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あいしあってるかい? どよーんとくろやきやきそばぱんとかげ♡
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ちょこちょこちょこちょこ。
ゲーミングパソコンのアメリアは軽快に、結構なスピードで道を駆けていく。
この調子なら旧市街のトンネルだって十分到達できるだろうし、うまく工夫して乗り物に乗ったりすることができればなおさらだ。
そんな時だった。
ドン。
アメリアが何かに乗るのではなく、アメリアに何かが乗っていた。
なんだろうと思いながら、ちょこちょこと歩を進めていると、上に乗った何かが喋り出した。
「悪いね、アレをやってみたくなったもんだから」
「誰?」
アメリアの上で行儀よく座っているのは、三毛猫の三毛谷道哉だった。
「ほら、干支を決める競争の話があったよね。ネズミが牛に乗って、ゴール間際でパッと降りて一等賞。というアレさ」
思わず歩を止めるアメリア。
「あなた、何を言ってるの……?」
三毛谷猫は構わず話し続ける。
「いやいや。そんなにうまくいくとは思ってないよ。でもね、何事もやってみないとわからない。そうだろ?」
「それはそうだけど……」
「ほら、やるだけやってみようじゃないか。ポジティブに考えようよ、1人で挑戦するより2人の方が助け合えるってもんだろう」
「なんだかその気になってきそうな自分がこわいわ」
アメリアはポジティブな性格だからか口車に乗せられたからか、三毛谷猫という困難を背負ったまま歩き出した。
ちょこちょこちょこちょこ……。
適度な揺れが三毛谷猫を眠りに誘っていく。
「むにゃ……ところで、パソコンもトカゲを食べたいものなのか?」
「私にも分からないのよね。でも……美味しそうな匂いはするわ」
アメリアは前を向いて、少しずつスピードを上げていく。
パソコンの筐体は猫がギリギリ乗る程度だ。このまま落ちないといいのだが……。
その頃、シーサイドタウンのエリアに入っていた兜島まうは……
「はぁはぁはぁはぁ」
猛ダッシュしまくったせいか、膝に手をつき肩で息をしていた。
夜遅くて暗い道ばかりだったせいか、くまの姿は見られず騒ぎにはなっていないようだ。
「くっそお、まだまだぁ。絶対誰にも渡さんぞー!」
再び走り出そうとしたその時、道の向こうに人影が見える。
サッと人間の姿に戻るまう。
「あっぶねえ。体力は落ちるけど、人間でいくっきゃないかー」
人影がそのまま通り過ぎていくのを確認すると、ほっと胸をなで下ろして、
「でも、誰にも見られなくてよかった~って感じか」
と足取りも軽く、旧市街に向けて走っていった。
すぐ後ろで一部始終を見ていた者がいたことには気がつくこともなく……。
「ほほぉ」
熊の姿をじっと見ていたのは、
八神 修
。
といっても、寝子島であらゆる異変に接してきた男である。
人間が熊になるくらいで驚きはしない。
修が考えていたことと言えば、まうの「誰にも渡さん」という言葉だった。
黒焼き焼きそばパントカゲが旧市街の屋台で販売されることは知ってはいたが、あそこまで夢中になって求めている人がいるとは思っていなかったようだ。
この様子だとトカゲを食べるために大勢のあやかしが集まるだろう。
いや、あやかしだけではないな、などと予想していると、まさに目の前を見慣れた人物が通り過ぎようとしていた。
海原 茂
と
鷹取 洋二
のふたりだ。
「先輩方、何してるんですか?」
「み、み、見れば分かるだろう。ひいぃひいぃ~」
まあ走ってるわけなんだけど、あんまりにもヘロヘロなので確信が持てなかったのか、修としては念のため確認してみたのだろう。
あるいは冗談の通じる先輩だから、あえておちょくってみたのかもしれない。
どれだけ走ってきたのか、運動が苦手な海原は苦しそうにひいぃひいぃひいぃと声を漏らしている。
ひいぃひいぃひいぃ。ひいぃひいぃひいぃ。
「先輩方、何走ってるんですか?」
もう返事はない。無理だ。
隣を走るのは、運動神経にもクセのある鷹取。
口をとがらせてふぅっふぅっふぅ~っと全集中、謎の呼吸で走っている。
ふぅっふぅっふぅ~っ。ふぅっふぅっふぅ~っ。
「先輩方、トカゲ食べたいんですか?」
返事はないったら、ない。無理なんだ。
ひいぃひいぃ。
ふぅっふぅ~っ。
ひいぃひいぃ。
ふぅっふぅ~っ。
ここは流れに乗るべきかと考えた修は、自分も走ることにした。
運動は得意ではなかった修だが、最近は毎朝のランニングのおかげで体力もついて、ふたりのペースにあわせるのは十分可能だ。
旧市街の屋台に向けて走りながら、トカゲのことを想像していた。
争ってまで食べたいわけではないが、食べてみたくはある……のかな。
何はともあれ、こう見えてイベントものは嫌いではない。
「やはり行かざるを得ないよな」
しかしゆっくりとはいえ走ることで体は熱を持ち、徐々に正常な判断力が奪われていく。
先輩2人とともに走り続けるうちに、柄にもなくこんなことを呟いていた。
「楽しくなってきたぜ……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
なばた☆りえ
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月31日
参加申し込みの期限
2021年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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