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星降ル丘ニ、嵐来レリ
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【1日目:結成! スターメイドガールズ!】
放課後、寮生が次々に帰宅してくる。
普段なら従業員が昼間に掃除などの身の回りを済ませているのだが、朝の通達によりそれはほとんど出来ていない。
一部の動ける従業員だって、好きでサボっているわけではない。
『全従業員に3日間休暇を出す』
この理事長の通達がある限り、直接掃除などに携われないのだ。
動ける従業員はとてももどかしい気分である。
檜扇 舞華
なんてメイド服で寮内を彷徨いていたら、『監督役』の名札を下げた桜栄家の人間から渋い顔をされてしまったくらいだ。
残念ながら彼女は目立った行動は出来ず、掃除や炊事の必要箇所のリストアップだけに行動を止められてしまった。
「ですよねー。直に手を出したらアウトですか。まぁ、当主方々のご指導くらいは大目に見てもらえるでしょう」
舞華さんは決してめげない。
故に姉からの調査のため、従業員たちの聞き込みを進めていく。
榛名 冥
は入寮して日が浅い。
ましてこのようなイレギュラーが起こるとは想定外である。
「従業員さんが全員お休みでも、頑張って自分たちの力で生活しないと!」
うんうん、と小さく頷く榛名。
ふと、彼女の心にある考えが過ぎる。
「みんな、お手伝いさんがいなくて大丈夫かな? きっと困ってるよね?」
その時、彼女の頭上に電球が灯った!
「そうだ! メイがお手伝いさんになって、みんなを助けちゃおう!」
彼女の眠れる奉仕精神に火が付いた!
「これからここでお世話になるわけだし、慣れないことでもなんとかなる!」
小さな拳をギュッと握り、1人で「ふぁいとー、おー!」と気合を入れる榛名。
「そうと決まったら形から入らないとだよね!」
榛名は勢いよく自室から飛び出し、『アレ』を求めて走っていった。
「従業員さんが皆休みなら、共用エリアの掃除もせなあかんね」
ジャージ姿の直風が率先してラウンジの清掃に取り掛かる。
「ここは人通り多い場所やし、毎日掃除せなあかんしな~」
意気揚々と掃除を進めていく。日頃から家事・炊事をこなしているせいか、手際がとてもいい。
しかし、彼女は何か違和感を感じていた。
「さっきから、周りの目が変やな? ……もしかして、うちに気ぃ遣ってる?」
従業員ではなく寮生が清掃にあたっている光景は、やはりこの星ヶ丘ではレアケース。
状況が状況とはいえ、彼女を気遣って端を歩くものや、変わったことをしている奴だと奇異の類で見る者も少なからずいた。
「なんや、そない気ぃ遣わんでもええのに……」
思わず苦笑いが溢れてしまう。
そこへキャーキャーと嬌声を上げながらラウンジへ突進してくる少女の姿が。
クラシカルな英国式正統派ヴィクトリアンメイド服を着込んだ、榛名である。
「みつほちゃん! メイもお掃除するよ!」
じゃーんっとホウキを抱え、ドヤ顔をする榛名だ。
「あ、そうそう! みつほちゃんもメイド服に着替えようよ! みんなのお手伝いするなら、メイドさんにならないといけないんだよ!」
彼女のもう片方の手には、ハンガーに掛けられたメイド服一式が!
「なっ? うちにメイド服を着ろと言うんか!? ホンマか!?」
直風の驚き混じりのツッコミに、榛名は「迷惑……?」と眉尻を下げてしまう。
その榛名の両肩を直風はがっしり掴むと、真剣な表情でこう告げた。
「うちな、一度でええからメイド服着てみたかったんやー!! メイドさんが掃除するのが当たり前の寮やからね!」
「うわぁい! 可愛いよねー、メイド服ー!!」
両者、意気投合のハグ。ここにメイド服が織り成す熱い友情が生まれた。
「メイド服と聞いて黙っていられませんね!」
ばばんっ、と大見得切って登場するは
檜扇 舞華
。
「本職のメイド(休職中)参上です! 現場監督として、皆様にアドバイスをしますのでよろしくお願い致します!」
ふんすっ、と胸を張って監督オーラを出す舞華に、「やっぱり本職はカッコエエわぁ~」と感心する直風。
その後ろからトコトコと、もう1人のメイド少女がやってきた。
「舞華、そこで何をしている? 君は休職中のはずだが?」
輝く絹のような御髪をツーサイドアップに束ね、純白のエプロンドレスに濃紺のワンピース、フリルカチューチャを装着した
旅鴉 月詠
(オリジンメイドフォーム)が現れた。
舞華は事前に何も聞かされていなかったらしく、大層驚いている。
「月詠さんだって何してるんですか!? メイド服似合いすぎ!!」
「今さっき帰宅したところだ。私も舞華や唱華の手伝いをしようと思ってな。だったら形から入るべきだろう?」
「そうだよね!! お手伝いさんはやっぱりメイド服着ないとだよね!!」
「ちょっと黙ってくれないか」
はしゃぐ榛名を旅鴉は適当にあしらうと、舞華に向けて言い聞かせた。
「舞華、やらなければならない業務があるだろう? あとは私に任せて」
「ですが、多少のサポートくらいは……」
「唱華から聞いた。そちらの調査を続けてほしい」
旅鴉の言葉に背筋を正す舞華。
「私はいいの。自分のことはちゃんとできるから。もし人手が必要な時は声を掛けよう」
「分かりました。ありがとうございます。それにしても……」
舞華の口元がだらしなく開かれる。
「月詠さんのメイド服姿、かーわーいーいー」
「唱華の自作衣装から選んだ。おい、ヨダレが出てるぞ?」
「はぅ!?」
じゅるり、と慌てて口元を拭う残念な妹メイドであった。
「メイドさんのお姉さん、衣装作るんやな?」
直風が尋ねると、ニコニコしながら舞華は答えてくれた。
「和風メイドで美人なのに、おにゃのこ萌えで二次元スキーなコス職人ですよ!」
「つまり残念美人だ」
正鵠を得た回答を旅鴉は言い放った。
――遠くからくしゃみが聞こえたような気がする。
「と、いうわけで、早速着替え完了やで!」
ぴょん♪と飛び出したのは、小柄な元気系メイドさん。
更衣室にある姿見の前で、直風は『スカート回転→裾広がりぶわっ』なんてやってみたり。
「ふふ~ん♪ なんかこういう服着て掃除するて不思議な感じやね♪」
「すっごく似合うよ、みつほちゃん!」
榛名が大絶賛すれば、
「うむ、素材がいいからか、メイド服を着こなせている。見事だ」
と旅鴉も太鼓判を押す。
そして舞華は……。
「一緒に写メ撮りませんか!?」
カッと目を見開いて詰め寄っていた。
「舞華、ちょっと頭冷やそうか」
主人に襟元を掴まれ、そのまま後ろへ下げられる残念な妹であった。
「よーし、メイたち、今から『スターメイドガールズ』ね! がんばろー!!」
「「えっ」」
榛名の鶴の一声により、4人は『スターメイドガールズ(略称SMG)』というお手伝い集団として寮内の清掃に取り掛かるのであった。
「さって、いっちょやったるでぇ! 掃除の基本は『上から下へ』やで! こうして柱時計もキュッキュ~って♪ ……ん?」
直風は磨き上げている時計に違和感を感じた。
「これ、もしかしなくても新品ちゃうん? 前のはこう、なんつーか、『レトロ』っちゅーか……」
「ああ、それは昼過ぎに届いた新しい柱時計ですよ」
舞華が説明をしだした。
「なにせ、聞くところによれば寮が始まってから3年間、何度も修理に出していたようですからね。見兼ねた理事長が随分悩んで、ようやく奮発してドイツ製の新品を購入したそうですよ?」
「その時計は何処に?」
旅鴉が尋ねれば、舞華は「業者の方に頼んで、納屋に一時保管してますが?」と答えた。
「なぁ、メイドの舞華ちゃん。その時計ってアンティーク時計ちゃうん? うち、両親の仕事の影響で、そういうのごっつ好きやねん!」
直風は目を輝かせながらワクワクしている。
「そうですね、元は理事長の曾祖母様が幼少の頃に誕生日プレゼントとして贈られた品だそうです。アメリカ製で、今も動いてるので相当モノはいいはずですよ。よく故障しますけど」
「やっぱりそうや!」
直風がパチンと指を鳴らした。
「普通、3年で何度も修理が必要な時計って、そないにあらへんもんな! うちはそういうのうるさいでぇ? なぁ、その時計見せてくれへん?」
「えー、お掃除が先だよー?」
直風の意見は榛名に遮られた。
「私も今は掃除を優先すべきだと思うよ。まもなく夕食の時間だし、阿鼻叫喚の光景が容易に予想できるのだが?」
旅鴉の意見はもっともなものだった。
家事炊事ビギナーを抱えるこの寮で、下手したら事故が起こりかねない。
出来る人間が率先して彼らを指導・引率せねばなるまい。
「うーん、残念やー」
「満帆さん、回収業者がくるのは日曜日ですから、まだチャンスはありますよ」
「よーし、ちゃっちゃと掃除と夕食の準備済ませたろ!」
舞華の言葉に直風のやる気が3倍ほど増幅したのだった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月05日
参加申し込みの期限
2013年10月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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