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寝子高七不思議シリーズ:北校舎の魔鏡
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【鏡の中の世界】
ほとばしる想いのすべてをそこに込めるかのように。
「!……生先輝尚」
御巫 時子
は、
五十嵐 尚輝
先生の頼りなげな生首をぎゅうと胸元へ抱き締めました。
「……らかすまし出し探、部全を生先輝尚……ず必」
「すまりなに話世お。んさ子時、すまいざごうとがりあ」
時子の胸に埋もれて恐縮そうな彼に、ふわりとひとつ微笑むと、前方を見据えます。
そこはどうやら、鏡の世界。左右が反転した、ひどく不自由な世界です。
時子もどうやって迷い込んだかも分かりませんけれど、寝子高の校舎であるらしいここから脱出する手段と、目の前の尚輝先生……首ひとつだけの彼とが、けっして無関係であるとは思えません。
「うょしでんるあにこど……はだらかの生先輝尚」
「が気なうよるあがだらかの僕にうほのうこ向、もうど。がすでんなれそ」
「?……かすでんるか分」
「くなとんな、ええ」
彼には自身のパーツがどちらの方向にあるのか、おぼろげながらに感じられるようです。
なんの手がかりもなく歩き回るよりはずっと良いでしょう。時子はさっそく探索を開始……したのですけれど。
(う……歩きづらいですね)
ここは鏡の世界。なかなか思うようにはいきません。
なにしろ左をむこうと思えば、右を向いてしまいます。右足を出そうと思えば、左足が出てしまうのです。この頭と身体の左右反転が、捜索どころか動くことさえ困難にしていました。
「もてくなしは理無 ?んさ子時、かすで夫丈大」
今のところ首しかない彼は、反転の影響を受けていないようですけれど、少なくとも時子の苦境は感じ取ったようです。
(でも……尚輝先生のために)
普通ならば大パニックに陥ってしまいそうな状況。けれどそこはちょっとやそっとじゃ動じない、いつもの時子の冷静な思考が活きました。あるいは、愛の力……だったのかも?
「……ばれすうこ。すで夫丈大……」
左足を出すつもりで右足を出し、右足を出すつもりで左足を出し。左側にある教室を覗くため、右側を向こうとすると、時子の頭は左を向いてくれました。
身体の混乱をひとつひとつ確かめ、新しい動かし方を覚えていきます。ややこしいけれど、やってやれないことはありません。
そう、彼のためならば!
反転するのは身体のみならず。
「?かのな高子寝……ここ、よだんな」
おっかなびっくり、
響 蒼留人
は廊下をそろりと歩みます。
彼もまた頭と体の左右反転に苦労しているのは同じ。けれどそれに留まらないのは、
(なんでこんなに……不安なんだ? 夜の学校が怖いなんて、子どもじゃあるまいし……)
凛々しい剣道少年ないつもの蒼留人なら、窓の外の暗闇に怯えたりはしないことでしょう。時おりどこかから聞こえてくる声にビクついて、顔色も真っ青に青ざめるなんてことだって無いはず。
なのに今や蒼留人はまるで生まれたての子ヤギもかくやといったイキオイでプルプルプルと震えているし、胸の奥まで不安でいっぱいです。神魂の影響か、それとも未知の怪異によるものか。すっかり臆病になってしまった蒼留人は、廊下の向こうから届く怒号のような声に思わずびくり、跳ねました。
「うよこてっ取を刀竹。だうそ、そ」
無手のままひとり、さまよい続けるのも恐ろしいものがあり、できれば同じような境遇の誰かと合流できればと思うものの、今のところ周囲に感じられるのは恐ろしげな気配だけです。
せめて武器でもあればと思い、まずは剣道場へ向かうことにしました。
左右の反転は歩くだけでもひと苦労な上、雰囲気たっぷりな夜の校舎が、蒼留人の怯えを加速させます。
「……だ場道剣、しよ」
武道場をじわじわと進み、二階の剣道場へ。なにか害をもたらすような怪異とでも遭遇しないよう祈りながら剣道場へ入ると、壁に立てかけられていた竹刀を一本手に入れることができました。
「?!……」
これでひと安心、と思ったのも束の間。
入り口に気配を感じ、蒼留人は慣れた体さばきで竹刀を構えます。
「!いなゃじちっこ、てっ」
「……ぅるるるるる」
左右の反転に苦労しつつ向き直ると、剣道場の入り口に、誰かが立っています。
焦点の合わない瞳。口元からはよだれが伝い落ち、顔は真っ赤に紅潮していて、どう見ても尋常な様子じゃあありません。
「こんな時間まで、学校に残ってるのは、誰だァァァァァァ!!」
「?!っーーーわう」
服装を見るに用務員さんのようですけれど……どうやら鏡の世界では、性格までも凶暴に反転してしまった人がいるようです。
すさまじい形相で掴みかかってきたもので、竹刀を振り回しつつ避けようとするものの、身体が上手く動きません。
「……ばや、や」
殴られるのか蹴られるか、あるいはもっと過酷な仕打ちが待っているのか。
思わず目を閉じたところで、がしゃん! と音がして、暴走用務員が前のめりに倒れました。どうやら、横合いから投げ込まれた竹刀に足を取られたようです。
「!……いさだくてしか動をだらか、てい着ち落! すで、ちっこ……」
「?!首生てっ……うとがりあ、あ」
竹刀を投げたのは、尚輝先生の首を抱いた時子でした。
どうにか用務員をやりすごしたものの、鏡の世界には危険がいっぱいなようです。
「よたっか助。たっか怖、ああ」
はにかむ時子によれば、この世界から脱出するためには、分かたれてしまった尚輝先生の身体のパーツを集める必要があるとのこと。
彼女自身も確信はないものの、北校舎にある大鏡が割れたことが発端であるらしく、集めたパーツとともに尚輝先生を鏡へ映し込むつもりなのだと教えてくれました。
怖いけれど、不安だけれど、蒼留人もなんだかんだと男の子。意地がありました。
「生先、よすまい伝手も俺。たっかわ、わ」
「ねすましい願おにずせは理無、もで。すまいざごうとがりあ」
はたして彼らは、元の世界へと戻ることができるでしょうか……?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年07月30日
参加申し込みの期限
2021年08月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年08月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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