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ある暗闇の日
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〇明かりの下で、お泊り
星ヶ丘寮の白壁の洋風建築二階建ての家で、
鷹司 凜太郎
は八咫鏡が流した寮の放送を聞きました。
「ここは問題ないが……スピカくんが心配だな」
凜太郎の恋人である
スピカ・フォーツ
は、桜花寮在住です。
(不便だし心細い思いをしているだろうな)
すぐさまスマホを取り出し、スピカに連絡を入れました。
ルームメイトが留守だったので、スピカは一人で寮の部屋にいました。
暗い中、目を慣らそうと部屋の中を見回していると、並んで座った大きなペンギンのペアのぬいぐるみが目に入りました。
かつて凜太郎がそれをプレゼントしてくれた思い出がよぎった時。
スマホが鳴りました。
相手が彼だとわかって、微笑みながらスピカは尋ねます。
「リンタロウ? どうしたの?」
『停電で大変だろう。大丈夫かい? うちは自家発電で明るいし、良ければ避難してこないかい?』
思いがけない凜太郎からの誘いに、スマホを手にスピカは少し考えました。
(暗くても、夜目はきくけど……それはそれ……リンタロウ、避難しないかって言ってくれてるし……)
おおらかなスピカは停電くらいでは動じませんでしたが、凜太郎の誘いに胸が温かくなるのを感じました。
「停電で、暗いし……リンタロウのとこ、お邪魔する……」
『それがいい。島の中も暗いだろうし、迎えの車も用意しよう』
ルームメイトに一言手紙を残し、スピカは身支度を整えました。
「いらっしゃい、災難だったね」
車から降りたスピカを、凜太郎は笑顔で迎えました。
凜太郎の家は、
標準的な寮
の部屋に加えて、和室と庭がついたタイプです。
自分用とゲスト用、二つのベッドルームがついており、家のことは執事がしてくれます。
(停電で大変だったろうに、いつもと変わらず綺麗だ)
「夕食は?」
「夕飯前の、停電だったし……ごはんはまだ……」
「丁度よかった。僕もまだなんだ。何が食べたい?」
そう言われて一瞬考え込むスピカを見て、凜太郎はふと思いつきました。
「ああ、そうだ、折角だしバルコニーで食べよう。今日は夜の海と星が綺麗だよ」
バルコニーは海に面しており、テーブルと椅子が二脚用意されているのでした。
「なんでもいいって言えば、そうだけど……せっかく、外で食べるなら……それに合うものを……」
スピカの言葉に凜太郎は頷き、インターフォンで何事か頼みました。
やがてロマンティックなろうそくの灯りがテーブルに置かれ、ディナーが運ばれてきました。
牛肉メインのフレンチで、辛いのが苦手なスピカも満足できる甘いフルーツソースがかかっていました。
「おいしい……」
満足そうなスピカに凜太郎は微笑みます。
「良かった。しかし市街地の方はまだ全然回復しないね」
「こう暗いと、夜の海に……星の光、反射してて……とっても綺麗だけど……目の前に、リンタロウが……いるからこそ、際立って見える……」」
「ええと、ゲストルームのベッドも空いてるから……泊まっていく?」
わずかな沈黙の後、軽い調子で凜太郎は尋ねました。
(ゲスト用のベッド、あるあたりも……さすが、リンタロウのお家だけど……)
「電気、復旧しても……時間が時間だし、このままお泊り……」
「それじゃ、すぐ準備させるよ」
紳士的な笑みを見せる凜太郎を見ながら、内心スピカは少しだけ不満に思うのです。
(私は、リンタロウといっしょがいいし……こっそり、ベッドに忍び込みたい……)
だから、スピカは正直に思いを告げました。
「お風呂とかも、使わせてもらうけど……どうせなら、いっしょに入る……?」
「へっ!? い、一緒にお風呂!? た、確かに二人入る位は余裕の広さはあるけど……」
紳士としてクールな隙のない受け答えをしていたはずの凜太郎の表情が、一気に少年の恥じらいを見せました。
「お風呂の、あったかさもだけど……こんな機会って、あんまりないし……リンタロウの、あったかさも……感じてたい……。ダメ……?」
ぎゅぅ、とスピカは凜太郎に抱きつきました。
「……スピカくんが望むなら」
恋人におねだりされると弱い凜太郎は、断ることなどできませんでした。
バスルームは、確かに二人が入っても全然問題ない広さでした。
けれどスピカは自分の思いに正直に、凜太郎に身を寄せます。
(不純異性交遊とか、言われそうだけど……甘えたい、だけだし……やましいことなんて、何一つ……。汚れても、すぐ流せるし……)
「……スピカくんはいけない子だなぁ」
お風呂から上がり、パジャマに着替えたスピカは用意されたゲストルームではなく、凜太郎のベッドに潜り込んできました。
嘆息しつつも、凜太郎は嬉しそうな笑顔でスピカを背中から抱き締めるのでした。
(リンタロウ、やさしいけど……狼みたいなとこ、あるのも……知ってるけど……)
抱きしめられ、幸せを感じながらスピカの頭によぎったことは。
(……と言うか、こんなに充実してるなら……いっそ一緒に住めそう……? 同棲、なんてのも……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年05月08日
参加申し込みの期限
2021年05月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年05月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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