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幽霊猫とお化けの国 第二幕:人形島の鬼ごっこ
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◆
「キヒャヒャヒャ!」
けたたまし笑い声をあげ、ナイフを手にした人形たちが
サキリ・デイジーカッター
を取り囲む。
遠慮なしで距離を詰める人形たちに、サキリはラグドール号から拝借してきた2本のカトラスを手に『斬空赤刃』を発動。
瞬間移動でナイフをかわし、そのままゴーストボディの浮遊能力を使って飛び立つ。
全身を弾丸にして飛びかかってくるソフビ人形をカトラスで受け流し、サキリはポケットから生徒手帳を取り出した。他の部屋・廊下との接続を確認し、
「チョーダァイ」
軋んだような声をあげて、足元から伸びる人形の髪。
「悪いけどあげられないな」
ろっこんで距離を取りながら、サキリは生徒手帳にペンを走らせた。玄関から接続する廊下、階段を簡単に書きつける。
この勝負、地の利は敵にある。闇雲に追いかけても軽くあしらわれてしまうだろう。
「僕はこの館の見取り図を作ってみる。皆も気になった場所があったら教えてくれ」
仲間たちに告げて、サキリはまず2階へと跳んだ。
◆
(メモワさんも、ぬいぐるみや人形のみんなにも仲間になってもらって、名前を聞いてお友達になろ! そしたら怖くないもんね!)
そんな風に決意しながら、
春山 小枝
は館を奥へと進む。
(むぅー、でもどうしようかな?)
追いかけてはみているものの、適当に探して見つかるとは思えない。なんたってここはメモワたちの家なのだ。
「メモワさーん……?」
とりあえず呼びかけながら、廊下の角を曲がったその時。
シャキン、と。
きらめくハサミが目の前をよぎって、小枝は小さく飛び跳ねた。
ぬっと顔をのぞかせるのは、小さな両手で枝切り鋏みたいなハサミの持ち方をした女の子の人形。小枝の姿を捉えると、シャキシャキハサミを鳴らしながら追いかけてくる!
「うわわっ!?」
慌てて壁抜け、廊下の向こうに飛び込んで難を逃れる。思わず足の無事を確認しながら見まわすと、そこは厨房のようだった。
ちゅぅと聞こえてきた鳴き声に視線を向けると、巾木の部分に空いた穴へネズミが一匹消えていくところだった。
(そっか。大きなお屋敷だしネズミくらい居るよね)
だったら、ろっこんの出番だ。
しかし館の中は襲ってくる気満々の人形たちがいっぱいなわけで、あまり適当な場所で発動はできない。そこで壁抜けを駆使して館内を探索し、大きなベッドのある寝室を見つけ出した。
ちょっと荒れているが、選り好みしている場面でもない。
「ここなら大丈夫かな」
マットレスの中に潜り込むと、そこには先客が居た。
「うわーっ!?」
ぎょっとして飛びのいた拍子に倒れ、背中をしたたかに打ち付ける小枝。そんな彼女を追って、そいつがマットレスから飛び出す。寝そべり姿のぬいぐるみが、その手にカッターを握って襲いかかってくる!
その時、ねこシールがぬいぐるみ目がけて飛んでいった。
ペタリと貼り付いた瞬間、カッターがぬいぐるみの手を離れる。ぬいぐるみもなかば引きずられるようなその様子は、重さに耐えかねたといった様子。
慌てて扉から逃げていく人形を、壁から身体を半ばまで出して見送るのは、
恵御納 夏朝
だ。壁を抜けきって寝室に降り立つと、倒れたままの小枝に手を差し出す。
「悲鳴が聞こえたから……。えっと、大丈夫だった?」
「ありがとー。びっくりしちゃって」
これでろっこんが使えるよ、とマットレスの中に飛び込む小枝。
「ネズミとか、コウモリとか、屋敷に住んでる動物に話を聞いてみるね。メモワさんのお気に入りの場所とかわかるかも」
「そっか、もしかしたらそこに?」
「隠れてるかもしれないね。何かわかったら、みんなにも伝えるね!」
マットレスをフタして、小枝はスヤァと眠りについた。
隠れているとはいえ、無防備なのに変わりはない。すり抜けられない人形たちが寝室へ入ってこれないように軽く扉につっかえをしたりしてから、夏朝は寝室を後にした。
(お気に入りの場所かぁ)
メモワ達が洋館に着くまで、そして着いてからも色んな事があったことは想像に難くない。強力なゴーストになってしまうだけのことがあったのは、間違いないのだ。
そんな彼女にお気に入りの場所を持てる心が、大事にできる心があるのなら。
ただ捕まえて仲間にするだけじゃない関係だって、築けるかもしれない。
◆
「だからこういういかにもなのはイヤだったのよ!」
廊下の奥でいきなり飛んできたナイフとフォークを、
真境名 アリサ
は命からがらすりぬける。生身のままだったら、肌に傷がつくどころでは済まなかっただろう。
入る前からイヤな予感はひしひしとしていた。孤島に立つ寂れた洋館なんて、いかにもホラーや怪談御用達。そういうのは苦手なのだ。
逃げようと思っても、どこもかしこも暗いし人形の気配はするし、一体どこへ行けば良いものか。
気味の悪い声をあげながら、日本人形の群れが足元へと迫ってくる。ぞわっと肌が粟立つ。伸びてくる髪から逃れようと、階段を駆け上がる。
中ほどまでいったところで、足元に何かが引っかかる感覚。
「え」
たまらずバランスを崩したアリサは、走る勢いそのままに倒れ込む。
そんな彼女の背後で、人形たちの笑い声が響く。甲高くて、ひび割れていて、耳障りな笑い声。
段差についたままの手に、しゅるりと日本人形の髪が触れる感覚。
その時だった。
「人形の分際で――」
その髪をむんずと掴み、
「――いい根性だな!
力任せに振りまわした。
アリサもことさら腕力があるわけではないが、相手は小さな人形だ。
振りまわされた人形が、階段の手すりの柱に向かって飛んでいく。
飛びかかってくるソフビ人形を、起き上がりざまに乱暴に蹴っ飛ばして撃退。背後の気配に振り返れば、ナイフを持った人形。
頭と腕を掴んでナイフを没収し、今度は首に絡みついてきた人形の髪を千切って投げ捨てる。
それこそ呪いの人形のように長い黒髪を振り乱し、ナイフを握りしめてアリサは吠える。
「人形なんて人形らしく大人しくしてればいいのよ!」
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担当ゲームマスター
風雅宿
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幽霊猫とお化けの国
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年06月29日
参加申し込みの期限
2021年07月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年07月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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