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あいしあってるかい? どよーんとくろやきやきそばぱんとかげ♡
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どよーん。
どよよーん。
どよよよーん。
なんだか楽しそうなことやってるみたいだからと寝子島へ来てみたら、どよよよーんて。この暗さは何でしょう?
雲ひとつないのにどよよーんて寝子島らしくなくて困ってしまうでござるよ。
あ、こんにちは。
乱蘭・フローレンス
です。
拙者、同人オタクのただの幽霊です。
どういうわけだかいきなり地の文で実況を任されてしまったようなんです、はい。せっかくなんでしばらくお付き合いいただければと思いますわー。
「黒焼き焼きそばパントカゲ!」
拙者、幽霊ではありますが感性は人間なんで、これはもう声に出して読みたい日本語だろうと思う次第でひとまず叫ばせていただきましたけれども、皆さんこれなんぞとお思いでしょう? 解説とかいりますでしょう?
いらないと言われても始めちゃうんですけど、一口にトカゲと言ってもですね、ただのトカゲではありませんよこれは。
天然記念物ならぬ霊界記念物として有名な白トカゲで、白いものも黒くなるのが霊界の不思議というものでござるよ。
あ、これテストに出るから忘れないでくださいなー。
とはいえ、ただ焼くのに失敗して焦げただけなんじゃないかーという疑惑の目もあるようですし、拙者も疑ってないと言えば嘘になるってなもんですけどね、黒焼きトカゲにはそれだけの価値があるのです。
そこに人間界のB級グルメにおける最高傑作であるところの焼きそばパンがトッピングされたというのですから、これはもうあやかしのみならず寝子島のみなさんでも誰でもヨダレが止まらないであろうことは、あ、これは疑いの余地がないと思いますわー、はい。
そんなこんなで物語は本格的に始まるようなので、拙者は引っ込むでござる。
◇ ◇ ◇
旧市街の小さなトンネルは街の喧騒から離れ、普段は静寂に包まれている。
しかし今夜は違った。
「そこはちょっと……」
心配そうにトンネルの中をのぞいて、ぶつぶつ呟いている少女がいる。
幽霊の
鶴見 五十鈴
だ。
少しレトロな趣のあるセーラー服に、黒ストッキング。その姿はうっすらと透けて、膝から下はぼやけて見ることができない。
存在感があるのかないのかなんとも言いがたい五十鈴が気にかけているのは、同じく幽霊の
餅々 きなこ
。
きなこが屋台を構えているのは、トンネルの真ん中の、道路の真ん中。
「あの~。ここ、それなりにトラックとかも通りますよ?」
声をかける五十鈴だが、きなこには届かない。
屋台をちょこちょこと動かして、道の真ん中で店を北に向けるか南に向けるか、あっちにしたりこっちにしたりと試していた。
「うーんちがう」
「やっぱこっち」
「いやいやこっち」
などと延々とやっている。
「悩むところ、そこ?」
思わず五十鈴が小さな声でツッコミを入れると、きなこの動きがピタッと止まってちょこんと頷く。
「うん、そこ」
聞こえていた。
しかし再びあっちかなこっちかなと始めてしまった。
五十鈴は五十鈴で、気になることはそのままにしておけない。
「もしかして、その屋台は実体がなくて車が通っても大丈夫だったりします?」
「うん、たぶん」
たぶんか。
実際どうなのかなと考えていると車が一台やってきた。
どうやら車には屋台もきなこも見えていないようで、そのまま突っ込んでくる。
幽霊になってここに住み着くようになり、事故にも多少は見慣れてきた五十鈴だが、堂々と屋台が道の中央に鎮座して轢かれるというのは珍しい。
「あぶない!」
直後、車は無事に屋台を通り抜けていた。
ほっと一安心といきたいところだが、完全ではないようで“のぼり”の方は思いきり飛ばされていた。
バサバサっとトンネルの出口まで飛んでくるくるまわると、パタリと倒れた。
きなこはにっこり笑って誤魔化している。
「へへ」
「やれやれ、仕方ないですね」
「へ?」
五十鈴はきなこに背を向けるとトンネルを離れていく。
そして、
「よいしょっと」
すぐ近くの工事現場から余ってるA型バリケードを持ってくると、トンネルの手前、Uターン用に道が膨らんでるところに設置した。
これで猛スピードで車が突っ込むことはないだろう。
通行止めにしてしまえば楽かもしれないが、そういった乱暴なことはしないところが五十鈴なりの気配りである。
「それにしても一体何の屋台なのかと思ったら、トカゲって……」
飛ばされたのぼりを手に屋台までやってきた。
「いちばんのりだね。いっこしかないんだよ。かう? たべる?」
五十鈴の眼前にぶらーんとぶらさがる黒焼き焼きそばパントカゲ。
「うわぁ」
と苦い顔をしながらも見ていると、カチコチに固まってるはずのトカゲの尻尾がにょろにょろっと延びてくる。
「ぎゃっ」
爬虫類が苦手な五十鈴は、思わず後退り。
ところが、きなこはにっこり。
「いきがいいでしょう。さいこうきゅうひんだよ。はい、かったかった!」
商品はひとつしかないくせにバナナの叩き売りのようにテーブルをバンバンと叩いている。
「いや、お気持ちだけ頂くわ……」
幽霊なのに冷や汗をかきつつ、のぼりを屋台に結びつけていく。
騒がしいのがあまり好きではない五十鈴としては、手伝ってお店を終わらせるのが一番だと思い至ったようだ。
「早く売っぱらって、早く閉店させましょ」
「うん、ありがとう」
きなこが大切そうに眺めているトカゲを横目で見ながら、五十鈴は甚だ疑問に思うのだった。
――あやかしとはいえ、こんなもの本当にほしがる人がいるのかしら?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
なばた☆りえ
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月31日
参加申し込みの期限
2021年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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