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星降ル丘ニ、嵐来レリ
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【1日目:嵐の朝】
桜栄 あずさ
理事長の突然のお触れに、寮生の反応は様々。
しかし理事長は安堵していた。
なぜなら、
これといって大きな混乱がないからだ。
(もう少しみんな狼狽えると思ったんだけど……、普段からしっかりしているのね。偉いわ!)
確かに一部の寮生は「家事や炊事なんてどうやるんだ!?」と困惑しているのだが、半分以上は余裕しゃくしゃくな態度だ。
「3日間どうするかって、まあぶっちゃけ何時もとやること変わらないんだけどね。そもそも部屋とかそんなに使ってないし」
青物 といき
はいつものようにニヤニヤ笑いながら登校の準備を進める。
いつもならこの時間は早朝ランニング中なのだが、なにやら理事長の通達があるというので野次馬しに来たのだ。
しかし、この内容はちょっと期待はずれである。
「これなら予定通り走り込んでおけばよかったにゃー。ま、メイドさんとかいてくれるのはありがたいんだけど、実家にいた頃から身の回りの事は自分でやってたし、悪いけどちょっと解放感ってやつだにゃ」
さて、帰ったらいつもどおり家事炊事に取り組むにゃー、と足取り軽く青物は学校へ向かっていった。
理事長の通達に感心する寮生も中にはいた。
例えば、
獅子尾 優華
。
「ふうん……、いい機会じゃないかしら?」
彼女は風紀委員である。学園の風紀の乱れを取り締まる彼女は、根っからの生真面目な性格の持ち主である。
不良を見れば直ちに更正させたくなるし、正義感が強く、これまでも真正面から問題解決に取り組んできた。
そんな彼女が、この困難を是と捉えたのには理由がある。
「学生に自立の精神を教える意味で、貴重な体験になるわね」
普段から身の回りのことは1人で行っている(というか、元より身の回りに専属メイドがいない)獅子尾にとって、この機会に各寮生の生活の自立を願っていた。
ただ、そんな彼女の視線の先に、深刻そうな表情で腕を組んで俯く
八十八旗 信彦
があった。
「許せません……。これは明らかに契約不履行、言語道断です……」
困惑する寮生の中で、唯一、怒髪天の少女がいた。
黒髪のポニーテールが目立つ
神無月 綾
である。
「この唐突な通知、恐らく理事長のいつもの思い付き。つまり、私たちの保護者への通知も怠っているはず。これは保護者の寝子島高校への信頼に対する明確な裏切りと契約不履行……」
怒りに震える口元から出た言葉は、
「悪、ですね」
だった。
「理事長の背後に見えた不動明王……。あれを奪って仏罰を理事長に与えましょう。最悪、責任取ってもらいます。首を刎ねても構わないでしょう。なにせ悪ですから」
神無月は登校中、これから自分が何をするべきか、すぐさま思案し始める。
桜栄理事長更迭計画が、密かに動き出した。
檜扇 唱華
は朝からベッドの上で動くことができなかった。
彼女は星ヶ丘寮の従業員のひとりである。また、
旅鴉 月詠
のお抱えメイドでもある。
「まさか風邪をひくなんて不覚ですわ……」
プロ失格です、としゅんと落ち込む唱華を妹の
檜扇 舞華
が励ます。
「姉さんが風邪ひくなんて珍しい! でも、休むべき時は休んで。業務はあたしが引き受けます!」
星ヶ丘寮のメイド服に袖を通した舞華は気合充分、今にも出動可能だ。
「ちょっと待って……、理事長から従業員“全員”の休暇が言い渡されているはずですよ?」
「姉さん、だからといって何もしないのは全く仕事しないのは問題です」
姉の言葉を突っぱねる妹。
「いいですか、姉さん。檜扇姉妹は星ヶ丘寮の従業員ですが、当主の月詠さんに仕える身でもあるのです。もっと広義に言えば、寮生皆様が当主とも言えます。時に、当主方々に教育を施すのも使用人の役目ですし、命令通りに甘やかすばかりが使用人ではないのですよ」
「舞華ちゃん……! いつの間に立派なメイド魂をその控えめな胸に宿していたなんて――!」
「姉さん、一言多い……。というか、姉さんのが大きすぎるんだって……」
妹の舞華は日中はアニメの専門学校へ通っている。コスプレも好きな女の子でもある。
普段着るメイド服もコスプレっぽいので、そこまで真剣にメイド業のことを考えてるとは思われてなかったのかもしれない。
「ともかく、学校と教授には『家庭の事情』ってことで休む事をさっき伝えたから。業務を“直接”しなければいいわけだし、あくまでもあたしは寮生のサポートに回ります」
「まぁ、そういうことなら……」
唱華はその言葉に納得し、大人しく惰眠を貪ることにした。
「そうそう、姉さんは寝てて下さい。寮生の当主方々が登校中はあまりやることないですし。あ、そういえば昼過ぎに
新しい柱時計の納品があったっけ
」
あの作業一連は流石に従業員がやらないと分からないからなぁ、と舞華はぼやいた。
「ねぇ、舞香ちゃん。唐突だけど、1つお願いしていいかしら?」
目を閉じながら、唱華は依頼をした。
「この風邪、妙だと思わないかしら……。一斉に病に伏すなんて、ちょっと考えられません」
「何かある、ってことですよね」
妹の言葉に小さく姉は頷いた。
「悪いけど、体調を崩した従業員の皆さんに、先日まで何処にいたのかを聞き出せませんか? 何か引っかかります……」
そう言ったきり、疲れたのか眠りこけてしまう唱華。
舞華はというと、よし、と気合を入れて部屋を後にする。
「姉さん、了解ですよ。バッチリ聞き込みしちゃいますから!」
星ヶ丘の騒動はすぐに寝子高校内に広まった。
お好み焼きの店『うさぎ屋』
の
宇佐見 望月
もその1人だ。
「何じゃそりゃ? 星ヶ丘寮も大変だな!」
部活の後輩、
直風 満帆
から話を聞いた宇佐見は呆れていた。
「思いつきでそんな事やるなんて、理事長も変わってるのな。家事・炊事を知らない奴が野に放たれても、野垂れ死にするだけだっつーのに……」
「いやいや、それはちょっと大げさちゃうん!?」
直風はすかさず宇佐見にツッコミを入れた。
身長差もあってか、どうしてもジャンピングツッコミになってしまう。
ツッコまれた宇佐見は「でもな?」と言葉を加える。
「正真正銘のボンボンやお嬢ちゃんは、本当に何もできねぇんじゃねぇのか?」
宇佐見の言葉にトゲを感じる。何か引っかかるところがあるようだ。
「そ、そこは寮生で力合わせて助け合い、ってやつや! ああ~、でも、あの時あからさまに目ぇ泳いでた人居てたやんね?」
まるでこの世の終わりだと言わんばかりの顔をした一部の寮生を思い出し、彼女は苦笑いを浮かべてしまう。
それを見てしまった宇佐見、深い嘆息のあと、やれやれと肩を回す。
「しゃーねぇ。夕方、俺様がちょっと様子を見に行ってやるか。飯くらい作ってやってもいいぜ?」
「ほんま!? ウサちゃんセンパイのお好み焼きが寮で食べられる!?」
「いや、作るのはもっとシンプルなもんだけどな? 学校終わったら準備してそっち向かうぜ。よろしくな、満帆ちゃん!」
「うち、首をキリンみたく長くして待ってるで!!」
こうして、宇佐見は星ヶ丘寮へ向かうことになった。
逆巻 天野
は常日頃、自身が住む猫鳴館の備品について思うところがあった。
「あの寮って、時計あったっけ?」
オンボロで騒動が起きるたびにどこかが欠損する猫鳴館。
その中で、寮生へ時を知らせる時計がなかった事に最近気が付いた。
とはいえ、あまりお金を掛けることもできない。
そのお金があるのなら、猫鳴館の修繕に使うべきだろう。
故に、時計の入手で一番ベストなのは、
「何処かタダで譲ってくれないものかな?」
と、無償での提供者を探していた。
そこへ探検部部長の
龍目 豪
が逆巻に声を掛けてきた。
逆巻も探検部の部員である。
「逆巻、どうした? なんか深刻な顔してるじゃねぇか?」
「ああ、部長。実は猫鳴館に時計を、と思いまして。でもお金を掛けられないので無料で提供してくれる人を探そうかと考えていたところなんです」
「そっかぁ。まぁ、譲ってもらえるならタダであることに越したことないよな。そうだ、俺もその話、乗っかっていいか?」
龍目がニカッと快活な笑みを浮かべる。
「1人でやるよりも2人でやったほうがいいに決まってるだろ?」
この申し出を逆巻は快諾した。
「助かります。実はどうしていいか途方に暮れてたんですよ」
「なら尚更だ! いい情報あったら、いの一番で知らせてやるよ!」
「ありがとうございます、部長」
逆巻は感謝の意を込めて軽く頭を下げた。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月05日
参加申し込みの期限
2013年10月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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