this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
あいしあってるかい? どよーんとくろやきやきそばぱんとかげ♡
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
10
つぎへ >>
うぃぃぃぃぃぃん。
ここはシーサイドタウンの一軒家、白石家。
住人の小学生男子とその親は、夜も遅いためか既に寝ているようだ。
モーター音か何かが響いているのは、台所にある冷蔵庫。
時間割やら保護者会の予定やらのプリントがペタペタと貼られた、どこにでもある冷蔵庫だ。
直立不動の魚キャラがサムズアップしてるマグネットもあるが、そこはチルド室ではなく野菜庫だった。
さて、マジックショーの時間です。
種も仕掛けもないこの冷蔵庫、なんと……人間の姿になっちゃうのです。
う゛いいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん。
いつも以上にモーター音が大きくなったかと思うと、ハイ、人間のできあがり。
台所には背の高い女性、
小折 レイ
が立っていた。
ふうぅ~。
吐く息がどことなく、冷たい。
「黒焼きトカゲ、私に……しまいたい」
食べたいではなく、しまいたいらしい。
レイは人間の姿にはなっても、冷蔵庫としての矜持は捨てていないといったところか。
「でも、ニオイ移りするかなぁ?」
ぶつぶつと呟きながら、慣れ親しんだ台所をあっちへこっちへと歩き回る。
ニオイは子どもは気にしないと思うけど、母親はさすがに嫌がるかなぁなどと心配しながら。
「はっ。こうしちゃいられない。誰かに先越されちゃう!」
レイは慌てて外へ飛び出すと、小走りで大きめの道に出る。
すぐにタクシーが目に入るが、料金が高いと思うと手が上がらない。普段から主婦と接しているせいか、主婦感覚が強くなっていた。
それならヒッチハイク? いや、通りを行く車にサムズアップするなんて、魚キャラでもないのになかなか勇気が出ない。
ちらりと時計を見ると、よしと頷く。
「まだ電車は動いているはず」
シーサイドタウン駅へと向かうことにした。
キャットロードの辺りまで来たとき、レイは少年にぶつかりそうになる。
「おっと」
「おっと」
軽く会釈をすると、レイは南へ、少年は東へ向かった。
少年の名は
加澪 たばね
。
ヘアゴムの付喪神で、シーサイドタウンのアパートに兄と姉と一緒に暮らしている。
元は兄が姉にプレゼントしたヘアゴムで、姉は大切に使っていた。だからたばねは兄も姉も大好きだ。
大好きなふたりに噂のあれを食べさせてあげたい、そう思うのは自然なことだった。
たばねは立ち止まって振り向くと、
「姉ちゃん、兄ちゃん。きっと持って帰ってくるからね、黒焼き焼き焼き焼きトカゲ」
名前が少し違うのはご愛敬。
ふんふんと膝の屈伸運動をしながら、屋台のある旧市街の方をキッと見つめる。
「よーし、屋台までダッシュダッシュ!」
たばねは動くのが好きだ。
だからどこまでだって走れる! と再び自信満々で走り出すその瞬間――
「んぐぁ!」
たばねの肩と頭に何かがどしーんと落ちてきた。
「にゃあ~」
三毛谷猫である。
どうやら眠ってるうちにゲーミングパソコンのアメリアから落ちて、ここらでひとりぼっちになっていたようだ。
落ちたのか落とされたのか、それは永遠の謎だが。
そして、干支のネズミ作戦はまだ諦めていないのだろう。
新たな「牛」としてたばねが選ばれてしまったというわけだが……
「か、かっわいい~」
たばねは手を伸ばして、もふもふの三毛谷猫の脇腹のあたりをなでなで。
「よーし、猫ちゃん。落っこちないでよー」
どうやらネズミ作戦は続行できそうだ。
猫が落ちないように気をつけながら、たばねは気合いを入れて叫んだ。
「おりゃあ。いっくぞー!」
「いくにゃあー!」
とあるオープンカフェの前、1人と1匹が駆けていった。
「あらぁ」
テラス席からその様子を見ていた者がいた。
何故か、カップを持つその手はぷるぷると震えている。
「衝撃ですわ。応援したくなってしまいますわ」
それは身長120センチという6歳程度の背格好だが893歳にもなる、不思議な女性である。
カップには好物の柚子茶が入っていたが、
「あらぁ衝撃ですわ。カップが空っぽですもの」
ぷるぷる震えたおかげですべて地面に零れてしまったようだ。
「はふーん。これは衝撃ですわ。自分の名前を忘れた時と同じくらいのショーゲキ!」
名前は忘れたが、自分がどういう妖怪なのかは忘れていない。
座敷童子である。
忘れてしまった名前は取り戻せないので、
座敷 童子
という名前で通していた。
そして彼女は今、自らの能力を加澪たばねのために使ってあげたい、その思いでぷるぷるしていた。
「あの子、衝撃ですもの」
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
あいしあってるかい? どよーんとくろやきやきそばぱんとかげ♡
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
なばた☆りえ
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月31日
参加申し込みの期限
2021年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!