this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ゴールは落神神社
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
16
つぎへ >>
【闇にうごめく者、抵抗する者、そして……】
『そういえば、タクティカルライトがあったはず』
そう書き残し、
小山内 海
が自宅のあちらこちらを闇の中ひっくり返す。
「そうか、とりあえず探してみないとな……」
といいつつも、女性の部屋なので手は出しにくそうにしている
御剣 刀
。
「雨合羽とかあったほうがいいかなー」
そして、雨具を前にして、思案しているのは
桜庭 円
。
「悪いね、こっちに入れてもらっちゃって」
「他にこっちに人いなさそうだしねー頑張って生き残ろう」
それらを手伝ったり、必要な道具を物色しているのは同じく駅で遭遇した
猫村 翡翠
である。
寝子島駅で合流することが出来たこの四人であった。
また、個体数が少なかったのか、運が良かったのか……。
寝子島駅からほど近いらしい、海の自宅に無事来ることが出来た。
『いそがなきゃいけないし、じんじゃのほうにむかうなら、かさよりかっぱのほうがいいよね?』
「そうだねー。早く準備しちゃおう。あまり時間を掛けるとまずいしね」
海の書いて見せた言葉に、円は頷くと手早く人数分用意していく。
いくらかは途中のコンビニから持ってきたものもある。
といっても、暗闇の作業だったので、幾分かは関係ない物も混じっていたのだが……。
「確実に欲しい道具は、懐中電灯、雨具、ビニール傘、穴を掘る為のスコップといったところか」
「俺は、車の盗難防止装置とかを発動させるといいと思うんだ。」
刀の言葉に頷きつつも、翡翠は陽動のやり方を説明する。
要は、大きな音を立てて敵の注意を引けるか? ということなのだが。
「……発炎筒にしろ、盗難防止装置にせよ、効果があったら運が良かった程度だねー」
あくまで持ち出すのは刀の言った道具が優先、というわけである。
円の言葉に一同は慌てて道具をそろえていく。
ある程度、道具がそろったかどうか……そんなときであった。
かさかさ……
かさかさ……
「……静かにっ」
四人が雨合羽を着用していたとき、一番その音に注意していた円が気づく。
「近くにいるっぽい」
小声で言いつつ脱出できるかどうかを考える。
が、敵の姿が見えないので何とも言えない。
「……とりあえず、出てみるか?」
刀の提案に、海は首をふるふると横に振った。
『たぶんいまでたらあぶない』
「俺も海に賛成だな」
海は書いて、翡翠は声を潜めつつ、やりとりをかわす。
しばらくするとその音は止んだ。
どうやら、どこかへ行ったようだが……。確認は出来ない。
「……行くぞ!」
ちらりと周囲を確認して、敵がいないことを確認した刀は、皆を促しつつ先頭で外に出る。
外に出ると雨合羽に雨が当たりぱちぱちという音がした……。
闇に閉ざされた普段の風景……刀は何となく不気味さを感じ悪寒がした。
しばらく四人は周囲に気を配りつつ、寝子島神社へと進む。
そこから、山道を通って、落神神社へと行くコースだ。
しかし、四人が参道商店街へ達したときに異変は起こった。
「――っ」
かすかな息づかいが、円には聞こえた。
しまったと振り向くと同時に、声も上げられずに舌に絡め取られて引きずられていく海が見える。
同時に、かさかさという音が発生する。
どうやら、敵は物陰に潜んでじっと四人を待ち構えていたようだ。
「いけない!」
円があらかじめ準備していた……ドアが開いていた車から取った発炎筒を、海の攫われた方向へと放り投げる。
そのとき、円はそれを直視してしまう。
(
桜庭 円
1d20=10)
暗闇の中、爬虫類のようで虫のようなそれ――蛇トカゲ虫とでも仮に言えそうなその生物が、音もなく舌を伸ばして海を引きずり込んでいく。
海はもがくが顔の口の部分から体をぐるりと絡め取られているためなすすべもなく引きずられていく。
――助けるにはどうすればいいか?
円が判断を下す前に、刀がいち動いた。
そうして、振り返りざまにもろに懐中電灯で照らしてしまった蛇トカゲ虫を見てしまう。
そして、その光で海もまたその存在をはっきりと認識する。
皮肉にも舌は顔のすべてを覆ってはいなかった。
(
御剣 刀
1d20=6)
(
小山内 海
1d20=18)
(「ここは俺に任せて先に行け!」)
刀はその言葉が喉まで出かかったが、出てこない。
頭に浮かび上がるのは自分が敗北したときの光景……そして、寝子島そのものが消えゆく光景……何もかもが壊れていくそんな恐怖が刀に襲いかかる。
「嫌だ! 止めろ、止めてくれ!!! 嫌だーーーーー!」
翡翠もまた、円の声でその存在を認識してしまっていた。
(
猫村 翡翠
1d20=15)
が、しかし、気力を振り絞って恐怖を押さえ込む。
「ちょっと気持ち悪いけど……今助けるからな!」
翡翠がそう言って反応する。
「そうか、この段階では引っ張っちゃえば……」
といって、円もまた走る。
円と翡翠は引きずられていく海に追いついて、その体を掴むと、思いっきり引っ張った。
ブチッ……っ!
何かを引きちぎる感覚とともに舌が引きちぎられる。
シャァァァァァアアアッ!
蛇トカゲ虫は怒りを見せ、その蛇のような頭から怒りの声を上げる。
しかし、発煙筒の灯りを見ると一瞬考え込むように止まる。
その隙を翡翠は見逃さなかった。
「これでも……くらえっ!」
止まっている蛇の頭に向かって保冷剤を投げつける。
シューッ! シューッ!
余り効いてはいなさそうだが、牽制程度にはなったらしい。
「刀くんはしっかりするんだ」
海の舌を翡翠が手早く引っぺがしている間に、恐怖状態の刀を円が思いっきり頬をひっぱたいて正気に戻す。
「はっ……俺は、何を?」
こうして刀は正気に戻った。
「それより急がないと……あっ」
円がそう言って翡翠たちの方へ寄ったときある事に気づいた。
(僕、暗闇の中で思いっきり発炎筒放り投げちゃったよね?)
赤い光りが辺り一帯とまでは言わないが、ものすごく目立つ光りを発生させている。
かさかさ…… かさかさ……
かさかさ…… かさかさ……
数は少ないが、足音が徐々に近くなってくる。
そして、先ほどの蛇トカゲ虫も再び動き出す。
その後ろに発炎筒の灯りに揺られながら、二匹ほどの蛇トカゲ虫が迫ってくるのが見える。
その場にいる四人はそれらをそれぞれの形で認識してしまう……。
(
小山内 海
1d20=14)
(
桜庭 円
1d20=17)
(
猫村 翡翠
1d20=17)
(
御剣 刀
1d20=1)
「はっはっはっはっはっは! 早さで勝負か! 上等だ、やってやる! やってやるぅ! 寝子島は俺が守るんだ! はっはっはっはっは! はっはっはっは!」
瞬間、ろっこん【加速】を発動し、笑い声を上げながら刀が突っ込んでいく。
それは、余りに突然のことで海にも、円にも、翡翠にも止められなかった。
助けようにも、すでに刀は敵中に突っ込んで行っており、それなりに距離も開いてしまった。
助けに行ったとして、全員が助かることはないだろう……誰もがそう考える状況だった。
「……行こう」
「……うん」
(……絶対、絶対脱出するんだから)
円が絞り出すようにそう言うと、翡翠が応え、海も続き三人はその場を走り去った。
ただでさえ重い空気が、ずっしりと海、円、翡翠に襲いかかりつつ……離脱した。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
16
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ゴールは落神神社
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月21日
参加申し込みの期限
2013年11月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!