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●星ヶ丘寮~シンデレラパーティ・その5
ふわりふわり。
揺れるドレスの裾が太腿を擽る感触が楽しい。
水色のドレスに着替えた
小山内 海
はパーティ会場に並ぶ立食ブースを行ったりきたりしている。
ひとり分ずつ小分けのカップに入ったサラダ、色とりどりのピンチョス、お寿司など、見た目も鮮やかな料理の数々が並ぶさまは、まるで宝石の展示会だ。
(わ、お料理どれもおいしい。さすが星ヶ丘寮、おそるべし)
星ヶ丘寮のスタッフたちは、洗練された動きで蝶のように会場を飛び回り、配膳やちょっとしたトラブルの対応にあたっている。
檜扇 唱華
もそんな優秀なスタッフのひとりだった。
「ふふ、思った通りお似合いです。お飲み物はいかがでしょう?」
声を掛けられた海は笑顔で会釈して、ザクロのジュースを受け取った。
唱華の衣装を直すときに使ったろっこん<声無き声>はここでも大活躍であった。テーブルやお皿の「もうすぐなくなりそう」とか「零れちゃった」という声を直接きいて迅速に、かつ、瀟洒に立ち回っている。
かといって、唱華のようなろっこんがあれば誰でもそんな動きができるというわけでもあるまい。
彼女の日々の業務経験が活かされての動きである。
そんな彼女の視線の先に、またひとり、素敵なレディの姿が飛び込んできた。
肩の上で切り揃えられた黒髪。ぬばたまのように黒く輝く瞳。
落ち着いた白にブルーの挿し色が綺麗なドレスを纏って現れたのは
楡宮 遠海
である。
その清楚な姿は、鎌倉あたりの名家のお嬢様を思わせた。お嬢様というほどの名家ではないが、実際彼女は鎌倉生まれの鎌倉育ちで、今も寝子電で実家から寝子高に通う生粋の鎌倉っ娘であるので、街がもつ佳き空気感を自然と身に纏ってはいるだろう。そんな彼女が中世のヨーロッパのお姫様然としたドレスを身に纏えば、似合わないはずもない。
立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花。彼女がもしもお淑やかに立っていれば、声を掛けずにいられぬ紳士は数多現れたことだろう。しかし遠海は、お淑やかであろうなどと心掛けたりしなかったり、紳士からのダンスの誘いなどというものはまったく歯牙にもかけなかった。
何故ならば、そこに、星ヶ丘寮のセレブな料理人による高級料理が並んでいたからである。
しかもどれだけ食べてもタダだなんて!
(このチャンスを逃す手はない……!)
遠海の黒い瞳に宿る光は、獲物を狙うハンターのそれであった!
淑女の中にレッツハンティングな光を認めた唱華がすかさず皿を差し出す。
「ミニトマトとアボガドのピンチョスはいかがでしょうか?」
「いただきます!」
「次はかじき鮪のカルパッチョ、柚子胡椒ドレッシング添えでございます」
「カジキマグロ。うんっ、美味しい!」
蕩けるピンク色の切り身をじっくり味わいながら食べる。
その仕草はあくまで優雅。
がつがつして見えないので不快感はないのだが、皿が空になるスピードは並みじゃない。
「魚の次は肉はいかがでしょう。ローストビーフの冷製でございます」
「ローストビーフ! 口の中で蕩ける~」
「小休止でシャーベットはいかがでしょうか。北海道は夕張メロンのシャーベットでございます」
「オレンジ色が綺麗! ん~甘さはあっさりなのに舌触りが濃厚で美味しいっ」
遠海にとってはまだまだ序の口だが、はやくもあたりがざわついてきている。
(あの娘の食べるスピード、速くない?)
(延々と同じペースで食べ続けている……)
(一体どれくらい食べたら腹がふくれるんだろう?)
遠海のすばらしい食べっぷりに釣られて、海も夕張メロンのシャーベットを手に取る。
(わっ、高級感あるなあ。こんなに美味しいメロンシャーベット食べたことないよ)
味わっていると曲が変わった。
紳士たちがダンスの相手を求めて姫たちに手を差し伸べている。
「あの、」
白い礼服に身を包んだ年下らしき男子に呼び止められる。
(ん? 私に何か?)
小首をかしげて次の言葉を待つと、彼は頬を赤らめて海に手のひらを差し出してきた。
「よかったら踊ってもらえませんか?」
(え、ダンス?)
戸惑ったけれど、彼の誠実そうな瞳に、海は気持ちを変えた。
きっと勇気を出したに違いないから。
『んー……あまり得意じゃないけどそれでもいいならお願いします』
彼の手を取り、広場の方へ。
(ステップとかよくわからないけれど、彼の肩に手を回して音楽に合わせて動けばいいのかな)
ドレスのお陰もあって、なんとなく様になっている気がする。
(グッド!)
唱華は心の中で拳を握りながら、食べたり踊ったりする可愛らしいシンデレラ達を見守っていた。
彼女たちの姿は、妹の舞華がしっかり映像に遺しているはずだ。あとで見せて貰うことにしよう。
(あら、あちらの方は――)
壁際で所在なさげにしている大人びた女性が目に留まる。
何人もの男子生徒が彼女にダンスを申し込んでは丁重に断られ、玉砕している様子だ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年05月29日
参加申し込みの期限
2021年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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