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●○おいでませ! 猫カフェBlack&White○●
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●
「とーーーーりゃぁあああああっ!」
ぎゅんっ!
凄まじいハンドル捌きで、
平 代真子
は自転車をかっ飛ばす。
そのぽっちゃりとした体系からは想像もできないスピードだ。
法定速度を守って走る自動車を追い抜いて、代真子の機嫌はうなぎのぼり。
それもそのはず。
猫カフェが旧市街に出来たらしいのだ。
猫で溢れる寝子島。
だがなぜか、代真子は触れ合う機会が得られなかった。
島中に猫が溢れているというに、だ。
寝子島に来る前のほうがよほど猫と触れ合えたぐらいだ。
ぎゅんぎゅんぎゅんっ!
自転車を漕ぐ足に力をこめる。
景色が全力疾走で代真子の後ろに流れていく。
首に下げたデジカメが風に揺れた。
「猫カフェ、まっていなさいよーーーー!」
夕焼け空に向かって、代真子は力いっぱい叫んだ。
「んぁっ……?」
篠崎 響也
は舟をこぎかけた身体にはっとする。
手にしたバイオリンを決して落としはしないのは、音楽家としての本能か。
(そういえば、昨日も遅かったしな)
響也は昨日の事を思い出す。
昨日に限らず、ほぼ毎日のように深夜まで練習し続けていた。
その為か、やけに強い眠気が響也を襲う。
(コーヒーでも飲んでおくか)
バイオリンを大切に仕舞い込み立ち上がると、
最上 るるか
の事も思い出された。
『旧市街でねっ、猫カフェが出来たんだって! るるかもバイト決まったの!』
嬉しそうにはしゃいでいたるるか。
(どうせなら、喫茶店で美味しいコーヒーを頂くか。確か22時まで営業してたはずだ)
響也は上着を羽織ると、慣れた足取りで旧市街へと向かいだす。
(あ、今日は猫カフェの開店日だよね)
伊藤 佳奈
はスマホの日付を見て気づく。
旧市街を通るたびに気になっていた開店準備中の猫カフェ。
その開店日が今日なのだ。
『犬よりも断然ネコ派!』
そういってはばからない猫好きの佳奈にとって、猫カフェはぜひともいきたい場所だった。
ただ、一つ気になることといえば、先日のネコッター。
(昨日ネコッターで従業員急募してたし、大丈夫かな?)
その後もネコッターで情報を確認しておいたものの、忙しいのか更新が少なく、情報がない。
(流石に、開店できない状態だったら延期のお知らせぐらい、流れるよねぇ?)
つまりそれがないということは、きっと、大丈夫。
そんな事を思いながら、佳奈は学校帰りにそのまま旧市街へ歩いてゆく。
○
「仲間を助けたいのだものな」
修は仔猫達をキャットルームに促す。
甘えん坊のミルクは名残惜しそうに修の足に絡みつき、勇敢なブラックは率先してキャットルームに足を踏み入れる。
気まぐれなミストは、たまたま今日は気分がよかったのだろうか。
つんとした気高い雰囲気はそのままに、それでも猫カフェの客達を威嚇する事無く、最上級の笑顔を向けているように見える。
ブルーはその賢さから、自分に何を求められているのか理解しているようだ。
修の手を煩わす事が無い。
キャットルームをくるりと見渡し、撫でられ過ぎて疲れてきっている猫とお客の間に割って入る。
ロシアンブルーといえば、家族以外には懐きづらい、人見知りがある猫としても有名だ。
そんな仔猫のブルーが目の前で毛づくろいを始めれば、お客様の目は当然、ブルーに。
ブルーは目で猫カフェの猫に合図を送り、休むように促していた。
要領のいいマーブルに至っては、飲食スペースで手持ち無沙汰のお客の前に歩いてゆき、その膝の上でちょこんと小首を傾げる。
お客様が歓喜したのはいうまでもない。
「……おっと」
修が慌ててキャットルームから後ずさる。
だが一歩遅かった。
「待つんだ、待ってくれ。みんな、落ち着くんだ、落ち着いて……ぶっ」
修に魅かれたお猫様達が、次々と修に飛び掛ったのだ。
むろん、襲い掛かったわけではない。
なぜか修は異常に猫に好かれてしまうのだ。
「……あー、参ったな。俺はキャットタワーじゃないんだが」
体中に群がって飛び乗ってきたお猫様達に、修はぽりぽりとこめかみを掻く。
背中に数匹、肩に一匹、肘にぶら下がる子が一匹。
足元に纏わりつくのは、ミルクとそのほか数匹のお猫様。
「すごいの! こんなに沢山のお猫様達がくるなんて」
日和は修の状態に驚きを隠せない。
「なぜか、いつもこうなってしまうんだ」
「うらやましいの」
「そうか? ならちょっと、この猫達をお願いできるか?」
「引き離せばいいのかな」
「そうだね。特に足元の子たちを頼む。このままじゃ身動き取れないからね」
「了解なの。えっと、ミルクちゃんだったかな? この子にもリボン結んであげていいかな」
「ああ、もちろん。ここの猫達がつけているリボンは結城がつけてやってたんだな」
「リボン好きなの」
「結城のリボンとお揃いなんだな。似合ってる」
猫にアンティーク風の品のよいリボンを結ぶ日和に、ナチュラルに褒める修。
「え、えと、うん。ありがとなの」
日和は、真っ赤になって俯いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月06日
参加申し込みの期限
2013年10月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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