this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
スターライト・セレナーデ
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
23
つぎへ >>
真遠は一度『プロムナード』を出た。
もちろんそのまま居残っていてもいいのだが、これから真遠は経営側から客へ立場をチェンジすることになる。そういえば客として行くのは久しぶりだ。外の空気を吸って意識を切り替えたかった。
空には星あかりが出はじめているが、街の星はこれをうわまわる。とりわけキャットロードは、街全体が天の川のようなものだ。面接で気が張りつめていたせいか、真遠は歩きながら星の海をただよっているような気分を味わっていた。
どうだった?
文梨みちるからショートメールが来た。
長文で顛末を書きかけて、あまり長いのもよくないな、と書き直す。真遠は端的に結果をあきらかにした。助言は役立った、と礼もしたためておく。
個人的には、文梨がどんな質問をぶつけるか興味があったけどな。
とすぐに付けたしたのは、実際に真遠がそう思っていたからだ。
人生なかなかゲームのようにはいかない。ある程度予測はたてて準備していても、ぶっつけ本番で当意即妙の受け答えをするのは難しいものだ。百戦錬磨の彼女なら、どうやって面接をこなしただろう。いわゆる迷惑客のあしらいかたなんかも聞けたかもしれない。
軽く時間をつぶしてから、とって返してプロムナードの正面入口をくぐる。
「若先生、いらっしゃいませですよ」
えびす顔のアーナンドが迎えてくれた。
「ご指名ありますか?」
「ああ、じゃあ、まみ子を」
約束なんでな、と言って案内を受ける。
まみ子はまもなくやってきた。やはり第一印象は中学生、それも、いささかおしゃれを頑張りすぎてとんがってしまった女子中学生というできばえだ。和風ロリータというのか、着物のような柄をしたハイウエストのドレスだが、肩は空いており涼しげだった。ストレートかつ前髪ぱっつんにしている。もちろんウィッグだが。
「そういう髪型は九鬼姫の専売特許だと思っていた」
「なによもー! まみちゃん、若先生が指名してくれるってゆーからがんばったのにー」
「すまんすまん。似合ってると思うぞ」
「ホントー?」
「嘘は言わん」
「なら証拠にボトル入れて☆ 安いのでいいよっ」
「……してやられたというわけか」
断れそうもないので、本当に安いスコッチをボトルでオーダーする。コストパフォーマンスなんて言葉は使いたくないが、値段のわりにはうまい銘柄だ。
ハイボールにしてもらい、傾けながらいつものオタ話に花を咲かせた。
「……意外だな。あの新作アニメ、まみ子はチェックしてないのか」
「録画はしてるけどねー、なんか溜まってるだけ」
「好みだと思ってたが。あの監督の新作だし声優陣も……」
「うん、ストライクだよ。たぶんね、観たら気に入ると思う」
妙だな、と真遠は思った。
どことなく様子がおかしい。
アニメの視聴にとどまらない。趣味全般について、いつもなら『さすが情報が早いな!』とうなりたくなるほど彼女のアンテナは情報感度が高いのだが、最近は鈍くなっているのか、当然知っていそうなものを取りこぼしていたりする。
そもそも、真遠の前では全開というか、前のめり気味に話す傾向のあるまみ子が、今夜はやたらと聞き手に回るのも変といえば変だ。
「やっだー♪ マサぴょんてばウケるー」
表面上はいつも通りなのだ。
でもやはり引っかかる。
やっぱり、あのことだろうか。
この前の花見のとき、偶然見ちゃったんだよな。海浜公園で。
まみ子が件の美女とキスをしているところを……。
それだけならまだいい。
直後、別の美女が絡んできて、なんというか、一触即発の雰囲気になった。
距離があったため会話は聞こえなかった。だが、楽しいカンバセーションではなかったろうとは想像がつく。
修羅場の予感しかしなかったのでその場を離れたから、あとのことは知らない。
やはりあれが影響しているのか。
……聞くわけにもいかんので聞かないが。
ふと真遠が黙ったせいか、まみ子は首をかしげた。
「どうしたのマサぴょん? 酔った?」
「あ……うん、そうかもしれん」
とっさにごまかしたものの、精神的に疲れたせいか頭の芯がぼうとしているのは事実だ。
隣のテーブルはあんなだ。客は大学生風の男二人組、メートルがあがっているのか少々声が大きい。
「……お姉さん、高校も出てなくて恥ずかしくないんですかー?」
「十輪田(とわだ)さんストレートすぎー! でも、俺だったら自殺モンっすよー」
聞きちがいか? ひどく失礼なことを言っている気がするが。
ちらと隣席に目を向けたが、あんなは怒る様子もなく、頭をかいて「そっすねー」とか「あーし底辺生まれなもんでー」などと言って笑っている。
笑ってるのか、だったらいいのかな。
だがなんとなく酔いも、興も冷めてしまった気分だ。
帰るとするか――といささかおぼつかぬ足に力を入れて真遠は席を立った。
<< もどる
1
…
9
10
11
12
13
…
23
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
スターライト・セレナーデ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月16日
参加申し込みの期限
2021年10月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年10月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!