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寝子島高校
部活動のお時間です! ~文化部編~
【美術部】
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「美術部……」
放課後の美術室。それを前にして
大和 撫子
は扉に手をかけるかどうかを悩んでいた。
撫子は現在寝子島高校3年8組に所属している。
夏前という事で今後の進路を考えなければならないのだが、大きく広がる未来に進む道を決めかねている状態である。
どうせわからない未来なら、今しかできないことをしてみたい、そう思い文化部への入部を考え始めたのだが。
「やっぱり……3年生で部活なんて、遅いって言われちゃうでしょうか」
何もしてこなかった2年間、今になって何か始めたって遅いのかもしれない。
年上の新入部員なんて歓迎されないだろう、なにより、したいことが見つからないのに部活に入りたいなんて、おこがましいだろうか。
何度も何度も頭の中で繰り返してきた問答をもう一度繰り返す。
扉に伸ばしかけていた手をその胸の前で握る。小さくため息をついて踵を返そうとした瞬間、からりと扉が開いた。
「っ!?」
驚いて横を見ると、綺麗な白の長髪から赤い瞳を覗かせた
旅鴉 月詠
が不思議そうに撫子を見上げていた。
「入らないのか?」
「は、入ります!」
反射的に答えて、撫子は美術室に足を踏み入れた。
「詠ちゃんだ、こんにちは」
「北原か、今日はなんだか見慣れない顔があるな」
「文芸部の方と、あと漫画研究部の方と合同誌を作るから……、打ち合わせなの」
北原 みゆき
はそこで言葉を切り、撫子を見上げる。
「えっと……?」
「なんだ、美術部員なのかと思っていたんだが」
「あ、いや、私は……」
いきなり会話の矛先が自分に向いて慌てて撫子は頭を下げた。
「3年8組の大和撫子、です。あの、文化部への入部を考えていて、見学ができたらなって……いいですか?」
「あ、1年の北原みゆきです。えっと……部長」
「霧切です、こんにちは、美術部の見学ですか?」
霧切 翠子
の笑顔に撫子はすこし落ち着いたのか表情を崩す。
「はい……3年のこの時期に部活なんて、おかしいとは思うんですけど……」
「そんなことはないですよ。といっても今回は合同誌の話なので、普段の活動とは少し違ってしまいますが」
「お邪魔でないなら、見学させてください」
撫子の言葉に翠子はにこっと笑う。
「もちろん、どうぞこちらへ」
撫子が翠子の隣の椅子に腰かけたのを確認して月詠は別のテーブルへ。
「あの……?」
「ああ、私は美術部員じゃないからな」
美術部の人間だと思い込んでいた撫子は意外そうに首を傾げる。
月詠は当然のように自分の名前が付けられた保管スペースから道具を取り出し、資料を広げていく。
今日はどうやら粘土での作業のようだ。
不思議そうに眺めていた撫子だったが、視線を目の前の合同誌に移した。
「霧切先輩、今回はBLイラストはないんですか? 見たいな~」
と、翠子を上目づかいで見上げながらおねだりしているのは
響 タルト
。
「あ、あるわけないじゃない、ベーコンレタスなんて!」
と、返しつつも翠子は視線を逸らす。
「ごめんなさい、少し遅れました」
翠子の視線の先に
折口 ゆづき
がやってくる。手には文芸部の活動で作られた作品を印刷したもの。
「……えっと、初めまして、でしょうか?」
ゆづきは翠子の隣に座る撫子を見て首を傾げる。
その様子に撫子は小さく頭をさげ、見学である旨を伝えた。
「よければ、文芸部の活動も気にかけていってくださいね」
ゆづきは椅子に腰かけ持って来た作品を脇に置く。
「イラストに漫画研究会の作品と文芸部の作品の3部構成ですが、巻頭はカラーですし、文芸部の作品に挿絵も付けてくださるので、結構豪華なんですよ?」
タルトが今までに作ってきた合同誌のバックナンバーを順に並べる。
「今日は漫画研究会の人がいないから、挿絵の方だけ進めちゃいますかー」
「文芸部さんは……どんな作品を?」
「今回は寝子島舞台のファンタジーというか、フィクションですね」
「挿絵は誰がやる? みーちゃんやってみる?」
「わ、私ですか!? ……できる、かな?」
「失礼します」
前触れなく開いた扉の先には、風紀委員、綾の姿が。
「風紀委員です。部の活動でいくつか確認したいことがあるのですが、ご協力いただけますでしょうか」
「ああ、はいはい、なんでしょう?」
翠子が立ち上がって綾の元へ。
綾はタブレット端末を操作しながらいくつかの質問事項を口にする。
「あなたが部長さんですか?」
「そうですね、2年の霧切です」
「顧問の先生はいらっしゃいますか?」
「
若林 沙穂
先生が顧問です」
「若林先生……ああ、美術のですね。部員数は今どのくらいいらっしゃいますか?」
「3学年合わせて大体30名程度ですが……」
「この美術室、使用許可は取っていますか?」
「えっと、普段は部室で作業なんですが、今回は他部とのミーティングもあったので広いスペースをお借りしています」
「貸出許可は?」
「若林先生に一応……空き教室の使用も許可は必須なんですか?」
「一応確認しただけですので、お気になさらず」
そこで言葉を止め、綾は美術室を見回す。
「みなさん、美術部員ですか?」
「いえ、今日は文芸部の方と、見学と、フリーアーティストさんが」
文芸部の方、でゆづきを、見学、で撫子を、フリーアーティスト、で月詠を順に視線でとらえる。
綾はまず月詠の元へ行き、作業を中断するよう呼びかけた。
「すみませんが、少しよろしいですか」
「すまないが、今はよろしくない。粘土は刻一刻と固まっているんだ。成形の手を止めることはできない」
綾の方へ一瞥たりとも向けずに、月詠は粘土をいじっていく。
2本足で立つ猫のモデルは毘沙門天像。このあと調子が良ければ動物七福神の制作も視野にいれていた。
一切こちらを見ようとしない月詠に小さくため息をつき、綾はタブレット端末に何かを書き込む。
そして次はゆづきに向き直り同じように質問を行う。
「部員は20人ちょっとでしょうか……掛け持ちの方が多いのでまとまった活動は多くないですが」
「顧問は、
久保田 美和
先生ですか?」
「はい、文芸部の方で読みたい、必要になった資料は久保田先生にお願いして図書室に入れていただいたりしています」
「活動内容は、どんなものなんでしょうか」
「そうですね、主に部員が持ち寄った書籍を読んだり、部室のノートパソコンで作品を作ったり……今回みたいに、他の部活の方とコラボさせていただくこともあります」
「何か、今までで郊外に出た活動なんかはありますか?」
「こばと幼稚園や他の児童施設で手作りの絵本を読み聞かせたりとか、ですね」
「なるほど、ご協力ありがとうございます」
綾はすっと一礼すると、来た時と同じように前触れもなく美術室を出て行った。
「……風紀委員って大変なんだねー」
タルトは机に顎を乗せて目線だけ扉の方へ向ける。
「頑張ってらっしゃいますね」
みゆきも同じように扉に目を向ける。
と、また扉が開く。
「こんにちはなのだー! 突撃真央ちゃんなのだ!」
先ほどの綾とは打って変わって高いテンションのまま真央が美術室に降り立つ。
「卒業アルバム用の写真を撮っているのだ、協力してほしいのだ!」
先ほどまでの緊張していた空気が一変、真央の登場で一気に和んだ雰囲気がが流れる。
「どうしたのだ?」
その様子に真央は首を傾げた。
「えっと、私は席を外した方が良いです、よね?」
撫子が席を立とうとして、タルトとみゆきがそれぞれ片手ずつ掴んで引き留める。
「まぁまぁ、そう言わずにー!」
「よかったらもう少し、見ていってください」
「……いいんでしょうか?」
撫子が座り直したところで真央が写真を1枚。
「そういえば、みゆきちゃんのイラストどんな感じになったのー?」
「鼻岬洞窟の鍾乳洞が描きたいなって思ってて……まだラフなんだけど」
「おお、綺麗! 色が乗るのが楽しみだなぁ」
「タルトちゃんは、懐かしいね、亀さんとマタ高の人たちの絵かぁ」
「そうそう、描きためたぶんを載せてもらおうかなって」
みゆきとタルトがお互いの作品を見せあいながら盛り上がっている横で、翠子とゆづきは撫子に借り入部を薦めていた。
「顔出し程度によかったら来てくださいね」
「読書がお好きなら、ぜひ」
読書も、絵を描くことも好きな撫子は困ったように「考えます」と呟いた。
「月詠ちゃんはやっぱり美術部だったのだ?」
「私は違う。間借りしているだけだ」
真央の前に粘土で成形したトラ猫の毘沙門天。
「おおお! かっこいいのだ! トラ猫様なのだぁ!」
「さすがに焼釜はアトリエにおけないからな。たまに美術室のを借りているんだ」
他の動物で作られた七福神。
狼の大黒天、熊の恵比寿、牛の福禄寿、蛇の弁財天、うさぎの布袋に、梟の寿老人。
そこにトラ猫の毘沙門天を並べ、その出来に月詠は満足そうにうなずいた。
「真央ちゃんはこの後も部活の写真撮りに行くのー?」
「そうなのだ! 真央ちゃん今日は突撃写真部隊なのだ!」
「あの……私も、他の部活の絵が描きたいから、一緒にいってもいいかな?」
「もちろんなのだー!」
デジカメを振り上げた真央の腕を、右腕をタルトが、左腕をみゆきががっしりと掴む。
「わ、私も、行っていいですか?」
撫子がおずおずと立ち上がる。
「他の部活も少し、見てみたいので……」
美術部、文芸部の面々が思っていたよりも受け入れてくれたことに勇気を持ったのか、撫子は他の部活も見てみたい、と強く思っていた。
しかし、部活に縁がなかった分、各部の活動ばしょなどがわからない。
「もちろんなのだ! みんなで一緒にいくのだ!」
真央の底抜けに明るい笑顔に背を押されて、撫子とタルト、みゆきは美術室を出発した。
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時織椎
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
48人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月15日
参加申し込みの期限
2013年10月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月22日 11時00分
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