this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ゴールは落神神社
1
2
3
4
5
…
16
つぎへ >>
【その影、這いずり寄るがごとく】
どこをどう走っただろうか……?
はぁ、はぁ、はぁと荒れた息を吐きながら、
天満 七星
は走っていた。
星ヶ丘寮から南進しつつ、市街地を走り抜ける算段である。
少なくとも、七星は普段見慣れた道をそうだと信じて走っている。
「早く……逃げませんと!」
ずるっ
ずるっ
ぢゅるっ
その後ろを、不可思議な形状をした軟体生物が這いずりながら追っている。
七星は振り返ることなく走る。
「一体、何が! どうなっていますの!?」
ざぁざぁと、降っている雨がその声をかき消す。
雨がアスファルトに跳ねるたび、むっとする独特の臭いを産み出し、さらに後ろの生物から漂う海水が錆びたような臭いが相乗効果を伴って七星の肺に吸い込まれていく。
「げほっ。げほっげほっ……うっ」
息を吸うたびにヒューヒューという音がする。
今更ながら、七星は自分が走ることが苦手なのを思い出していた。
思い出すと同時に、どっと疲れと精神的な圧力が全身に負荷を掛けてくる。
雨を吸って重くなった着物と、濡れてべたべたの髪、体中がねっとりと先ほどの感触を憶えている……。
その瞬間、七星は後ろから迫るそれの姿と形をありありと思い出してしまった。
(
天満 七星
1d20=10)
「ひっ……!」
明確なビジョンに恐怖を覚え、叫び声を上げるのをこらえつつ、星ヶ丘寮から降って最初の信号機の部分へとたどり着く……!
「天満さん! こっちへ!」
手前の通路から聞き慣れた声が聞こえる。
「稲場様!」
正面にある電信柱の影から
稲場 舞
が七星を呼び、七星もまた安心したように応える。
そのまま、七星は舞と合流したのであった。
「大丈夫ですか? なんか……その、酷い格好ですけど」
少しだけ着崩れた着物を直したらと暗に舞は指摘する。
「それは後でも出来ますわ。今は……速く逃げませんと」
息をするときに軽い咳をしつつ、七星は舞をせかす。
ずるっ
ずりっ
ぢゅる
大きな軟体生物のようなそれは、交差点の街灯に戸惑っているようだ。
不気味な、音だけが、舞と七星の耳に届く。
その間に息をついて着物を整える七星の横で、舞はさらに牽制の意味を込めて、ろっこん【雷鳴の弓】を発動した。
「両手をあわせ前に出し右手を弓のように引く……当たらなくていいから時間だけ!」
舞はそう言って、ひとすじの雷を敵に向けて放つ。
閃光が敵がいるであろう闇に吸い込まれ、舞はちらりと軟体生物上の生き物と目を合わせてしまった。(
稲場 舞
1d20=10)
シュゥゥゥゥッゥゥッ!
敵に当たったのか、敵はもだえているようだ。
「っ!」
ぞくっと舞の全身を恐怖が駆け巡るが、その恐怖を堪えて、体制を整えた七星と走り始める。
灯りのある信号沿いに落神神社に向かうのである。
「その、力は……何、ですの?」
「この力……この力は、神様から授かった力です」
ろっこん……舞にとっては、恐るべき力である。
特に、自分の能力は相手を傷つけることが出来る……それを可能とする力が自分の中にあるというのは、舞にとっては耐えがたい恐怖であった。
「ろっこんというのはですね……」
舞は走りながら、舞なりに考えたり聞いたりしたろっこんの種類や神魂の危険性を説明した。
「私にも、そのような力が……?」
そう言いつつ、七星は考える。
(それは、『神様の賜り物』なのか『拾ってはいけなかったもの』なのでしょうか?)
しかし、今はその結論を出している場合ではない。
七星が思考の波にのまれていて、幾ばくか時間が経ったときであった。
「止まってください!」
ぐいっと舞に袖を引かれて、七星は止まる。
どうやら、舞は前方に何かの気配を感じたようだ。
「えっ……?」
考え事をしていた七星は、ふっとその言葉で顔を上げてしまった。
ちょうど、星ヶ丘のホースクラブの付近の信号の灯りに照らされて、軟体生物がいた。
軟体生物は、信号から逃れるように遠ざかっていくところだったのだが、不幸にも七星はそれを直視してしまった。
気をつけていた舞は、さっとそれを見ずに隠れようとしたのだが……七星は考え事をしていたためにそれを見てしまったのだ。
(
天満 七星
1d20=2)
ぞっとする恐怖が……! 先ほどの感触が……!
七星の中に再びよみがえる。
「嫌……っ! 嫌ああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「っ……! 天満さんっ」
突如叫び声を上げた七星を舞が自分の元へと引き寄せる。
ずちゃっ……
同時に舞は、軟体生物の気配が止まったのを感じた。
恐らく、七星の叫び声に反応したのだろう。
かといって、ここで七星を置いて引き返すというのは舞には出来ない選択であった。
「大丈夫……大丈夫ですよ。頑張って、逃げましょう」
「はぁっ……はぁっ……ひっ!」
軟体生物が信号前で躊躇している間に、七星をそっと抱きしめて落ち着かせる舞。
軟体生物との距離は数字にして数メートル程度だろう。
しかし、信号付近の街灯の明かりと、交差点の角である利点を利用して上手く舞は隠れていたが、七星の叫び声で状況は悪化しつつあった。
(どんな力であったとしても、なるべく使わないほうがいいでしょう……なんて、言っても結局は頼らざるを得ないのですね)
そう言って、舞は覚悟を決めたように頷いたのであった。
1
2
3
4
5
…
16
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ゴールは落神神社
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
じんの
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月21日
参加申し込みの期限
2013年11月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!