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楡宮 遠海
は硬い表情でサッカーの試合を横目で見やる。動きが止まり、ハッとして屈伸を再開した。
近くで足首を回していた大柄な女子が話し掛けてきた。
「楡宮さん、次だね」
「そうね。クラス対抗だから皆で頑張ろう」
「うん、そうなんだけど。本当に私にキーパーができるのかな」
自然に背中が曲がって大柄な身体が萎んで見える。
「私と違って身長もあるし、手足も長いから資質はあると思うよ」
「クラブが文化系なんだけど……」
「わかるよ。私も
軽音楽部
だから」
二人はクスッと笑う。緊張が程よく解れたところでホイッスルが鳴った。
遠海はグラウンドに目を向ける。明暗が分かれた状態で戻ってきた。
「ハードな演奏で鍛えた体力を見せてやるわ」
「私は、小説で鍛えた、構成の力を分析に変えて、その、頑張る」
「じゃあ、行くよ!」
遠海を吹っ切れたような笑顔を見せた。
審判のホイッスルで前半戦が始まった。
遠海は自由に動け回れるミッドフィルダーの位置で活発に動き回る。ディフェンダーから受け取ったボールを前線にドリブルで持ち込む。フェイントの小技は技術的に難しく、迅速な判断でフォワードにパスを送る。
敵のマークは走り回って外す。息が切れても止まらない。敵陣にいる時のチャンスボールには怯まず、ミドルシュートを狙った。
「え、本当に?」
遠海の山なりのシュートが敵のゴールポストに吸い込まれるように入った。仲間達の喜ぶ声で実感が湧いて、やったー! と本人も喜びを爆発させた。
浮かれたせいなのか。その五分後、敵の強烈なシュートで得点を許した。キーパーの大柄な女子は謝るように両手を合わせる。そこに遠海が笑顔で声を掛けた。
「取られたら、取り返せばいいんだよ!」
その声を聞いた他の面々の士気が上がる。果敢に攻撃して必死になって守った。
ハーフタイムを挟んで後半戦も積極的にボールに絡んだ。敵も懸命に守り、膠着状態が続いた。
ホイッスルが鳴った。後半戦は両チーム、無得点で終わった。
延長戦はなく、PK戦に持ち込まれた。
一人目、敵がボールを置いた。位置を気にして足で微調整を加えた。よし、と小さく言って数歩、後ろに下がる。
ゆっくりとした出だしで蹴った。強いボールではあったがキーパーの正面で難なく受け止めた。
観客から拍手が送られる。
「ナイスセーブ!」
遠海の声に大柄な女子は、はにかむような笑みを見せた。
敵のキーパーの用意ができた。遠海はボールを置いてかなりの距離を取る。
ゆっくりとした呼吸を経てスタートした。利き足を後ろに引いて全力で蹴った。
ボールは一直線に飛んで浮き上がり、クロスバーを直撃して跳ね返る。激しいバウンドで土煙を起こし、遠海の顔面にぶち当たった。痛みの声を上げる間もなく、仰け反って真後ろに倒れた。
涼しい風を頬に受けて遠海は目を覚ました。
「ここは?」
ベッドに寝かされていた。上体を起こして鼻に手を当てる。片方の穴に詰め物がされていた。
「そういうことね」
「目が覚めたみたいね」
椅子に座っていた
鷲尾 礼美
が声を掛けてきた。
「骨折はしていないから安心していいわ。アザはあるけれど、綺麗に消えると思う。あと、気持ち悪くはない?」
「はい、大丈夫です。鼻血も止まったみたいなので戻ります」
「あまり無理はしないように」
「はい、ありがとうございました」
詰め物をゴミ箱に入れて遠海は出ていった。
速足で第一グラウンドに向かう。見つけたクラスメイトに女子サッカーの結果を聞くとPK戦は勝利を収めていた。
遠海は次の試合から出場を果たし、薄氷の勝利となる。続く第三試合は相手が体育科もあって、善戦はしたものの黒星となった。
「あとは応援だね」
愛用のショルダーキーボードを肩に掛けると遠海は軽やかなステップで弾き始めた。軽快な音楽に観客も乗ってきて大合唱を引き起こす。
その中に
恵御納 夏朝
の姿もあった。左手に嵌めた猫パペットの
ハルくん
は口をパクパクさせて浮かれて踊る。図書委員長としての激務が終わり、心の底から楽しんでいるようだった。
「フレー! フレー! 皆、頑張れー!」
髪を乱して応援に熱を入れる。その熱意は周囲にも伝わった。
「盛り上がってきたわ!」
ここからが本番というように遠海は躍動した。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
30人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年06月24日
参加申し込みの期限
2021年07月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年07月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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