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寝子高七不思議シリーズ:北校舎の魔鏡
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【鏡合わせはおわらない】
『北校舎の魔鏡』。深夜に鏡の前に立つと、鏡の中へ引き込まれてしまう……。
生徒たちの間でまことしやかにささやかれる噂は、引き込まれたその後にどうなってしまうのか、教えてはくれませんでしたけれど。
「尚輝先生……」
「ああ、よかった。どうやらもとに戻れたみたいですね」
御巫 時子
の目の前には、
五十嵐 尚輝
のいつものぼんやり顔。
頭だけでなく胴体も、両腕も、二本の足だってちゃあんとありました。
「尚輝、先生っ……尚輝さんっ」
「うわ、と。ええと、その……時子さん?」
どっとこみ上げてきた想いに流されるまま、時子はおもわず尚輝先生へしがみつき、涙をこぼします。
「……ありがとうございます」
鏡は傷ひとつなく、明かりとりの窓からぼんやり差しこみ始めた朝日にきらりきらめき、ふたりの姿をうつしておりました。
「ふっ。
響 蒼留人
はクールに去るとしますか」
時子と尚輝をジャマしないようにと気を使い、いつもの自分を取り戻した蒼留人はくるりと背を向け、歩き出します。
なんとはなしにハードボイルドな気分にひたっていると、
「ちょっ、真白ちゃんキャラ変わってるし! さっきまであんなに泣いてたのにさぁ」
「あのステージは私向きじゃなかったからねー。でもここからはずっと私のターン!」
「だから、もう終わったんだってば。ゲームクリア!」
「ええ~? やっと私の腕の見せどころなのに~」
徹夜でゲームを遊び倒したあとのようにハイテンションな
白 真白
と
仙藤 蒼
の明るい声に、蒼留人は苦笑いしつつ。
「ふたりとも、そろそろ帰らないと辛いぞ。別に休みじゃないんだし、少しでも寝ておかないと」
「え~、もう今さらじゃない? 今日の授業は爆睡決定だよぉ」
「そうそう」
まぶしくなってきた日の光に三人、目を細めました。
すぐに帰るのもなんだかもったいない気がして、
綾辻 綾花
は図書室へ。
『おい、いいのか? 帰らなくて』
「うん。でも、もうちょっとだけ……」
くぁ、とあくびをした
テオ
はすっかりおネムでして、カウンターの上で丸くなり、ほどなく寝息を立てはじめてしまいました。
帰るときには抱いていってあげなくちゃ。綾花はくすりと笑い、デスクの上に置きっぱなしの返却本を手に取ります。
誰もいない、静かな……あまりにも静かな図書室。今なら誰にも邪魔されず、満足ゆくまで読書にふけることができるでしょう。けれど。
「やっぱり、先生がいないと……静かすぎますね」
まだからだの動きがもとにもどったことに慣れておらず、ページをめくるつもりが前のページに戻ってしまいました。
ひどくさみしい気持ちになり、けれど同時に図書室をひとり占めという優越感にもひたりつつ。綾花はアンニュイとまどろみのはざまでしばし、夜明け前を堪能しました。
Malice
が目を覚ませばそこは、汗濡れたシーツの上。
「……ちっ。なによ、もう終わりなの」
締め切ったカーテン。まだ薄暗い壁には割れた鏡、時計が差すのは起きだすにははやい朝方です。
いいところだったのに。もう少しであの女を。
ふいに癇癪におそわれてうっとおしいシーツを蹴り飛ばし、ごろりと荒く寝返りをうつと、目の前にはうつぶせて眠る
朝鳥 さゆる
の背中がありました。
もう少しですべて、自分のものになったのに。なめらかな肩甲骨のラインも、白い首すじも、弾む乳房も、果実めいた唇も、すべて。
狂おしいまでの嫉妬にのばした手は震え、肩へふれるところぴたりと止まり、そっと自身の胸元へ戻ります。
「焦らなくてもいい。まだ、今は。そうよ、チャンスはいくらでもあるじゃない? ふふ……」
そんなつぶやきを、さゆるは薄く目を開いたまま、背中に聞き流しました。
こちこちと時計の音だけが響く廊下。寝子島高校の北校舎。
ぴしぴし、ぱきん。
魔鏡は身をくねらせながら、
すまいてっ待を夜の次
。
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あとがき
担当マスター:
墨谷幽
ファンレターはマスターページから!
墨谷幽です。『北校舎の魔鏡』のリアクションをお届けいたします。
御巫さん、今回は寝子高七不思議のシナリオにご指名いただきまして、ありがとうございました!
とっても光栄です。
さて、今回は鏡の世界における不自由の一端を、みなさんのセリフを左右反転するという手法で表現してみました。
これはなかなかに画期的なアイディアであったと自負しておりまして、まさしく鏡の中でPCのみなさんが味わうであろう苦労を現実にいながらにしてプレイヤーのみなさまにも一部体験していただこうという試みは、現実と創作を隔てる壁を破壊しあたかもいつのまにか自分まで鏡の世界へ迷い込んでしまったかのような錯覚を覚え
読みづらっ!!
読みづらい! 実際やってみたらはてしなく読みづらい!
というか書いたセリフを全部左右反転するという作業が地道かつ複雑でつらい! きつい! 誰だこんなことやろうと言ったのは!
私です。きっとこれを読むプレイヤーのみなさまはもっとつらいかと思います……すみません……すみません、がんばって読んでください……。
しかしまあ、セリフ反転作業を終えた後、このあとがきを書き始めたところで若干まともな文章が書きづらかったりしたあたり、たしかに鏡の世界の不自由を疑似体験できるのは間違いないと思います。
読むのも書くのも、だんだんと慣れてきたところでもとに戻るもので、混乱が後を引くんですよね。
途中で、やっぱ読みづらいからフツーにしますねごめんなさ~いしようかと思ったりもしましたけれど、この感覚をみなさんと共有するのもちょっと楽しいかもね。と思ってしまったので、そのままです。
申し訳ありませんが、ぐっとガマンして、お付き合いをいただけましたら幸いです。
なお今回は、セリフ反転作業に時間や気力をごっそりと削り取られてしまったので、あとがきはこちらのみとさせていただきます。目ぇしょぼしょぼ。
ご了承くださいませ~。
それでは、今回もご参加いただきまして、まことにありがとうございました。
次の(フツウの)シナリオでお目にかかれますことを、心よりお待ちしております。
お疲れさまでした~!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年07月30日
参加申し込みの期限
2021年08月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年08月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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