けながら、夏朝は夏夜に問いかけた。
「夏夜ちゃんは楽しかった?」
「……あ、うん。楽しかったよ」
クールな夏夜の口元が、ほんのりと緩む。
◆
飛び石を慎重に、しかしできる限り軽快に跳んでいく修。
途中で少しふらつく場面もあったが、無事に渡りきって息をついた。
「やはり立ちバイトの後だと足に来るな」
足の具合を確かめる修の表情は、むしろ不敵だった。バイトの後である程度身体に披露が残っている状態で、なる早でアスレチックエリアの踏破を目指すこと。それが今日の目的だったから。
これも寝子島のフツウな出来事――その中でも危険なことに対する、修なりの訓練のようなものだった。
頑張れ俺と心のなかで唱えて、次のアスレチックに向かう。
「次は一本橋か」
思わず下を見ながら、慎重にゆっくりと進んで行きたくなってしまうのが一本橋だ。
しかし修は、
「行くぞ」
前だけを見て素早く進むことにした。ゆっくり進めばむしろバランスを崩しやすいし、下を見ていると足が止まりがちになると思ったからだ。
「もう少し――っく!」
あと一割くらいまで、少しだけ足が滑った。両手をいっぱいに広げ、崩しかけたバランスを取り戻そうと身をよじる。
さらにその状態でもなお足を進め、渡りきってしまおうと――。
「うわっ――まだだっ!」
踏み込んで、強引に渡りきった。その場に座り込み、額に浮いた汗を拭う。
なんとか落ちずには済んだが、まだまだ訓練の余地はありそうだ。
◆
マリンスクールでおしゃべりしながや焼きそばなんかを食べた後、浜辺に戻ろうとした翠響たち。
そこで友だちの一人がこう言った。
「ビーチアスレチックエリアに行ってみない?」
というわけで翠響たちは今、ビーチアスレチックの一本橋に居る。
どぼん、と。先を行く友人が音を立てて落水した後ろを、翠響は危なげなく歩いていく。
「よ……ととっ」
「すごーい翠響! さすが新体操部!」
「ありがと、でもこれあたしも結構きついかも!」
落水した友人に笑みを返して、またすぐに視線を一本橋へと戻す。
新体操をやっいるだけあってバランス感覚は優れているけれど、橋自体が濡れているせいで歩くだけで冷や汗モノだ。でもそんな状況に、かえってテンションが上っていたりする。
鍛えたバランス感覚を駆使して、確実に歩みを進めていく。
「この調子でいけば……!」
「ちょっ、った、あーっ!!?」
後ろの友人が足を滑らせたらしい声が聞こえた。そしてとっさにすがろうとしてしまったのだろう、翠響は後ろから思い切り抱きつかれた。
「うわっ!?」
さすがの翠響も、濡れた足場でいきなり抱きつかれては反応のしようもない。
そのまま団子になって、二人そろって海へドボン!
「ごめん翠響~、大丈夫だった?」
「平気平気、そっちは大丈夫?」
「翠響のおかげで大丈夫!」
「抱きつかれただけで何もしてないけどね、あたし」
なんて話をしながら、一本橋のスタート位置のフロートに両手をかけた。ぐっと力を入れて身体を引き上げようとした拍子に、またしてもつるんと滑る。
今度は翠響が後ろの友だちを巻き添えにする番だった。
再びドボンと海に落ちる。
「もういやー!」
ぷはっ顔を海面から出すと、水に濡れたのもそのままに友だちと笑いあうのだった。
◆
水上ジャングルジムに登った後も一緒に遊んでいた英二とののこは、今は二人並んでウォーターバルーンを楽しんでいた。
「すごいねこれ! 海の上歩いてるよー!」
「ぷかぷかしながら歩くのって新鮮だね。そうだ、野々さん」
「どしたのー?」
ウォーターバルーンは止めないまま、顔だけ振り向けて首をかしげる彼女に、英二は平常心を保とうとしながら言った。
「一枚さ、写真撮ってもいいかな?」
ジャングルジムで切り出した時よりかは、いくぶん落ち着いて言い出せたと思う。
「いいよ! ポーズどうする?」
「ポーズは何でもいいよ。野々さんがしたいポーズで」
そうして一枚、パシャリと撮った。
そんなやり取りの傍らを、ヨリドリキミドリな三人が競り合いながら通り過ぎていく。
まず散歩コースの端までまずは慣らしがてらに観光した後、折り返しの帰路でウォーターバルーンによるレースをしようというわけだった。
「怒られない程度に飛ばしましょう」
レースとはいえあまり飛ばさずにいこうとする志桜里だったが、しかしそれは甘い考えだった。
獅百合がこんな面白い玩具を前にして、お行儀良くしているわけがないのだから!
何のためらいもなく獅百合のバルーンがアタックすると、志桜里のバルーンは海の上を転がった。芹香のバルーンにぶつかって止まるまで上下が何度かひっくり返り、志桜里は目がまわりそうになりなる。
「ちょっとシロ、ラフプレーすぎない!?」
「はっはっはー、お高く留まろうったってそうはいくかっ。芹にゃんもお上品なレースじゃつまらないっしょ?」
「確かに、お散歩まがいのレースなんて私たちにはしては大人しすぎるかもね!」
「わぁぁ!?」
無駄にノリ良く芹香があわせてきて、再び志桜里のボールが海上を転がっていく。
「そ・れ・にっ。このレース、負けた方がバーベキュー代おごりね!」
するとさかさずシロのバルーンがそれを追いかけ、さながらピンボールの球のごとく海上を跳ねる志桜里。
「バーベキューがかかっているとあれば、なおさら負けられないな!」
芹香がもう一発ぶちかまそうとしたところで、
「上ッ等! 吹っ飛びなさいな!」
志桜里もとうとうノッてしまった。
「うおわぁっ!?」
芹香に反撃し、その反動を利用してシロに突撃!
ラフプレー上等、というかもうほとんどぶつけあいになりながらデッドヒートは白熱していくのだった。
ちなみにこの後、監視員の人にめちゃくちゃ怒られたのは言うまでもない。
◆
まだまだ遊び足りない様子のハルくんが、水上ジャングルジムを指差した。
「わくわくなのにゃ……ハル、これ登りたいにゃ!」
「夏夜ちゃんも登ろう!」
ぷかぷかゆらゆらする水上ジャングルジムに、夏朝もちょっとうずうずしている。
そんな二人の様子を見て、夏夜が微笑ましげにうなずいた。
「うん、僕等も登ろうか」
「ハルは猫みたくてっぺん……かてっぺん近くを目指すのにゃー!
勢い込んでジャングルジムに駆け出すハルくん。走ると危ないよと言いながら、気持ち速歩きになっていた夏朝が追いかけた。さらにその後ろを夏夜がついていく。
「うまく登れるかな……」
夏夜は外から一歩一歩、ハルくんや周りのじゃまにならないよう気をつけながら登っていった。
そのハルくんはと言えば、半ば飛び移るような勢いでジャングルジムの外側を勢いよく登っていく。
が、勢いが良すぎて足を滑らせた。
「にゃああああ!?」
「ここから潜って……ってハルくん!?」」
ハルと近い位置をキープしながら登っていこうとしていた夏朝が、目を見開き手を伸ばす。しかしジャングルジムの骨組みが邪魔になって届かなかった。
そのままザブンと落水する。
「ハルくん大丈夫!?」
夏夜が手を差し伸べようとして降りかけた時、それより先に「大丈夫か?」と手を伸ばしたのは、アスレチックエリア踏破中の修だった。
ぷかぷかしていたハルくんが、その手を取ってフロートの上に登る。
「ありがとうなのにゃー」
「楽しいのはわかるけど、気をつけるんだぞ。それにしても、恵御納たちもここに来てたんだな」
ジャングルジムの中から夏朝が出てくる。
「ありがとう八神君。そういえば、バイトも一緒だったよね」
忙しくて話したりする余裕はなかったけれど、お互い気付いてはいたのだった。
「……一緒に登ってみる?」
夏夜の提案に、「いいね」と修。
「もともと挑戦するつもりだったんだ」
「じゃあみんなで登るのにゃー!」
というわけで、修をくわえてジャングルジムに再挑戦することになった。
「ハルくん、中から登ると滑っても平気だよ」
「フロートだから滑ってぶつかっても痛くなし、そのほうがいいかもしれないね」
「じゃあ潜ってみるのにゃー!」
ジャングルジムの中に潜り込み、小さな手足をいっぱいに使って登っていくハルくん。夏朝もその隣に潜ってついていき、夏夜と修は外から登っていく。
途中でハルくんや夏夜が何度かすべりかけたが、なんとか落ちることなく登っていく。
そして――。
「あともうちょっと……なのにゃ!」
ハルくんの指先が、頂上をとらえた。そのままぐっと登ろうとし、しかしずるりと足が滑る。
「ハルくん!」
「大丈夫?」
「あと少しだからって急ぐと、足を滑らせやすくなるからな。気をつけたほうがいい」
夏朝と夏夜や中と外から身体を支え、落水は回避。修のアドバイスも聞きつつ、ハルくんは今度こそジャングルジムの頂上にたどり着いた。
「てっぺんにゃーーー!!」
わーっと手を広げておお喜びするハルくんに、夏朝たちも続いて登り切る。
皆で一緒に登った頂上から眺める景色は、ひときわ楽しくてきれいな眺めだった。
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
スポーツ
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
32人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年02月22日
参加申し込みの期限
2022年03月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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