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【修学旅行】アッツイ、タイに行きたいッ!
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●二日目:バンコク三大寺院・その4
「わぁ……シワーライってカラフルで、デザインも色々あるんですね」
五十嵐 尚輝
先生の手を引くようにして入った貸衣装屋で、
御巫 時子
は色とりどりの衣装を前に目を輝かせていた。生地の手触りも色もいろいろ。レースが美しいもの、柄の美しいもの、刺繍がしてあったり、透ける素材であったりと見ていて飽きない。
「御巫さんは女の子ですね」
いつも以上に楽しそうな様子を見て尚輝先生はついそう感想を漏らしたが、口にしてからなんて当たり前のことを言ってしまったんだろうと口元を抑える。その一連の様子が可愛らしく思えて、時子はくすっと上目遣いに笑ってしまった。
「尚輝先生、どの色が似合いますか?」
赤と、青と、辛子色、順に胸の前に当てて尋ねる。
「ええと、甲乙つけがたいと言いますか。どの色も似あいますよ」
「もう……真剣に相談に乗ってくれなきゃいやですよ?」
「参りましたね、僕には選べません。どれも似合うのですから、時子さんがピンと来たものが良いのでは」
尚輝に促され、時子は改めて衣装たちと対話する。
朱地に金の刺繍が美しい一着が、とくに時子を呼んでいるような気がした。同じ朱色の唐傘も購入しエキゾチックに身を飾る。
「では次は尚輝先生のを選びましょうか」
「僕の、ですか?」
面食らって結構ですと顔の前で手を振る尚輝を、時子は期待いっぱいの目で見つめる。
「尚輝先生にもスア・プララーチャターンを着てもらいたいです。とても似合うと思うんです」
そんな少女の純粋な瞳を裏切ることができようか。
「思った通り……いえ、思った以上に素敵です……」
ウグイス色の民族衣装に着替えた尚輝を見て、時子はすっかり見惚れてしまった。
お店の人に頼んで、ワット・アルンの夕日をバックに写真を撮ってもらう。
一人で撮った写真は実家に送るためのもの、二人で撮った写真は大切に部屋に置いておくためのものだ。
衣装は着心地が良く動きやすかった。せっかく着たので、そのまますこし歩くことにする。
どうやらお土産屋さんでも買えるようなのであとで購入しようと心に決める。
「ああ、見てください」
尚輝が指さす方を見遣ると、大きな赤い太陽が白い塔の向こうにゆらゆらと沈みつつあった。
「夕日が……綺麗ですね」
時子は夕日と、夕日に照らされた尚輝の横顔とを交互に見て、幸福な気持ちが湧き上がってくるのを感じた。
◇
「うわっ 夕焼けの色合いが飴色……つか、ピンクと黄と紫とかのグラデーション」
同じ夕日をワット・アルンの塔の上から見ていたのは、
桜井 ラッセル
であった。
ひとつに束ねた金の髪に、軽くて涼しい赤と黄のスア・プララーチャターンがよく似合っていた。
あまりに着心地が良かったので、お土産にとお買い上げしてしまった衣装だ。
「いいな、この空の色。寺院に映えてる。ずっと見てられる……」
この瞬間を逃してはならない気がして、忘れないうちにとシャッターを切る。
「
夕焼けといえばあの時のこと思い出すな
」
それは、茜色した不思議な路地での出来事だった。
夢か現かも分からないそこで、ラッセルは懐かしい友人に邂逅したのだ。
「中学の皆は元気かな。相変わらず海道はがんばってるだろうか」
想いを馳せて、目を閉じる。
思い浮かべる彼は未だ中学時代のまま、どこか幼さを残した顔で笑みを浮かべている。
「……うまく、やってんだろうな。要領いいから」
瞼を開けてもそこはもちろん不思議な路地ではなかったが、おなじ茜色が広がっていた。
ラッセルは両腕をその茜色へと伸ばし、うーんと気持ちよく伸びをする。
眼下には同級生たちが群青色の影となってそぞろ歩いている。
それを見た時、自分は今、中学時代の友人たちとは別の道に来ているのだと、唐突に腑に落ちた。
「俺は俺の道をがんばんねーと、笑われちまうな~」
……今度こそ後悔しないように、繋がった縁を育めるように。
「この景色、あいつにも見せてやりたかったな」
土産でも買っていってやるか、と口の端を上げ、ラッセルは軽い足取りで塔の階段を下りて行った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年07月24日
参加申し込みの期限
2021年07月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年07月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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