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●○おいでませ! 猫カフェBlack&White○●
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(生き物が……猫が、沢山……)
浮舟 久雨
は、理性を総動員して頭を振る。
(いかん、今は手伝い優先だ。切り替えて集中し、自制を利かせろ……耐えるんだ……耐え切れ……よし)
猫スペースから覗くお猫様の肉球から、久雨は目をそらすことに成功した。
久雨はいま、厨房にいた。
『ふむ、人手が足りんか……。私でよければ手伝うぞ。尤も、私に出来ることなど限られているがな』
そんな感じで猫カフェのアルバイトに採用されたのだがいかんせん、誘惑が多すぎた。
ここは猫カフェ。
つまり、猫が沢山いるのだ。
あちらこちらから聞こえてくる、甘い甘い「にゃーん」という鳴声。
てくてくと歩き回る姿。
ぷにんぷにんの肉球を惜しげもなく晒し、誘っているとしか思えない表情でくつろぐお猫様。
久雨にとっては生き地獄そのもの!
(ホットケーキの元を混ぜてだな、砂糖を何グラムかいれて、フライパンは熱し過ぎないようにだな……)
料理から一瞬でも気が逸れれば、猫の誘惑に負けてしまう。
そんな気迫すら感じさせながら、久雨は甘い匂いを広げるほかほかホットケーキを焼き上げる。
その横では、
後木 真央
が『シャキーン!』とポーズを決めていた。
「真央ちゃんは正義に目覚めたのだ! おネコさまのためならオールジャスティス! マスクド寝子島参上なのだ!」
猫好きの猫好きによる猫好きの為に。
むしろ猫が全て。
そんな真央がネコッターを見たなら、助けに参上しないはずが無かった。
唯一つの誤算は、あっさり高校生だとばれてしまった事。
『我が名はま……マスクド寝子島、正義の使者なのだ!』
そう叫ぶものの、美華は決して認めてはくれなかった。
気持ちは本当に嬉しい、けれど違反は認めれないと。
そして猫達と同じように、働いてくれる皆が大切なのだと。
マスクはしていても大丈夫、制服も厨房なら私服でかまわない。
けれど時間は守ってもらえないなら雇えない――。
『むむむ、なかなかに手強いのだ……!』
そもそも雇ってもらえなければ手伝うことはおろか厨房に入ることすらできないのだから、真央はしぶしぶ頷くしかなかった。
「偉い漫画家の先生もおっしゃた。人間は完徹3日じゃ死にません、なのだ!」
ぺったんぺったん♪
ピンクのジャージ姿の真央は、にくきゅうマシュマロの生地をこねこね。
にくきゅうマシュマロの売れ行きの凄まじさに、真央は正直休む暇も無い。
「深夜も……」
残業して、完徹してでも。
そんな真央の思いは痛いほど解っていても、美華は「それは、駄目です」と釘をさす。
「正義の、お猫様の味方なのに><!」
じたじたと暴れつつ、それでも手は決して止めないのはすごい根性だ。
(もー、こうなったら、徹夜で作れるのとおんなじぐらいの量をつくっちゃうのだ!)
ばりばりばりと闘志を燃やし、真央はにくきゅうマシュマロメーカーと化す。
○
「きゃぁん、大人しい、可愛い、もふもふしてるぅ、きゃ~ん♪」
宇佐見 満月
は我を忘れて猫を抱きしめる。
開店前から並んで全力で飛び込んだのだ。
この感動この行動力。
もう誰にもとめられない!
むぎゅうっと音がしそうなぐらい抱きしめられても、猫は少しも暴れなかった。
「お前達、なんでこんなに懐っこくて愛らしいのよぅっ♪」
猫は満月の大きな胸の、柔らかい谷間ですやすやと寝始める始末。
「あああ、もう離れない。一生はなれられないぃ!」
すりすりすりすりっ。
寝ている腕の中の猫に、ほっぺたスリスリスリスリ。
柔らかさあったかさもっふり感。
そして猫独特の香り。
その全てを体中で味わいながら、ふと、満月は周囲を見渡す。
(おや、店の規模の割には、猫が少ないんだねぇ……)
我先に満月はお猫様をゲット出来たものの、周囲にはあぶれるお客様もちらほら。
猫カフェというぐらいだから、もっと猫であふれていても良さそうなものなのに。
(……ん?)
満月は、腕の中の猫をまじまじと見つめる。
「これは……目やに?」
幸せそうに眠る猫の目じりに、目やにが少し出ているのだ。
よくよく見れば、鼻も少し出ているような。
気になって、満月は美華を呼び止めた。
「この子、なんだか目やにが出てるみたいなんだけど」
伝えた瞬間の美華は、絶句。
「お店の子たちまで……」
「今はやりの『猫っ風邪』にでもやられてるのかい?」
「えぇ……うつらないように、症状のでている子は隔離していたのですが……」
この子も隔離しないとと、美華は満月から猫を受け取る。
「ふぅん……厄介なことになっちまったモンだねぇ」
人間だって、集団で誰かが風邪を引けば周りにもうつりまくる。
猫だって同じはず。
「よっしゃ、同じ商店街のよしみだ。ウチの店が終わったら手伝いに来るさね!」
「本当ですか?」
「おう! 任せときな。なぁに、困った時はお互い様さぁ」
力強く満月は約束して、「ごちそう様、またくるよ」と去っていく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月06日
参加申し込みの期限
2013年10月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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