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●星ヶ丘寮~シンデレラパーティ・その3
折り目正しい執事服は匠の技と伝統が詰まった漆塗りの家具のようだ。
執事服を借りた
鴻上 彰尋
は、身に纏ってみてそう思った。
友人に泊まりに来ないかと誘われてやってきた星ヶ丘寮。ゲストとして楽しむことが許された時間ではあったのだが、持て成されれるゲストの側でいるのはどことなく落ち着かない。自分が王子の恰好なんて、と考えてしまい、王子風の衣装よりは執事服のほうがしっくりくるのだから仕方がない。
あるいは祖父から継いだ役者気質なのだろうか。少し違った視点で寮の雰囲気を知りたい、裏側から見てみたいという気持ちも少なからずある。
「他寮から遊びにいらっしゃった鴻上さんもお手伝いして下さるというのなら、」
彰尋から申し出を受けた
加瀬 礼二
は、愉快そうに目を細めた。
「もてなすのをお手伝いして頂きましょうか」
「かしこまりました、加瀬さん」
「ああ、そんなにかしこまらないで。俺は癖だからあれですけど、同級生なんですからもっと気軽に話しかけて下さい」
彰尋は一瞬言葉を失った。
礼二がそう言ってくれたことは思いがけなく嬉しく胸に響いたからだ。
「わかった。それで、加瀬さん、俺は何を……」
「加瀬君」
言い直される。それから礼二は気遣いを持って付け加えた。
「のほうが、親しみがあって俺は好きですねぇ」
「なら、……加瀬君」
「はい」
礼二が宝玉のように青い目を細めて笑む。あの顔はきっと喜んでいるんだ。
「星ヶ丘寮のことは全く分からないから、どうしたらいいか教えてもらえると助かる」
「はい、ではこちらに」
礼二が誘ったのはスタッフルーム。
そこにはブルーの包装紙でラッピングされたプチギフトが箱に詰められて出番を待っていた。
「今回はシンデレラパーティがテーマとのことで、テーマや星ヶ丘寮モチーフのお土産を用意させて頂きました。
まずはガラスの靴モチーフのチャーム。キーホルダーにもバッグチャームにもなるタイプですねぇ。此方は星ヶ丘寮の芸術科生徒の協力で作成したもの。
もう一つは金平糖と星型のクッキーが詰まったお菓子のガラス瓶。寮の敷地内にあるパティスリーと寮スタッフの協力で作成したものです」
見本を手渡される。礼二のセンスの良さとおもてなしマインドが滲む品だ。
「とても素敵だ」
「これらを会場に運んでもらえますか。ゲストがお見えになったら、他のスタッフの皆さんと協力してお渡ししてほしいのです」
「わかった。自分ももらえるのがとても楽しみだ」
◇
その頃。
彰尋に「遊びに来るならうちに泊まればいい」と声を掛けた
獅子目 悠月
は、来客に備えて自室を整えている最中であった。とは言え、普段から何かと人が泊まりにくるからそこまで特別なことをするまでもない。
寮生とは違う、物珍しがるようなざわめきを窓の外に聞きながら、部屋を少し整え花を飾って、ゲストルームのシーツを替える。
シーツの皺を手のひらで伸ばし、その滑らかな感触を味わって、悠月はひとりごちる。
「祭りが好きなアイツならもっと派手に飾りつけをするんだろうが……まあ、これでも十分だろう」
そう思うのだが、脳内でブルーグレーの瞳がちらつく。
それじゃぁつまらないと騒ぎ立てている。
かの声を無視してやろうかとぎゅっと目を瞑ってみたが。
「……だめだ。想像ですら俺はアイツに弱いらしい」
従ってしまおう。
彼ほど凝ったことはできないまでも、せめてそれらしいデザートくらい作ってもいいだろう。
そう思いきってしまえば、自然と鼻歌が混じる。
キッチンへ向かう。
調理道具は一通りそろっている。
材料は? 戸棚を開けて満足。充分ありそうだ。
「料理が得意な鴻上相手でもイベントに合わせて馬車の形にしたカボチャのクッキー……とかならいいだろう」
きっと喜ぶ、と笑むブルーグレーの瞳を思い浮かべ、悠月はクッキーをつくりはじめた。
数刻後。
「できた」
オーブンからクッキーを取り出した悠月は、香ばしいクッキーのにおいに笑みを浮かべる。
「粗熱を取って、盛り付けて、と……」
そうこうするうち、外の賑わいが大きくなり、音楽が流れ始めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年05月29日
参加申し込みの期限
2021年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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