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【海開き】Enjoy Beach Opening!
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◆
海開きの一週間前、寝子島信用金庫にて。
業務時間を終えて帰り支度を進める
森篠 琳子
に声をかけたのは、同期の秋沢覚だった。ナンパとお愛想な相槌から始まった出会いだったが、色々な縁を経て職場の同期として再会し、今では恋人同士となった。
「琳子ちゃん、海行かへんか?」
壁にかかった業務用カレンダーを見て、琳子はもうそんな時期だったことを思いだす。
「そっか。海開きってもう来週でしたっけ」
「そ。当日はイベントもぎょーさんあって盛り上がるし、どうやろ?」
「もちろんです」
微笑みと共に頷いた。恋愛に疎くてまだぎこちないところもある琳子だけれど、やっぱりこういうお誘いは嬉しいもので。……そういえば。
「これって……デートですよね?」
口元に手を合わせ、呟くように問いかける。お付き合いしている男女のお出かけなのだからそのはずで、けれど改めて口にしてみると、胸に「ぽっ」とあたたかいものがともる感覚があった。
「そやな、海デートや」
琳子の方から『デート』の単語が出たからなのか、答える覚の笑みはいっとう嬉しそうだった。
というわけで初めての海デートをすることになった琳子は、一つ重大な問題に思い至る。
(水着……どうしよう??)
そんなわけで海開き当日、琳子と覚は寝子ヶ浜海岸にいた。
「おー、今年も盛大やな!」
楽しそうに海岸を見まわす覚の隣で、琳子はほんの少しだけ落ち着かなげな様子だった。
(これって限りなく裸に近い状態よね。……特に男の人って、パンツ以外は……))
と、いうのは水着姿のことだ。確かに布面積の話だけなら間違いではないが。そんなことを考えてしまうのは、初めての海デートでテンパっている部分があるからなのだろうか。
それとも、覚の意外にたくましい体つきを目の当たりにしたからだろうか。
そんな彼女のそわそわした様子に気付いた覚は、それを別の意味に取ったのだろうか、にっかりと笑った。人懐っこいその笑みが夏の海に映えて、少しドキッとしてしまう琳子に、
「よう似合っとるよ、その水着」
「あ、ありがとう」
日差しや気温とはまた違う理由で、ほんのり顔が熱くなる。水着の感想を求めていたわけではないけれど、そう言ってもらえて嬉しいのは間違いない。
「秋沢さんは……」
そこまで言って、男の人って水着似合ってるって言われて嬉しいものなのか、少しだけ考えた。女性用に比べるとデザインのバリエーションとかも少ないし。
そうして迷って、
「……秋沢さんって、細マッチョなんですね」
こうなった。
「ああ、高校の頃から筋トレにハマっててな。琳子ちゃんは? なんかスポーツとかしてるん?」
「中学の頃にバレーボールやってました」
「バレーか。琳子ちゃん背ぇ高いもんなぁ、やってた言われたら納得やわ」
そんな話をしながら海岸を歩いていると、覚が「お」と何か見つけた様子。視線を追いかけると、海の家の近くにビーチバレーのコートがあった。バレーの話をしていたこともあり、自然と一緒にやろうかという話になった。
覚が琳子のトスしたボールを思い切りスパイクする。
気持ちの良い音と共にボールがコートに突き刺さり、着地した覚が小さくガッツポーズをする。
「よっしゃ! 琳子ちゃんナイスパスやった!」」
「秋沢さんのスパイクもすごかったですよ」
最初二人だけで遊んでいたビーチバレーだったが、そのうちに同じく恋人同士のペアがやってきて勝負することになったのだ。」
相手カップルが意外と強く、最初は苦戦気味だった。けれど二人も息のあったところを見せ、追いつき追い抜いたところだった。
「いやあ、なかなやりますね」
「ねー、息ピッタリだし」
コートの向こう、相手チームからも称賛の声がかかる。その言葉に、覚が嬉しそうな顔で琳子を見る。琳子もこれには少しはにかんだ。
「俺ら息ピッタリやって」
「ちょっと照れくさいですけど、そう言われると嬉しいですね」
決着となる一球を巡った攻防は、ひときわ激しいものになった。スパイクを防ぎ防がれ、それをとりこぼさないようにコートの中を駆け巡って拾い上げ、そして――。
「――っ、琳子ちゃん、頼んだ!」
「はい!」
覚が転びかけながらも打ち上げたトスを、琳子が渾身のスパイクにして打ち込んだ。相手カップルの男性のブロックを抜け、女性のレシーブも拳一つぶんほど届かず、ボールがコートに突き刺さった。
勝負あり、だ。
「やったで琳子ちゃーん!」
「はい、やりましたね!」
実力伯仲で結構夢中になっていたからだろうか、思わず部活で勝った学生みたいなテンションになってしまう二人だった。
共同作業……というと少し違う気もするけれど、こうして一緒に何かに打ち込んだことで、絆も深まったような気がする。
◆
三折部 朝衣
が人事異動になってから、早三ヶ月が過ぎた。
仕事は忙しく、恋人の住沢 遥人とは会えない日々が続いている。NYAINEでやり取りはしているし、電話で声も聞いている。けれどそれだけではやっぱり足りなくて、会いたい気持ちは少しずつ募っていくわけで。
先日電話をした時も、
『仕事の方はどう? 海開きの日は一緒に過ごせそう?』
「……多分仕事。ごめんね」
とこんな具合で。表には出さない、出せないけれどテンションが下がってしまう朝衣を遥人は気遣ってくれるが、だからこそより会いたい気持ちも募っていく。
そんな中で迎えた、海開き前日のことだった。
「最近ずっと忙しかったでしょう? 海開きの日くらい楽しんできてください!」
中沢 リッカルド
町長からまさかのお達しがあった。
お昼休みに即、遥人に連絡を取ったことは言うまでもない。
◆
そして迎えた海開き当日。
もちろん朝衣は遥人と一緒に海岸へやってきていた。
「天気もいいし、最高の海開きね!」
「町長には感謝しないとね」
こんな海開き日和を恋人と一緒にすごせるなんて、とても素敵なことだ。休みをくれた町長には感謝しかない。
そんな久々に一緒の一日を過ごす二人が最初に向かったのは、マリンスポーツエリアだった。二人ともサーフィンが趣味だからだろうか、自然とそっちに足が向いた。
「今の時間はあまり波も来てないみたいだね。どうする?」
「そうね――」
海岸から海へと視線を巡らせる朝衣の目にとまったのは、沖合を豪快に走り抜けていく水上バイクだった。浜辺に視線を戻してみると、レンタルショップがあるのが見える。
「あれにしましょうよ」
「ジェットスキーか、いいね。でも一年ぶりだっけ、ちゃんと感覚は残ってる?」
冗談めかして笑う遥人に、「大丈夫よ」と笑って返し、朝衣は足取りも軽くショップへ向かう。軽く安全講習を受けた後、ライディングギアを身に着けた二人は水上バイクで海原のゲレンデへと繰り出した。
海に白い波の跡を描きながら、二人の水上バイクは豪快に駆け抜けていく。一年ぶりだけど感覚はまだ残っていて、走っているうちに少しずつよりはっきりとした感覚を取り戻していく。
「ほらほら、置いてくわよー!」
エンジンと海面をかきわける音に負けないように声を張り上げる朝衣。すると少し後ろを追いかけていた遥人が、「言ったなー!」と水上バイクを加速させた。
追い抜きざまに波しぶきが少しかかるけれど、この夏の日差しの下ではそれも心地良い。
「置いてくんじゃなかったのー!?」
前につけたところで今度は遥人がそんなことを言い、負けじと朝衣もスピードを上げて追い越した。そんな追い越したり追い越されたりのやり取りだけでも楽しくて、気づけば二人とも笑いながら水上バイクを走らせていた。
レンタルの時間いっぱいに水上バイクを楽しんだ朝衣と遥人は、一休みした後はシュノーケリングを楽しんでいた。
ゆっくりと散歩するような緩やかさで、抜けるようなブルーの水中世界を二人のんびりと泳いでいく。
淡い暖色やメリハリの効いた黒帯模様の魚たちの群れが、頭上を通り過ぎていいった。さらに深く潜って海底に視線を転じれば、岩陰を紅白の鮮やかな体色をしたエビが細長い触覚を広げて歩いていくのが見える。空とは違う青さに満たされた空間にたくさんの生き物が彩りを添え、鮮やかな生命の息吹を感じさせる様子は、幻想的の一言。
そんな光景の中、聞こえてくるのはお互いの細く長いゆっくりとした呼吸の音だけ。海開きに賑わう海岸の喧騒が届くことはなく、完全に切り離された二人だけの時間を過ごしている。
そう思うと、朝衣はドキドキして仕方なかった。海の中の静かさとは裏腹な胸の鼓動に、魚たちが逃げてしまうかも――なんて、ありそうもないはずのことを考えてしまうくらいに。
つかの間、水中用マスク越しの視線を水中世界ではなく、隣を泳ぐ遥人へ向ける。
(――あ)
目があった。
水中だから言葉はかわせないけれど、きっと遥人も同じ様に感じていたのだろう。声はなく、ただ視線だけで二人は通じ合う喜びを感じていた。
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
スポーツ
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
32人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年02月22日
参加申し込みの期限
2022年03月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月01日 11時00分
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