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あいしあってるかい? どよーんとくろやきやきそばぱんとかげ♡
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はい、こちら
乱蘭・フローレンス
です。
手蹴ちゃんのことも気になるところですが、またまた拙者がお邪魔しますよ。
なんと、一足先に黒焼き焼きそばパントカゲ販売の現場に来てるでござるが、さあ、現在はどのような状況か見てみましょうではあーりませんか。
一番乗りは誰でござるか?
おーっと! いらっしゃいます! 足が見えませんが、たしかにいらっしゃいます。
こちら、幽霊の鶴見五十鈴ちゃんです! エプロンをつけてらっしゃいますよ、もう食べる寸前ですね。
「違います」
はい、違いました。も~しわけありません。
エプロンをつけて、もっちーちゃんと一緒に売り子さんをやっていたのですね。
いやあ、こちらの屋台でおふたりが若干暇そうにしながら並んでるところ、いい画でござるね。
はい、写真を撮らせてもらっていいですか。
はい、撮りますよ。
はい、こっち向いてー。
はい、チーズ!
はいはいはいはいうるさいですかね。しっかしおふたりとも、とってもキュートなものですから! ついついカメラマン風になってしまうでござるよ。
ほら、この写真なんていいでしょう?
「……」
も~しわけありません!
おふたりとも立派な幽霊さんですものね、どれもこれも光がふわってなったりシュバってなったり、ぜんっぜん写ってませんでしたね。
いやいや、きちんと写ることもあるんですけどね、どうも拙者の煩悩が悪く作用したようです、はい。
ところで、五十鈴ちゃんはどうして屋台を手伝ってるんでしょうか?
「騒がしいの、苦手なんですよね」
おやおや。
「ですから売るのをお手伝いして、早く売ってしまって、早くこの屋台がなくなるといいなと思いまして」
なるほど、拙者はもう少し静かにしておいた方がよさそうですね。
写真はどうしても心霊写真みたいになってしまいますので、ちょっと失礼して、静かに絵を描かせていただいてもよろしいでしょうか。
手始めに、黒焼き焼きそばパントカゲをさささっとですね。あ、これモザイク指定ですかね? なんのこっちゃかわからない? それもそうでござる。
拙者はですね、お店のおふたりはもちろんですが、やはり黒焼き焼きそばパントカゲを巡って争いあう姿を描き上げたいんですよね。はい、新刊のネタとして。
おっと、もうよろしい?
折角なんで実況としてもう少しだけ仕事させていただきますとですね、実は、はい。これ地の文を担当できるときだけのフシギ効果でして、屋台を目指す皆さんの位置が拙者の頭の中のマップに表示されているでござるよ。
そんなわけで、発表です。
現在のトップは、くま人間の兜島まうちゃんでーす!
はい、そんなこんなで物語は佳境に入るようなので、本日の拙者の実況はここまでで……ドロン。
◇
ところが本当に一番乗りだったのは、もれいびの
佐藤 英二
だった。
神魂の影響なのか、霊界の何かが作用したのか、突然トンネルに現れるという超荒技である。
しかし……
「ここ、どこだろう?」
とおどおどしながら周囲を見ている。
「旧市街です」
目の前に屋台があり、五十鈴ときなこが立っている。
英二はつい、わざとらしく独り言を呟いてしまう。
「おかしいな、部屋で本を読んでたはずだけど……」
たしかに部屋着っぽい、居心地重視のルーズな服装だ。
その手には今まさに読んでる最中かのように、両手でページを開いて本を持っている。
一方、きなことしても突然現れたお客さんに戸惑いを隠せない。
「い、いいい、いらっしゃ~い。く、くろくろやきくろ……とかげ、いかがですか」
噛んだ、が、強引に持ち直してしれっと微笑んでいる。
目の前のまっくろに焦げたトカゲのようなものが、その商品だろうか? 英二はまじまじと見つめる。
売り子のふたりが次々とアピールしてくる。
「あやかしなら だれでも よだれだら~り。まぼろしのいっぴんだよ」
「幻の一品です」
どうやらこれを売ってるってことで間違いないようだ、と指先でつんつんしてみる。
野々さんのお父さんらしき人の秘書をやってるきなこさんのお店みたいだから、信用はしていいんだろうけど、とつんつんしてみる。
これを食べようとは思えないなぁ、とぐぐっと顔を近づけて見てみる。
「うーん」
もしかして、これが無事に売り切れたら帰り道がわかるんじゃないかな……根拠もなくそんな仮説が脳裏をよぎる。
これまで数々のフシギ体験をしてきたその経験も影響し、もうそんな気がして仕方がない。
でもこれを自分で買ったり食べたりする気にはなれない。
ということは!
「あのー、僕も売るの手伝っていいかな?」
きなこは「もちろん!」とにっこり笑って、シャボン玉製造器を差し出してくる。ハンドルをぐるぐるまわすと無数に出てくるアレだ。
英二も売り子になり、シャボン玉を作りながら呼び込みを始めた。
七色に輝くシャボン玉に囲まれて、なんだか素敵な屋台になってきた。
きなこは楽しそうにあたりをふわふわと舞い、英二と五十鈴のふたりが店番となった。
五十鈴は改めて黒焼き焼きそばパントカゲをマジマジと見つめて、首をかしげる。
「ところでこの黒焼きって、タレ焼きなのかしら。それとも塩焼きでしょうか?」
五十鈴に問われ、答えに窮する英二。
「どうだろう? ただ焼いただけのように見えるけど」
「屋台で焼きものと言えば……回転焼きなんか美味しいわよね。もう、30年は食べてないけど」
30年という年月にギョッとする英二。
同い年にしか見えないけど、自分よりもだいぶ先輩なのだ。敬語を使うべきかどうか迷いながら、会話をあわせる。
「この辺りだと、今川焼きか大判焼き……だね」
「その言い方、しっくりきませんね。回転焼きは回転焼きでしょ?」
英二はあの食べものの呼称よりも、五十鈴の年齢、そして成仏できなかった過去があったのだろうと思いを巡らせていた。
そして首をブンブンと振ると、目の前のことに集中しようと真面目に声を出す。
「黒焼き焼きそばパントカゲはいかがですか~」
ここにはお客さんはいないが、きっとあやかしには届くだろうとの算段である。
「いらっしゃ~い。黒焼き焼きそばパントカゲ、こちらで販売中ですよ~」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
なばた☆りえ
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月31日
参加申し込みの期限
2021年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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