this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【海開き】Enjoy Beach Opening!
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
12
つぎへ >>
◆
ひとしきり海を楽しんで、少し休もうとマリンスクールへ入った理緒と紗月は、
「いらっしゃいませー、マリンスクールへようこそ!」
ファンタジーの学生服風の制服をまとった店員に迎えられて瞳をぱちくりとさせた。
案内されるまま、海が眺めやすい空き席に腰を降ろす。
「なんか変なの」
「変わった海の家だね」
などと言いながら、適当に二人で食べられそうなものを注文する。メニューはわりと普通の海の家なので、ますます奇妙な感じがするというか。
「でもここの制服、紗月が着たら似合うよねきっと」
どちらかといえば落ち着いた雰囲気のデザインだからだろうか、柔和で繊細な印象の紗月にはしっくり来そうだと思う理緒だった。
「あっちの制服は理緒ちゃんの方が似合いそうじゃない?」
と紗月が視線で示すのは、赤髪の店員――ヴィーゼの制服姿だった。メリハリの効いたスタイルを包んだ制服姿は、確かに理緒にも合いそうだった。
ファンタジーな学生服風の制服は、珍しいぶんその手の話題を招きやすいのだろうか、
ここも、うっとりと妄想の花を咲かせる人物がもう一人いた。
「絢ちゃんが着たら……似合いそうよね……」
黒のセミロングヘアにおしゃれなブラウスやローブ風の制服はきっと似合い。間違いなく似合う。真優理は妄想に頬を緩める。
「真優理さん……」
はクリームソーダをつつきながら苦笑を浮かべる。そんな彼女の視線が、近くの席で行われているあいおシスターズの配信に向けられる。
ふとアイオと視線が合った。二人がまだ画面には映らないようにしながら声をかけてくる。
「そこのおふた方! この夏の意気込みを聞かせてもらってもいいですかー?」
「えっと、真優理さん」
「いいんじゃない?」
「じゃあ、少しだけ」
「ありがとうございますー。それでは自己紹介と夏の抱負をどうぞ!」
配信のカメラが二人に向けられる。
「
青山 絢
、寝子高生です。この夏の抱負は――」
一度唇をぎゅっと結んで、それから絢はカメラに向かって宣言した。
「女優になるために女を磨きます!」
「夢に向かって自分磨き、素晴らしいですねー!」
「おおー……」
従妹の熱意を感じる言葉に、真優理は思わずぱちぱちと拍手をしていた。
「MewTubeの配信だってさー」
「しかも出られる感じ?」
「へー、面白そうじゃん」
一休みしにマリンスクールでゆったりしていた智依子の同級生たちも、配信に興味を引かれたようだった。
「出ちゃう? やっちゃう?」
「かえでちゃんも出るー!」
詳しいことはわからなくても、なんとなく楽しげなことは理解したのだろう。智依子の膝の上で楓がわっと手を挙げた。
「楓ちゃんノリノリだねー」
「ママも!」
きらきらとした瞳に見上げられ、智依子は「そうね」と微笑んだ。
出たいでーすと同級生がアイオに呼びかけ、配信カメラが智依子たちのテーブルに向けられた。
「彼氏を見つける!」
「部活でレギュラーになる!」
同級生たちの意気込みに続き、楓が智依子を見上げながら元気よく言った。
「ママみたいな人になる」
娘の眩しい笑みと言葉に、智依子は頬が熱くなるのを感じた。
カメラが智依子に向けられる。
「私は……この子の期待を裏切らないようにしたい」
こみ上げたものをこらえるように笑って、娘の髪を優しく撫でた。
◆
あいおがホクホク顔でテーブルに戻っていく。
「いや~、素敵な写真もたくさん撮れたのですよぉ」
マリンスクール店内で取った店員さんたちに、普通の海の家のようでいて実はちょっと凝ったところのある料理の写真。あいおが今日を楽しんだ証である。
期末テストで赤点とったら夏休みの配信停止、という恐怖のお達しを回避するために頑張った甲斐が――配信?
「あ、配信ほったらかし……」
瞬間、背筋をぞわりと駆け抜ける悪寒にあいおは身体を震わせた。背後から感じる謎の圧力に、まるで犬のように呼吸が荒くなる。
恐る恐る振り返ると――、
「あいおちゃーん?」
「ひぇっ、姉さん!?」
笑顔のアイオが立っていた。しかしその周囲にはどす黒いオーラが立ち上っているように見えるのは、たぶん気のせいではないのだろう。
腕をつかまれて引きつった声をあげるあいおに、アイオは笑顔のまま告げる。
「ちょっとお話があるのでお店の外に出ましょうかねぇ……」
「ひええごめんなさーい!」
何だなんだと店内の視線を集めながら、あいおは外へと引きずられていった。
そして今は、砂浜の上で正座させられている。
「何か言うことは?」
「僕、あの、ちょっとはっちゃけすぎました……」
「……それで?」
「次配信やるなら責任取って僕がやります! 何でもやります!」
正座から流れるように土下座へ移行。顔が砂まみれになるのもかまわない。というか、かまっていられない。
「何でもやります?」
「何でもやります!」
「ほんとに何でも?」
「ほんとに何でも!」
たっぷりの間があってから、アイオが口を開いた。
「明日の配信が決定しましたわ」
「え」
アイオが続けて口にしたゲームのタイトルは、めっちゃ怖いとSNSや配信者界隈で有名なホラーゲームだった。耐えきれなくって途中で配信をやめてしまった配信者も居たとかいう、噂だけでも恐ろしい代物だ。
「あいおちゃん一人でやりましょうねぇ!」
「あれやるんですか!? 僕ひとりで!?」
タイトル聞いただけで半泣きになるあいおに、アイオはにっこりと言い放つ。
「何でもやります、って言いましたわよね?」
もう黙って受け入れるしかなかった。覆水は盆に返ってくれないのだ。
「はい……。うええ頑張りますぅ……帰りにお店によって買いましょうか……」
翌日、あいおが無事に配信できたかはまた別の話だ。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【海開き】Enjoy Beach Opening!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
スポーツ
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
32人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年02月22日
参加申し込みの期限
2022年03月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!