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【星幽塔】第一階層 冒険は自給自足で
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――遺跡、地下三階。
地下大河の支流が遺跡内部に伏流している。
ところどころ、地下河あるいは湖として、それらは湧出する。
水気に溢れて、生命力が横溢している。
多分にミネラルを含有する湧水は、それ自体でかすかな塩味や滋味がある。
地下の岩盤で漉しとられた清潔で新鮮な水は、掬って飲んでも体調を崩すことはない。
また、それらの水を摂取して育ってきたこの区域の魔物は、独特の力をその体内に蓄積していた。
「ドラゴンバーベキュー、やりますよー!」
大量のキャンプ用品を持ち込み、準備万端で現れた
吉住 志桜里
。
遺跡最奥部にひろがる巨大な地底湖を発見すると、いそいそとキャンプの設営を開始した。
近年はキャンプのスタイルも様々に変化してきた。
シーサイドタウンの都会の風景の中で行うアーバンキャンプ。
高層建築の最上階で行うスカイスクレイパーキャンプなど、今までになかった形のキャンプが、寝子島でも好き者たちのひそかなブームになっていた。
(室内キャンプができるなら、ダンジョンでキャンプしてもいいじゃない!)
料理の持ち込めないダンジョン。
ならば食料は現地調達すればいい。
現地の食材をそのまま味わえる最高の手段といえば、キャンプ。
食材の取れた環境と一体となり、自然の恵みに感謝しながら食事。
「星幽塔で語り継がれるくらいの、豪胆なバーベキューをしたいです!」
ダンジョン攻略という本来の目的は、すでに何億光年のかなたまですっかり消え失せていた。
目をキラキラさせている志桜里を、ポーラ達も止めることはできない。
(全く・・・・・・相変わらずだね、志桜里君は)
苦笑混じりに見つめる少女が一人。
眼鏡にポニーテールが印象的な、
卵城 秘月
である。
志桜里とは浅からぬ因縁があり、クールビューティの誉れ高かった志桜里に『しおパン』なるあだ名を賜って、そのイメージを地に落としたのは彼女である。
冷徹な観察眼、皮肉なものの切り込み方――眼鏡の奥に隠された世界は、余人の伺い知ることのできるものではない。
とはいえ・・・・・・。
(うーん。初めて来るね・・・・・・星幽塔)
かねてより耳にしていた、異世界の遺構。
今回縁あって、志桜里と参加することになったのだが。
(いろいろと初めてだし、勝手がわからんな)
秘月は手にした杖を見る。
まるでオモチャのような、かわいらしい『特注初心者用ロッド』。
いかにもソシャゲの外れガチャで出てきそうな、量産品臭のぷんぷんする代物だ。
ちらりと志桜里の腰のあたりに目をやると、そこには大振りの魔剣。
聞けば他にもマジックアイテムがあるそうで、自分の貧弱な装備に比べると、なんだか肩身が狭い。
(志桜里君は何やらいろいろ楽しんでいたみたいだな・・・・・・)
武器とか、その辺はちょっとおいて行かれたみたいだ。
初心者に優しくない。
(少し――悔しいかな?)
けれどまあ、その分強くなれる楽しみが味わえるだろう・・・・・・と明るく気持ちを切り替えられるところも、秘月の聡明さだった。
(まあ、今回はいろいろ初めてだし、サポート役にでも回ろうかな)
ロッドをぶんと振って、秘月は目下キャンプ設営中の志桜里のもとに、手伝いに走り寄る。
「私もドラゴンのお肉食べてみたいです!」
「メリィも!」
ばしっと手を上げて、キャンプ設営に参加するのは二人のほしびと、純白の羽根を生やした
リリエル・エーテライト
と、虎の獣人、
メリィ・ランページ
。
最初こそ、見たこともない奇妙な遺跡に、
「はわわっ!」
とびっくりしていたのだが、すぐに諸々了承し、
「料理は任せてください!」
と名乗り出た。
「魔物を料理するのは初めてですが、美味しく料理してみせますよ♪」
地底湖のほとりに洗い場を準備し、燃料を補充する。
他の仲間たちは食材調達という名の、魔物ハンティングに出かけた。
まずは手頃な魔物の食材を集めて、用意がととのったところで、本丸のドラゴンを皆で退治に行くという算段だ。
よっこらと大釜を据え付けるリリエル。
力仕事は不得手だが、万象を操る魔法の力においては他の追随を許さない彼女。
ダンジョンバーベキューということで、煙の充満を気にしていたが、広くて空気の流動している大空洞に、天窓のような通風口があいているのを見つけた。
風の魔法は不要。
ということは、必要なのは対ドラゴン用の、ギンギンの攻撃魔法。
久しぶりの、メリィちゃんとのアグレッシブな連携を組めそうだ。
「メリィちゃん、美味しい魔物を狩るのをお願いしますね!」
リリエルの呼びかけに、大規模な炉を設営していたメリィが、肉球の手を振って答えた。
「大丈夫なのか・・・・・・」
ノリノリの一同を見ていた
フォルカ・ヴィクスン
が呟く。
お宝を求めて、死地に乗り込む事もいとわない、クールなトレジャーハンター。
志桜里たちのキャンプ気分は、『遺跡探索』というものに持つ彼のイメージからほど遠いものだ。
「楽しそうで良いじゃない。俺も、ドラゴンの肉食べてみたいしさ」
ルーク・ポーラスター
はそう取り繕うものの、やはり不安は隠せない。
生物の霊長たるドラゴン。
この星幽塔においても、最強のモンスターの名をほしいままにしている。
これからそいつと一戦構えようというのに、このお気楽さはどうだ。
「モンスターを狩りに行った連中も、女子供だったぞ……」
「まあ、大丈夫だろう……」
次々組みあがっていくキャンプ場を、二人は不安のぬぐい切れぬ面もちで見つめ続けていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年04月09日
参加申し込みの期限
2021年04月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年04月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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