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ある暗闇の日
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●九夜山で出会ったのは
マリエッタ・ラシュリエ
は鎌倉市内に住む木天蓼大学大学院生です。
この日は寝子島へ用事があって訪れていました。
しかし用事を済ませ帰ろうとしていたら突然電気が消えてしまい。
「停電……なの?」
調べてみると寝子電はこの停電の結果運休になり、その他の交通も混雑して動かないとのこと。
結局身動きが取れなくなってしまいました。
「仕方ないわね……」
マリエッタはスマホで母に事情を連絡してから、ねこったーを開いて情報収集していましたが。
「発電所のトラブル? 九夜山ででっかいネズミを目撃した?」
見つけたのは不確かなそんな情報ばかりで。
(これ以上ねこったーを開いていてもロクな情報が得られそうにないわね)
そう判断し、マリエッタはいったんスマホをしまい込みました。
「どうしようかしら?」
それから少し考えて、足の向くまま島の中をぶらつくことにしました。
暗闇の中で最初に見つけたのは巨大な観覧車。
(あの中に人が閉じ込められているのかな? だとしたら結構怖いかも)
そんなことを思いましたが。
(それとも……カップルだったらあの中でいちゃついてるのかな?)
ふと、長距離恋愛中の自分の身のことを思い出します。
(どうせ停電になるなら、一人じゃなくそんなシチュエーションが良かったのに)
様々なことを考えながら歩いていると。
闇の中走っている人影を見かけました。
(こんな暗いのに、あのスピードで……えっ?)
マリエッタは自分の目を疑いました。
その人影には、猫の耳と尻尾がついているように見えたのです。
(まさかね……)
遊園地でつけるカチューシャかもしれない、と思いつつなんとなく気になって。
マリエッタは人影が去ったほうへ向かうのでした。
寝子高3年の
万条 幸次
は、停電に驚きつつ家の外に出ました。
「やっぱり真っ暗だ……」
スマホでねこったーを立ち上げ情報を探します。
「でっかいネズミみたいな影?」
首を傾げつつ、幸次は考えます。
普段はのんびり屋で面倒なことは極力したくない幸次ですが、異変で日常が崩壊するのは避けないと、と思っています。
(今回の停電は本当にそのネズミ妖怪の仕業なんだろうか……)
あたりを見回し、人影がないのを確認した幸次は、目を閉じてろっこん『猫チェンジ』を発動させました。
「九夜山へ行ってみよう。巨大ネズミがいるかはわからないけど」
猫率50%の猫獣人に変身した状態で、幸次は街中を走っていきます。
(100%の完全猫化でもいいけどこっちの姿の方が何かあった時すぐ対処できるし)
普通は見られたらまずい姿ですが、今は停電中。
この暗い中なら誰も気づかないでしょう。
(やっぱり猫の目はいいなあ……暗い中でもよく見える)
道端に立ち止まっている人がぎょっとした気配がありましたが、さっと避けて、山の方へ向かいました。
(たぶん見間違いだと思ってくれるよね……)
「ついた、九夜山だ」
意識を集中すると幸次は、森の中から何かの気配を感じました。
忍び足で森へ向かいます。
(あれは……?!)
送電線につながる鉄塔に、何かが齧りついています。
バチバチと火花が起きる中ぼんやりと光るのは、大きなネズミでした。
鉄塔は鉄条網に囲まれていますが、一部が無残に折れ曲がって侵入した痕がありました。
ネズミを観察しながら幸次は考えます。
(大きさは俺と同じくらいか……こっちには猫のツメと素早さがある。それにもしかしたら猫の鳴き声で相手を怯ませられるかも)
意を決して、幸次は大きく息を吸い込み……
そのころ、マリエッタも九夜山にたどり着いていました。
(こんなに長く歩いていたっけ……?)
長かったようにも、短かったようにも思えます。
「ん?」
森の方で何か気配を感じました。
見てみると、森の中でぼんやりした明かりが……
マリエッタはスマホを取り出し、懐中電灯アプリを起動しました。
思い切って森の中へ足を踏み入れると、草を踏み分けた跡がありました。
それをたどりながら明かりのほうへ向かっていきます。
その時。
「ニャーッ!!」
突然猫の鳴き声が響き渡り、マリエッタはドキッとして足を止めました。
「チュー!!」
そして、ネズミの声も。
「フーッ!!」
幸次は毛を逆立てて威嚇しましたが、大ネズミは怯む様子を見せず、バチバチと電気を飛ばしています。
(戦うしかないのか? でも鉄塔に近づいたら感電するから、こっちへおびき寄せなきゃ)
幸次は、唸りながら尻尾をパタパタ動かして大ネズミを挑発します。
マリエッタがその場にたどり着いたときは、一触即発の気配でした。
(助けなきゃ……)
とっさにマリエッタが落ちていた石を拾い上げた時、大ネズミは幸次に飛び掛かりました!
ひらりとそれを躱した幸次は、猫爪でネズミの鼻先を一撃!
そこへ、マリエッタが石を投げつけました!
「ギャン!」
爪と石に鼻先をやられた大ネズミは、身を翻すと森の奥へ逃げていきました。
「やった……」
それを見送った幸次は、背後から足音が近づいてくるのを感じました。
「隠れよう」
幸次はマリエッタと共に大きな木の陰に身を隠しました。
様子を見ていると、ライトつきのヘルメットをかぶった作業着姿の一行が現れました。
ヘルメットの文字を見ると、電力会社のようです。
鉄塔の様子を見て会社に連絡を入れている様子です。
どうやらネズミはもう現れそうにないのを見て、幸次とマリエッタはそっとその場を後にしました。
「ありがとう、援護してくれて助かった」
幸次はマリエッタにお礼を言い、
「どういたしまして」
とマリエッタは微笑みを返しました。
しばらくして二人が町に着いた頃には、電気は復旧しており、幸次は人間の姿に戻りました。
フツウを守れたことに、安堵しながら。
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あとがき
担当マスター:
茄子りんこ
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。
停電の中、困ったり、慌てず職務を果たしたり、ラブラブだったり、妖怪と戦ったり。
さまざまな皆様の姿が見られて楽しかったです。
いつ起きるかわからない停電に備えておくのも必要ですね。
私も完成したと思ったリアクションが半ページほど飛んでがっくりしました、保存は大切です。
それではまた、ご縁がありましたらご参加お待ちしています。
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担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年05月08日
参加申し込みの期限
2021年05月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年05月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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