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あいしあってるかい? どよーんとくろやきやきそばぱんとかげ♡
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その頃、乱蘭の実況で自分がトップと知った兜島まうは、るんるんでスキップしていた。
だが、ぞぞぞ……と寒気がして立ち止まる。
耳を澄ますと、どこからともなく聞こえてくる。
テケリ・リ。
テケリ・リ。
謎の声、それは四夜五栖手蹴である。
手蹴は看護師の姿で夜の町を駆けながら、黒焼き焼きそばパントカゲに思いを馳せていた。
彼女は「食べる」という行為を好む。
それは味覚という刺激が進化をもたらしてくれるからだという。
そして、人通りの少ない裏路地までくると立ち止まり、キッと前を見据えて誰にでもなく宣言する。
「黒焼き焼きそばパントカゲを食べて、私は更なる進化を求めます」
トカゲはひとつのみ。必ずトップをとらなくてはいけない。
そのために、手蹴は看護師の姿を捨てる。
もともとアメーバの姿である彼女は、全身の細胞を移動特化形態に変化させる。
大量の触手を生やし足のようにうぞうぞと動かし、猛スピードで移動していく。
あっという間にライバルを抜き去り、一気にトップへと躍り出ようというのだ。
下り坂では球体に変形し、ゴロゴロゴロと一気に転がり落ちていく。
眼前にスキップする者がいれば、蹴散らすのみ!
「どいてください」
「へ?」
どういうことだろうと思ったまうが振り向くと、視界は真っ暗だった。
それもそのはず、大きな黒い球体となった手蹴がすぐそこに迫っていたのだ。
ゴロゴロゴロ……。
まうはぺちゃんこになってしまった。
「うう、もう怒ったくまー!」
ごごごごごご……。
まうは本物のくまに変身し、寝子島中に響きそうな咆哮をひとつ。
重厚感のある、しかし素速い走りによってどどどどっと球を追いかけると、
「ふんぬー!」
球体の手蹴を掴んで、ぶおんと放り投げてしまった。
ひゅーーー。
家の壁にぶつかる寸前、球体はぶわっと広がって中から出てきたアメーバ状の触手がびよーん。
壁にぺとり。
「すげえ。割れないんだ」
壁に直撃はしなかったもののそれなりにダメージはあったのか、アメーバは壁を、そして窓をずるずると垂れ落ちていく。
「じゃあねー」
まうは再びるんるんでスキップ。トンネルへ向かう。
背後には、家の住人の叫び声が聞こえていた。
「ひぃ、窓に! 窓に何かが! 窓に~!」
触手いっぱいのアメーバ状になった手蹴は、すぐさま窓から離れてまうを追いかける。
「私は急いでいるのです。私は黒焼き焼きそばパントカゲをなんとしてでも食べたいのです」
アメーバの触手がにょろにょろ動いて、くまの背後に――
が、まうも予想していた。
「懲りないね。もういっちょ!」
とアメーバの手蹴を掴んで持ち上げ――
「いったーい!」
まうはアメーバを持ってられず、ポロリと落とす。
なんと、触手が鋭利なトゲに変化していたのだ。
くまとアメーバ、ふたりの異種格闘技戦は決着がつかず、壮絶な戦いを繰り広げながらトンネルへと近付いていくのだった。
『そこに あい はあるのかな?』
きなこがほっぺをぷーっと膨らませて呟いているのを、英二はシャボン玉を飛ばしながら見ていた。
神魂の影響か、きなこの力なのか、そのシャボン玉に不思議な効果が付随していることには、まだ誰も気がついていなかった。
ふわふわふわ。
たくさんのシャボン玉が、トンネルを抜けてどこまでも飛んでいった。
シャボン玉のひとつは、迷子になっていた姫之崎ありあの頭上にも舞っていた。
ありあは今、なにかいいことありそう、と思っているところだ。
何故なら、といってもありあは知るよしもないことだが、座敷童子を見かけ、運気が上がったからである。
そう、童子はまたまたたばね以外の人の運気を上げていたのだった。
ありあは思った。
(迷子くらいで凹むのは、もうおしまい!)
そして顔を上げると、シャボン玉がふわふわ飛んでいくのを目撃する。
「どこに飛んでいくのかな」
行き先も見失ったありあは、どこかから現れたシャボン玉を、なんとなく追いかけるのだった。
触りたいなぁ、届くかなぁと手を伸ばし、そして木にも登って……。
その頃、寝子島駅を出てトンネルに向かうヴィーゼとレイもシャボン玉を目撃していた。
「ん、どこから?」
ヴィーゼは手をあげて、どこからともなく飛んで来たそれを指でつついて割ってしまう。
パチン。
「あっ」
伸ばしかけていた手を引っ込めるレイ。
「ごめん、やりたかった?」
「ううん、別に。子どもじゃないし」
「ごめんごめん。ほんとごめーん。次はやらせてあげるから! ねっ!」
むぎゅ。
「むぎゅ?」
困惑するレイ。それは何故か。
そう、ヴィーゼはレイを慈しむように抱きしめていた。むぎゅっと。
「むぎゅ?」
ヴィーゼもまた困惑していた。
抱きしめながら、必死に思考を巡らせる。
な、なにこれ……どういうこと? 誰かを抱きしめたいような、甘やかしたいような、何かしてあげたくなっちゃうような、いやいや、何でもしてあげたくなっちゃうようなー!
慈愛玉である。
あのシャボン玉こそが不思議な効果を持つという“慈愛玉”であり、それに触れたことでヴィーゼの心が愛であふれてしまったのだ。
ヴィーゼはレイの両肩を掴むと、真剣な、でも愛のある面持ちで声をかける。
「君。黒焼きトカゲ欲しい? それならね、お姉さんに任せなさい!」
レイの方がずっと背が高いので少し違和感はある。
「でも、冷蔵庫にしまいたいだけだし」
「いいじゃない。しまいなよ。しまったらいいよ」
「う、うん。ありがとう」
「さぁ、吸血鬼の力、見せてあげるわ!」
ヴィーゼは自らの血を操り、様々な形に変化させることができる。
ぶわっさ、ぶわっさ。
翼を作ってはためかせると、近くの木々が激しく揺れた。
葉っぱやら虫やら、いろいろと落ちてくる程に力強い。
そして、レイを抱きしめたまま飛んでいく。
「さぁ、トンネルの屋台までひとっ飛びよ」
「え?」
ヴィーゼの翼には、先ほどの風で木から落ちたありあが乗っていた。
「トンネルにつれてってくれるの? ラッキー♪」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
なばた☆りえ
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月31日
参加申し込みの期限
2021年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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