this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
白い本は誰が為に
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
10
つぎへ >>
【ペイントボール大戦記】
日暮 ねむる
が本日何度目かわからないあくびをしたのは寝子島図書館だった。
「ふぁあ、眠い眠い……あいたっ!?」
上の空で歩いていてぶつかった本棚からどさどさと本が地に落ちる。
慌てて本を拾い集め始めたが、その中の一冊が目に留まった。
「あれ、なんだろう、この白い本」
本を開いたねむるの意識は不意に途切れた。
「……ぐらし。……日暮二等、日暮二等! ……目を覚ませ!!」
「あれ……?ここは……」
ねむるが目を開けば、そこは砂浜だった。
状況が良くわからないまま目の前にいる男に叱咤される。
「なにをぼさっとしている! まだ戦闘中だぞ!」
「せ、戦闘!?」
物騒な単語にねむるの眠たげな目も見開かれる。
「!? 危ない、伏せろ!!」
「あわわ!?」
ねむるは青空に浮かぶカラフルな飛行船から無数のボールが降ってくる光景に言葉を失う。
ボールは地面や木に叩きつけられるとべちゃっと音を立てて潰れ、中から絵具が勢いよく飛び出して辺りを鮮やかに染め上げていた。
「ペイント、ボール?」
そして気がつけば自分はマーカー銃を持っていた。
「え、あれ、僕いつの間に……?」
「しっかりしろ! 俺達は今戦争中なんだぞ!」
ねむるにとってはまさに寝耳に水な話だ。
上官然とした男は溜息をつく。
「おいおい、勘弁してくれよ。打ち所が悪くて一時的な記憶障害でも起こしんのか?」
「ええと、そう、なのかなぁ」
頼りなさげなねむるにあきれた様子で男はこの世界についての説明を始めた。
この世界には二つの大きな勢力があって、覇権を争っていること。
その戦争に使われているのがペイントボールだということ。
そしてボールに当たるとたちまち眠ってしまうということ。
そんな説明を受けている間にも辺りを見渡せばカラフルな砂浜では兵士たちが一人また一人と空からのペイント爆撃で撃沈させられていた。
「う~ん……よく解らないけど、ペイントボールの相手がいるのは嬉しいね。よし、ねむる二等、やっちゃうよ」
既にすやすや眠っている仲間を見て羨ましいと思いつつもねむるはマーカー銃を構える。
その顔は【ねむる】ではなく、ネットギャング【フクメン】の【ネム】のもの。
すぐに敵の兵士と鉢合わせになるものの、【ネム】は冷静に対処した。
敵の攻撃を僅差でかわしながら撃ち返す。
そのまま走るのは止めずに敵が引き金を引く前に距離を詰め、敵の留守になっていた足元を狙って足払い。
敵がバランスを崩せば、見逃さずにマーカー銃の引き金を引いた。
複数いる敵の場所を意識して適切な間合いを保持しながら、最小の行動での回避と正確な射撃で一人ずつ確実に沈めていく。接近した場合役に立ったのは熟読している複数の武術書だろう。
「神よ、我が手と指に戦う力を与えたまえ……なんつって」
冗談混じりに祈りの言葉を呟いてマーカー銃にキスしてみせる真似をしてみせる余裕をみせていたねむるだったが、敵陣の中枢に辿り着いた頃には冷や汗をかかずにはいられない状況に追いやられる。
「あはは……冗談きついねー……」
ねむるの前方100メートル程の距離にいた仲間が一気に敵に沈められた。
一斉射撃とか、ガトリングガンとか、そんな生易しい攻撃のせいではない。
彼らを襲ったのは……。
「ちょっ、これはずるいでしょー!?」
直径30メートル大の巨大ペイントボール。
敵の本拠地から打ちだされたそれが一気に仲間を押し潰して甚大な被害を生みだしていた。
その大きさゆえに飛距離は短いようだったが、本拠地周辺まで迫っていたねむるたちを足止めするには十分な代物だった。
「でもここで二の足踏んでたら英雄には程遠いよね!」
意を決したねむるはキッと前を見据え、マーカー銃を構えて敵陣に向かって勇敢に特攻を仕掛けた。
一発目の巨大ペイントボールはなんとか回避できた。
あと5メートル、あと少し前に進めば巨大ペイントボールを撃ちだす砲台の下に潜り込める。
そのはずだったが。
ズルッ!!
「!?」
今までかっこよく決めていたツケが回ってきたのか。
それとも物語における『お約束』というものなのか。
塗料でぬかるんだ土に足を取られ、ねむるは盛大にこけた。
「こ、こんなのってないんじゃないかなぁ~……って、きたーっ!?」
こけたねむるにも容赦なく巨大ペイントボールは打ちこまれた。
衝撃と共にねむるは深い眠りへと落ちていく。
この物語の終わりを告げる眠りへと。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
白い本は誰が為に
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
本条小鹿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月11日
参加申し込みの期限
2013年10月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!