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霊界紀行~迷いの森~
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4.
夢乃とマリエッタは人形の気配が遠ざかったのを確認してから、男の子の足音の方へ急いだ。
「あ、いたわ!」
マリエッタが小さく叫ぶ。視線の先に今にも恐怖で消え行ってしまいそうな男の子の姿。
「すぐに声をかけましょう!」
夢乃は頷くと、子供を怯えさせないように護身用に持っていた固い木の枝を捨てて、できるだけ優しい笑顔を浮かべながら、近づいていく。
「翔太くんですね? もう怖くありませんよ」
「……!?」
夢乃が声をかけると、男の子――翔太はビクンと肩を震え上がらせる。
「大丈夫。私達は人間よ。お父さんとお母さんに頼まれて、あなたを迎えにきたの」
マリエッタが年長者らしい落ち着いた声音でさとすと、少しだけ翔太は動揺を落ち着かせる。
見た目とギャップがある、やや低めのよく響く声は怯える少年の心に安心感を与える充分な効果があったようだ。
だが、そこで翔太はハッと我に返ったように小さな身体を身構えると強張った声でいった。
「……あ、あんたたちが本当に人間だっていう証拠は?」
「「え……?」」
夢乃とマリエッタは思わず顔を見合わせてしまう。
「証拠って言われてもねぇ……。この通り足はついてるけど」
「足がついてないのは幽霊だけだ。見た目から付喪神っぽくないのはわかるけど、まだお化けの可能性もある」
なまじ、妖怪研究家の息子だけに、下手に知識があるのが厄介だった。きっと妖怪モノのアニメもほぼ全ての作品をチェックしているのだろう。
「あ……」
と、そこで、夢乃はハッとあるアイデアを思いつき、小学校で習う誰でも知ってるある曲を口ずさんだ。
そのメロディに気づくと、少年は「あ……」と何か合点が行ったような表情を浮かべた。
「そうか。その曲を知ってるってことは、あんた、おばけじゃないな」
「え……?」
展開についていけず、マリエッタは目を瞬かせる。
「この曲、マリエッタさんも学校で習いませんでしたか?」
「ええ。確かに習ったけれど……」
「だったら、おねーちゃんもお化けじゃないな。だって、お化けにはテストも学校もないからな」
「あ……」
それは、マリエッタもよく知る国民的妖怪アニメの主題歌でも歌われている内容だった。
「信じてもらえたようですね。それじゃあ、翔太くん。おねえさん達と一緒にお父さんとお母さんのところに戻りましょう」
「で、でも、まだ森の中に妹が……」
「大丈夫。おねーさん達とのお友達がちゃんと助けに向かってるから」
マリエッタが翔太の肩に優しく手を置いて言うと、ようやく彼は人心地がついたようだった。
「わかった。ありがとうな、おねーちゃんたち」
ようやく少年に少年らしい笑顔が戻る。
かくして、マリエッタと夢乃は、妹の涼香を仲間たちに託し、先に翔太を連れて温泉に戻ることになる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
バトル
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年12月12日
参加申し込みの期限
2021年12月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年12月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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