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かくして面接が終わった。
「疲れた……」
真遠は茹ですぎのブロッコリーになった気分だ。その場に崩れ落ちそうである。
「アタシも疲れたわ。とくに清子ちゃんね……異次元すぎたわ」
星太郎も五十歩百歩で、水を吸ったスポンジのような気持ちだった。
滴さんのアドバイスは? と星太郎が訊いた。
「滴……つまり文梨のアドバイスによると、曖昧な返事をするタイプはマイナスだそうです。何を隠しているか知れたものじゃないので」
「いいか悪いかは別として、みんな曖昧じゃなかったわね」
「どの仕事もそうですが、シフトにどれだけ入れるかも重視します」
「とすると清子ちゃんはアウト、と。ていうか昼間の業務なんてないし」
なお、『プロムナード』は日曜日が定休日である。
「あと、酒の強い弱いはじつは関係ないそうですよ」
「そうなの? でも若先生、全員に質問してたけど」
「お酒の強い客には同様にお酒好きな子や酒に強い子を優先的に付ける。逆に下戸な子でも、下戸な客につけたりするというわけで。要は正直に答えてくれるかどうかが質問のポイントでした」
「なるほどねぇ……とすると、安酒はまずいから嫌い、って言ってた清子ちゃんは飛び抜けて正直よねぇ」
「服装やメイクはどうでした? 木野さんから見て?」
「完成度高いのは清子ちゃん、一紗ちゃんは反対方向に振れすぎね。そして瑛美ちゃんはあのままじゃ出せないわ。でもそんなの関係ないの、どんな子であってもアタシが完璧に仕立てるから!」
「さすが頼もしい。それに、要所要所で鋭い質問が出てましたね」
「うふふ、ダテに歳食ってるわけじゃないわよ……って、トシの話はおよし!」
自分で言って自分でツッコんでしまう星太郎である。
それはそうとして、と真遠はアーナンドに話を振った。
「親父さんの意見は?」
けれどもアーナンドは降参するみたいに両手をあげるだけだった。
「ワタシ、わからないです。これまで応募してきたヒトぜんぶ採用してたけどお店、流行りました。ワタシ落とすの苦手、できない」
「なるほど、まあバラエティ豊かなのが『プロムナード』の良さでもあるからなあ……」
だが今回は二名までしか雇えない。そろそろ決定すべきだろう。まず星太郎が言う。
「そぉねぇ……アタシは瑛美ちゃんは無難だと思うの。猫好きって善人多いイメージだし、実際、いい子っぽいし。ボワボワの髪質も削いじゃえばセットもできるし、口下手なのも猫話しさせればなんとかなるんじゃないかしら。若先生はどう思うのン?」
「俺ですか……書類上は絢美清子かと思っていましたが、いまは烏魚子一紗でしょうかね。見た目と中身にギャップがあるみたいだし、客として話してみたい気がします」
決定は下った。肩の荷を下ろした気分で星太郎は髪をかき上げる。
開店準備をゴンザレスたち従業員に任せバックヤードに戻った。
まもなくして、
「おはようございまーッス!」
と
あんな
が出勤してきた。一番乗りだ。
「若先生、来てたんだ? まみちゃん嬉しっ♪」
指名よろしくーっ、と言い残して
まみ子
もメイク室に向かう。
夕顔と泰葉は同伴出勤予定、紗央莉は本日休み、スポット参加のバイトの子などもやってくるが、
「それにしても……」
壁時計に目をむけたまま、星太郎はまるで時計が宿敵のような表情になる。
「恋々ちゃんと九鬼姫ちゃんはおっそいわねぇ。いつもなら来てもいいころなのに」
九鬼姫はわりあいに時間にルーズだが、恋々はそのあたりきっちりしているほうだ。ふたりは同居しているので、恋々が休みでない限りは定刻前に姿を見せるのが常だった。今日はふたりとも勤務のはずだから、あまりない状況である。
気を揉む星太郎を翻弄するかのように、なかなかふたりはおとずれなかったが、ようやく、
「おはよ……」
ドアの隙間から入りこむようにして恋々が来た。九鬼姫も一緒だ。
瞬間、パリーンとガラスが砕けるような音が星太郎の脳内で鳴る。
「その目は何よぉおおおおおお!!」
恋々の目を見たのだ。腫れている。
ケガしたとか病気とかそんな大きなものではない。注意力が不足している人であれば看過したかもしれない。でも尋常でない事態の結果だと、星太郎はたちまちのうちに見抜いている。
たとえば寝不足だとか。さもなくば激しく泣いたせいだとか。
「保冷剤で冷やしなさい! メイク乗らないでしょ! 九鬼姫ちゃん整えてる間になんとかしなさいよぉおお!」
「ごめんね。そうするよ」
恋々に普段の元気はなく、言われるままに冷蔵庫に歩いて行った。
九鬼姫は座って恋々を見送っている。つづいて星太郎は、九鬼姫の膝に手作り弁当の包みを乗せた。
「ほら、食べてないんでしょう。時間ないからもうメイク室に直行、ソレ食べて待つ!」
「おー、もらってやるぞ」
九鬼姫はいつものごとく明るくも横柄なことを言うのだが、生意気なのは言葉だけだ。やはり声には勢いがなかった。
恋々ちゃんと九鬼姫ちゃん、ケンカでもしたのかしら――いや、ちがうわね。ふたりのあいだにピリピリしたもの、感じなかったもの。
じゃあ一体……?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月16日
参加申し込みの期限
2021年10月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年10月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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