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【海開き】Enjoy Beach Opening!
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◆
青山 絢
が少し食い込んだビキニのボトムを直していると、シャッター音がした。
振り返ると、従姉の
水谷 真優理
がスマホを手に笑みを浮かべていた。
「絢ちゃんの水着を直してるところ、写しちゃったー」
得意満面な様子の真優理に、「恥ずかしいからやめてよ」と言いたくもなる絢だったが、言ったところでこの従姉は収まりそうにない。海に来てから、絢の写真をもう何枚撮っているのだかわからないくらいだし。
「私の写真ばっかりじゃない? 真優理さんの写真も撮ろうか?」
「何言ってるの! 私より絢ちゃんの水着姿の方が素敵なんだから写真に残さなきゃっ!」
何より、勢い込んでこんなことを言うくらいの、従妹大好き残念女子なのだから。
黙っていれば大人可愛い系の水着美女なんだし、写真だってきっと素敵になるのになと絢は思う。でも本人がこの調子なので。
と思っていたら、またシャッター音がした。
「今の表情も可愛くて素敵……!」
「もっ、撮りすぎだって」
お返しとばかりにふざけて思いっきり水をかけると、「つめたっ!」と真優理が声をあげて飛び退いた。ちなみにスマホは防水ケースに入っているので心配ない。
「やったわねー!」
真優理が水をかけ返し、今度は絢がその冷たさに驚く番だった。
そうしてしばらく水のかけあいをしてはしゃいでいると、「ね、絢ちゃん」と真優理。
「水浴びもいいけど、あっちも面白そうじゃない?」
あっち、とはビーチアスレチックのことだ。海に浮かぶ巨大アスレチックを見つめる真優理の視線は、言葉以上に絢を誘っている。
「はいはい、行きましょ」
そんな従姉妹の様子に、絢は口元を緩ませた。
◆
「アスレチックに入る前にライフジャケットを着るんですね」
アスレチックエリアの入口前で、
愛猫 萌々子
と
笛吹 ぴりり
の二人はライフジャケットを着込んだ。
他にも固い物、危ないものは預ける必要があるとのことで、ぴりりの笛も預けなければならなかった。ちなみにスマホはこれも貸し出しの防水ケースに入れていけば持っていっていいらしい。
「笛がないと注意がしにくいのです……」
「大丈夫ですよ、笛吹さん。ちゃんと監視員の方もいますし、遊ぶことに集中しましょう!」
萌々子の言葉に、ぴりりも思い直した様子。今日の二人は風紀委員ではなく、海に遊びに来ただけの女子高生なのだ。
「……それもそうなのです!」
「今日は思いっきり楽しみましょうね!」
というわけで初めてのビーチアスレチックを楽しむことにした二人が挑戦したのは、クライミングだった。
フロートの壁一面に据え付けられたハンドルを手がかりと足場にして、頂上まで登っていく。フロートには傾斜がついているから楽そうに思えるけれど、フロートが濡れているのもあって意外と難しい。
慎重に次のハンドルへ手を伸ばす萌々子の隣で、ぴりりがすいっと登っていく。小柄な身体をいっぱいに使ったその様子は、なかなかダイナミックに見えた。
「愛猫さん、置いてっちゃうのですよー!」
「さすが身軽なだけあって素早く登っていきますね。私も、よっと……っ!」
つるんっ、と足が滑った。
「あ、足がっ! 足が滑りますっ!」
「愛猫さん!?」
ぴりりが萌々子の方へ向かおうとして、その拍子に彼女も滑りかけて慌ててハンドルにしがみつく。
萌々子はその間もじたばたしていたせいで、ハンドルを握る手も次第に滑りはじめる。
「そ、そろそろ――あっ」
限界だった。
手が離れかと思うと、視界がぐるんとまわる。気付いた時には、水しぶきを派手にあてて海に浮いていた。
「愛猫さーん、大丈夫ですかー!」
ハンドルにしがみついたまま呼びかけるぴりりに、「大丈夫ですよー!」とぷかぷかしながら手を振った。
直後、
「よか――あっ」
ぴりりが手を滑らせた。
萌々子の隣にどぼんと落ちて、ライフジャケットの効果でぷはっと浮き上がる。びしょ濡れになって浮かぶ二人は、顔を見合わせてくすくす笑う。
「それにしても、ライフジャケットって浮き輪みたいにしっかり浮かぶんですねえ」
「このまま浮いてても気持ちがよさそうですよね」
でも二人は、アスレチックエリアをまだまだ楽しみ始めたばかり。ぷかぷか浮いているのを楽しむのは、遊び疲れてきた頃で充分だろう。
「もう一度チャレンジしましょう!」
「もちろんなのです!」
海からあがり、二人はフロートをまたまた一歩一歩ゆっくりと上がっていく。
今度もやっぱり、ぴりりの方が登るのは早い。一足先に頂上に達すると、にゅっと顔を出す。
「愛猫さーん、登りましたよー!」
「はーい! ちょっと待っててください――」
また足がずるっと、
「ねっ!?」
指先をハンドルの隙間につっこんで踏みとどまった。心臓がバクバクいうのを感じながら、再び登っていく。そして――。
「よい……しょ!」
とうとう登りきった萌々子は、ごろんと頂上に転がり込んだ。
「おまたせしました……登り切りましたよ!」
軽くハイタッチして、クライミングから続くスライダーへ。縁に並んで、せーので一緒に滑り出す。
「わー! 速い速い!」
「すごい勢いなのですよー!」
予想以上のスピードで海面へ一直線。勢いがよすぎて最後はそのまま海へ投げ出された。
水しぶきが、二つ仲良く並んであがる。
白石 龍樹
が、一本橋を前だけ見ながら一息に進んでいく。
ぷかぷかとして安定しないフロートだけど、一輪車に比べれば大したことはないように思った。
「よ……っと!」
後ろの方を進む誰かがバランスを崩した影響なのか、フロートがぐらついたところでちょっとバランスを崩しかけたけど、どうってことはない。
見事に一発で渡りきり、周囲に視線向ける龍樹。女の子が見てたりしないかなー、なんて思ったけれど、残念ながらそんなことはなかった。
そのままクライミングのあたりに向かうと、髪の長い女の子が勢いよく登っていくのが見えて――。
「あ、落ちた」
足を滑らせて落水した。
「おいおい大丈夫かー? うまくいかないなら、やり方見せてやろうか?」
クライミングを頂上から降りていって声をかけると、その女の子は
野々 ののこ
だった。落水したのも楽しんでいる様子った。
しかしこうして女の子の近くに居ると、ライフジャケットがあると水着は見えにくいなと思ったりする龍樹である。
「得意なの? じゃあ見せてー!」
「よっしゃ、よーく見てろよー!」
手のひらについた水滴を払って、クライミングのハンドルに手をかけた。言うだけのことはあり、軽ーく頂上まで登ってみせる。
「見てたかー? ののこもやってみろよー!」
女の子にいいところを見せられたので、見下ろす龍樹の表情はちょっとばかり得意げだった。
桟橋入り口でライフジャケットをもらって着使用した絢と真優理は、互いの手を握り合って慎重にアスレチックエリアを進む。
「絢ちゃん、足元大丈夫?」
「す、滑りそうだけど……大丈夫!」
一本橋に差し掛かり、二人の進むペースは一段とゆっくりになった。水に濡れたフロートは滑りやすくて不安定で、自然とそろりそろりとした歩き方になってしまうのだ。
そんな二人の隣の橋を、小学生くらいの子たちがたったか走り去っていく。
「ちっちゃい子はすごいわね――っ!」
「真優理さん!? ちょっ、あっ!」
そちらをちら見した真優理がつるりと足を滑らせて、バランスを崩した。そのすぐ後ろをついていっていた絢も、それにつられる格好でバランスを崩す。
手をじたばたさせてもがくこと数秒、抵抗虚しく二人揃って海にドボンする。
「これ難しいわね、楽しいけど!」
「海に落ちるのもけっこう気持ちいいし」
「絢ちゃん、もう一回行きましょ!」
「はいはい、せっかくだもんね」
フロートに上がって再チャレンジを何度か繰り返した末に、ゆっくり進むとかえって難しいことに気付いた。監視員さんに怒られない程度に急ぎ足で行くと、思ったよりもすんなり突破に成功。
次に向かったのは飛び石だった。
「よっ、と……えいっ!」
今度は絢の方が前になって、一つ二つと順調に飛び石を進んでいく。その後ろを、少し遅れたテンポで真優理が追いかける。
「絢ちゃん待ってー!」
「あんまり長くは待てないかもっ」
飛び石のフロートは一本橋に負けず劣らず不安定で、長いこと立っているとそのうちバランスを崩してしまいそうだ。っていうか、もうちょっとふらついてる。
「よいしょ……と!」
そんな従妹に置いていかれまいと、真優理がなんとか一つ前に進む。
その時である。
ののこが「ばっびゅーん!」と飛び石をすごい勢いで渡っていた。すぐそばを勢いよく通り過ぎていかれたものだから、それに煽られる格好で二人はバランスを崩した。
またも落水。
「く~~! あともう少しだったのに!」
「まだ三分の一もいってなかったわよ」
「もう少しで絢ちゃんに追いつけたじゃない?」
「もう少しってそういう……」
もちろん再チャレンジすることにした。
飛び石をばっびゅーんと駆け抜けていったののこに気付くと、
佐藤 英二
の足は自然と彼女の方へ向かう。
ののこはアスレチックでヒャッハーな感じで満喫してそう。なんとなくそういう気はしていたのだ。
やがて声をかけられそうな距離まで来たところで、間近で見る彼女の水着姿にいまさらのように心拍が速くなるのを感じた。まあ上半身はライフジャケットで隠れてるんだけど、そのせいで逆にボトムに目が行ってしまうというか。
最近のののこは髪を伸ばしていて、それが英二的にはかわいいと綺麗が同居してきているような感じでただでさえドキっとすることがあるのだから、髪や肌についた水滴が夏の日差しにまばゆい水着姿となればなおさらだ
軽く息を吸って吐いて、平常心を取り戻てから声をかけ、
「あ、英二くんだ!」
先制攻撃を受けた。
「の、野々さん。んん……っ、野々さんもアスレチック来てたんだ?」
「ここすっごく楽しくってさー」
「滑って海に落ちちゃってもさ、それも楽しかったりするよね」
そんな話をしながら、つとめて自然に切り出した。
「よかったらさ、一緒にアスレチックまわらない?」
デートとかじゃないから。友だち同士で一緒に、ってだけだから。
「うん、一緒にまわろっ」
にこっと笑うののこが眩しくて、頬が熱くなりそうになるのをがんばってこらえた。
「それじゃどこ行こっか? あっちにトランポリンとかあるけど、そっち行ってみる?」
「トランポリン楽しそうだね、行こ!」
英二の手を引いて、ののこがフロートの上を走り出す。
ののこのことだから、もちろん他意はないのだろうけど。それでもドキっとせずに居られない英二だった。
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シルバーシナリオ(150)
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5人まで
シナリオジャンル
スポーツ
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
32人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年02月22日
参加申し込みの期限
2022年03月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月01日 11時00分
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