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鬼河内 萌
は窓を開け空を眺めた。果てしなきブルーの青空だ。雲なんか申し訳程度にしか流れていない。
ちょっと空気を入れ換えたら冷房を入れよう。今日もきっと暑くなるだろうから。きっと、室外機の回転羽がふっとぶほどガンガンに効かせなくてはなるまい。
カレーショップ『ザ・グレート・タージ・マハル』の店内だ。まだ開店前、店はまだ眠っているけれど、流れる空気にはすでに刺激的なスパイスの香りが充満している。
「なんだかねぇー。梅雨はどこに行った? と言いたくなるよ」
萌のつぶやきをどう聞いたか、
「なんに使うん?」
野菜原 ユウ
が冷蔵庫から、めんつゆのボトルを持ってくる。業務用のジャイアントサイズ、インド料理店だけどしっかりあるのだ。隠し味として使ったりする。
「ユウくん、あまりに古典的なボケすぎてキュンキュンしちゃうよ☆」
「え? ボケたつもりじゃねーんだけど?」
どうやら大マジだったらしい。ユウはまだのみこめていない様子で、萌とめんつゆボトルを見比べるように、視線をいったりきたりさせている。
――恐いもの知らずのユウくんも、なかなか緊張してるようだね。
ふふふ、と萌は内心で笑った。
まあ、ボクもそれなりに緊張してるけど――。
ちらと柱の時計を見上げた。約束の時間までもうすぐだ。それまでに、ちゃっちゃと店の開店準備をすませてしまおう。
緊張をほぐすべく、関係ない話題をふることにした。
「ユウくんが前言ってた子、蒲田氏だけど……」
「蒲田の話なんかしたっけ?」
覚えてないんかい!
憤慨のあまり髪が逆立ちそうになる萌である。彼女の名を聞いてから萌はずっと懊悩し、ときとしてベッドの上で転がったりしているというのに。
蒲田という少女について、萌にはほとんど情報がない。
ユウの中学時代のクラスメイトだったということ、一度ユウとふたりで、大型玩具店ハローニャックに出かけた(デート?)ということ、ユウいわく『変なヤツ』だということ、それだけだ。ユウの場合『変なヤツ』というのは『おもしれーヤツ』という意味でありほめ言葉であることを忘れてはいけない。
「入院中、なんだよね?」
「おう。まー、大変でな」
ユウは語尾を濁らせた。あまりつっこんで訊くのはやめたほうがよさそうだ。
「変わった子なんだっけ?」
「まったくだぜ、超変なヤツだ。ま、オレと友達って時点で変なヤツに決まってるけどなー」
にししっとユウは笑った。蒲田という少女のことを思い出すと笑いがこみあげてくるのかもしれない。
今度は『超』がついた!
でも『友達』だ。『カノジョ』じゃないし『ガールフレンド』でもない。ましてや『恋人』とかでは全然ない!
でもまあ、さぐりはこのあたりにしておこう。不審がられても困るし。
問題はボクも『変なヤツ』(※くりかえすがユウ的にはほめ言葉だ)の範疇に入っているかどうかだよね――。
前に萌はユウから、「おかしな子、気の毒な子」といった表現で呼ばれた覚えがある。つまり変な子認定されていると前向きに脳内変換しているのだが……思い切って訊いてみようか。どうしようか。
迷っている間に開店準備は終わりそうだ。下ごしらえをしているユウに萌は質問をぶつけてみた。
「ねーユウ君♪ ボクは? ボクって変?」
覚悟をもって問いかけたのだが、あくまで軽くイージーに、いつでもジョークに逃げられるフットワークでアプローチしている。決定的な回答であったら、華麗に笑い飛ばしてキャンセルできるように。
おいおい、とユウは笑い出した。
「変に決まってるじゃねーか!」
「うしっ!」
「なぜ喜ぶ?」
「いやだってユウくんも変だし~♪」
「おーよ。変の同志だ」
同志! なんとときめく表現を使うことか!
変と言われて喜んで、同志の言葉にときめいて――やっぱボク、超が百個つくくらい変だよねっ!
と心の拳を握ったところで、カランと入り口のカウベルが鳴った。
「あ、まだ開店準備中で……」
と言いかけて萌は立ちつくした。
ゆるふわ。
萌のライフステージにはずっと出番がなかった言葉だ。これからもないかもしれない。永遠(とわ)に――。
だがいま、戸口に立っているのはゆるふわの化身なのだった。
「こんにちはー」
全身で、女子。
萌はとっさにそう思った。
ゆったりしたトップスの色は淡いグリーン、白いスカートも長すぎず短すぎず軽やか、ややヒールのあるサンダル履き、それでも腰にエキゾチックな模様のスカーフを巻いたりしておしゃれ感を忘れない。セミロングの髪も無理のないカールだ。カッチリしてない。でもルーズすぎない。クールの正反対といえようか。
「うおっまぶしっ」
日陰の世界(?)に生きる身として、思わず萌は目を覆いそうになった。
「何言ってんだ」
小さくツッコミを入れ、ユウがかわって告げる。
「えーっと、今日面接の……」
「はぁい。絢美清子ですぅ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年10月16日
参加申し込みの期限
2021年10月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年10月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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