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- 00月00日生 00歳
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星降ル丘ニ、嵐来レリ
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【従業員だって風邪をひく】
寝子島高校理事長、桜栄 あずさは頭を抱えていた。
「はぁ……、なんでこうも従業員が大勢ダウンするのかしら？」
星ヶ丘寮。
寝子高生のみならず、今や寝子島の住民なら羨望の眼差しを向けるであろう超ハイスペック学生寮である。
桜栄理事長の独断とノリで３年前に建設。
立地・景観ともに抜群で、寮費も桁が数個違うらしい。
そんな条件ゆえ、ここに住むのは富裕層の生徒のみ。
しかも彼らの部屋は、なんと一戸建て！
寮自体が１つの『町』として機能しているという、一般人からしたら卒倒レベルの豪華絢爛ぶりである。
また、その寮には多くの従業員（執事やメイド）が勤務している点でも他寮と一線を画す。
彼らの地道な仕事が、主である寮生たちを支えていることは明白だ。
そんな彼らが、ここ数日で次々に体調不良を訴えて勤務不能に陥いっている。
まだ体が動く従業員たちは、彼らの穴埋めに躍起になっているが、それももう限界だと現場から声が上がっているのだ。
このままでは彼らが過労で倒れてしまうのも時間の問題。
労働基準法とか法的な問題も持ち上がってくるわけで。
「ほぼ同時期に一斉に風邪を引くだなんて……。気候の寒暖差が原因かしら？」
溜息を吐いたところで何も改善されないことくらい、桜栄理事長自身分かっている。
腕を組み、思案すること３秒。
ついに彼女は、とある決断を下さす。
「ああ、もう、やっちゃいましょうか」
桜栄理事長は足早に星ヶ丘寮へ向かう。
【自分のことは自分でやる勇気】
理事長の突然の通達は、寮内を震撼させた。
ラウンジに招集された寮生から怒号が飛び交う。
その怒りの声を、桜栄理事長の雷のような一喝で跳ね返した！
「高校生なんだから！ 自活した生活くらいやってみたらどう！？」
理事長、逆ギレするの巻。
美人が怒ると、これほど迫力があるのか。
しん、と静まり返ったラウンジに満足したのか、桜栄理事長は敢えて丁寧な言葉遣いで続ける。
（それが却って恐ろしいわけだが）
「寮生の皆さん。今、従業員たちがどういう状況か分かってるかと思います。彼らは寮生の皆さんのために、日々一生懸命働いています。ですが、ここ数日、従業員の間で体調不良を訴える者が続出し、残っている従業員たちも既に限界を超えています」
ひと呼吸をおき、桜栄理事長は満面の笑みを浮かべて宣言した。
その背後には不動明王の幻影が揺らめいている、ように見える。
「ですので、先程も言ったとおり、たった今から従業員たちに３日間の休暇を出します。その間、寮生各自、『自分のことは自分で行う』ように！」
つまり、一般的な家事・炊事・洗濯を自分自身でやれ、ということなのだ。
何だそんなことか、と普段からやっている者は余裕の表情。
しかし、中にはどうしたらいいのか分からないと狼狽する寮生もちらほら見受けられた。
「えぇっ！！ メイ、転入してきたばかりなのに……！！」
榛名 冥は最近、寝子高に転入してきた２年の芸術科の生徒である。
この通知に、思わず目が点になってしまう。
「じ、自分のことは自分でやる、うん、メイ、頑張らないと……」
寮生の中には、メールなどでこのことを拡散している者もいるようだ。
恐らく、寮生以外の一般人もこのことを知る機会があるに違いない。
さて、今から３日間、星ヶ丘寮の嵐のような自活生活が幕を上げる！
一体全体、どうなることやら……？
寝子島高校理事長、桜栄 あずさは頭を抱えていた。
「はぁ……、なんでこうも従業員が大勢ダウンするのかしら？」
星ヶ丘寮。
寝子高生のみならず、今や寝子島の住民なら羨望の眼差しを向けるであろう超ハイスペック学生寮である。
桜栄理事長の独断とノリで３年前に建設。
立地・景観ともに抜群で、寮費も桁が数個違うらしい。
そんな条件ゆえ、ここに住むのは富裕層の生徒のみ。
しかも彼らの部屋は、なんと一戸建て！
寮自体が１つの『町』として機能しているという、一般人からしたら卒倒レベルの豪華絢爛ぶりである。
また、その寮には多くの従業員（執事やメイド）が勤務している点でも他寮と一線を画す。
彼らの地道な仕事が、主である寮生たちを支えていることは明白だ。
そんな彼らが、ここ数日で次々に体調不良を訴えて勤務不能に陥いっている。
まだ体が動く従業員たちは、彼らの穴埋めに躍起になっているが、それももう限界だと現場から声が上がっているのだ。
このままでは彼らが過労で倒れてしまうのも時間の問題。
労働基準法とか法的な問題も持ち上がってくるわけで。
「ほぼ同時期に一斉に風邪を引くだなんて……。気候の寒暖差が原因かしら？」
溜息を吐いたところで何も改善されないことくらい、桜栄理事長自身分かっている。
腕を組み、思案すること３秒。
ついに彼女は、とある決断を下さす。
「ああ、もう、やっちゃいましょうか」
桜栄理事長は足早に星ヶ丘寮へ向かう。
【自分のことは自分でやる勇気】
理事長の突然の通達は、寮内を震撼させた。
ラウンジに招集された寮生から怒号が飛び交う。
その怒りの声を、桜栄理事長の雷のような一喝で跳ね返した！
「高校生なんだから！ 自活した生活くらいやってみたらどう！？」
理事長、逆ギレするの巻。
美人が怒ると、これほど迫力があるのか。
しん、と静まり返ったラウンジに満足したのか、桜栄理事長は敢えて丁寧な言葉遣いで続ける。
（それが却って恐ろしいわけだが）
「寮生の皆さん。今、従業員たちがどういう状況か分かってるかと思います。彼らは寮生の皆さんのために、日々一生懸命働いています。ですが、ここ数日、従業員の間で体調不良を訴える者が続出し、残っている従業員たちも既に限界を超えています」
ひと呼吸をおき、桜栄理事長は満面の笑みを浮かべて宣言した。
その背後には不動明王の幻影が揺らめいている、ように見える。
「ですので、先程も言ったとおり、たった今から従業員たちに３日間の休暇を出します。その間、寮生各自、『自分のことは自分で行う』ように！」
つまり、一般的な家事・炊事・洗濯を自分自身でやれ、ということなのだ。
何だそんなことか、と普段からやっている者は余裕の表情。
しかし、中にはどうしたらいいのか分からないと狼狽する寮生もちらほら見受けられた。
「えぇっ！！ メイ、転入してきたばかりなのに……！！」
榛名 冥は最近、寝子高に転入してきた２年の芸術科の生徒である。
この通知に、思わず目が点になってしまう。
「じ、自分のことは自分でやる、うん、メイ、頑張らないと……」
寮生の中には、メールなどでこのことを拡散している者もいるようだ。
恐らく、寮生以外の一般人もこのことを知る機会があるに違いない。
さて、今から３日間、星ヶ丘寮の嵐のような自活生活が幕を上げる！
一体全体、どうなることやら……？
ゲームマスターより
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2013年10月05日
- 参加申し込みの期限
-
- 2013年10月12日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2013年10月12日 11時00分
◆榛名 冥さんにガイド登場していただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。
ガイド登場希望の方は、是非こちらへ。
……ということで、今回もフリーダムなシナリオをお届けします。
今回は星ヶ丘寮！ すごく広い寮ですよね！
そんな広い敷内で、食事も掃除もベッドメイクも買い出しも、寮生の皆さんが３日間行うことになります。
（曜日は木金土）
このシナリオでは、従業員はどんなことがあろうと休暇中で、寮内の仕事に携われません。
理事長のお達しで仕事には完全ノータッチです、いいね？
寮生の自立心を鍛えることを優先してあげて下さい。
寮生以外の方も「噂を聞いて駆け付けてきた」など、もっともらしい理由があればシナリオ参加可能です。
期間中、部外者は『入寮理由』と『身分証明証の提示』が必須になりますが、ラウンジで足止めされることはありません。
難易度：楽 勝
※難易度については、焼きスルメのマスターページ参照
※この難易度は、乾物のシナリオのみに適用されるものです
【約束】
今回の３日間、寮生には約束が設けられております。
（あくまでも理事長からのお達しであり、これらを破るアクションに挑戦することは可能です）
＜１＞
休暇中の従業員に業務をさせてはならない
（折角の施策が無駄になるため）
＜２＞
他の寮生に自分の家事などを押し付けてはならない
（自分のことは自分でやりましょう）
【ＰＬ情報（ＰＣの皆さんが知らない情報です）】
突如蔓延した体調不良の原因は、ラウンジにあった柱時計が神魂の影響を受けたからです。
かなり年季の入った柱時計で、今までも何度か修理に出されていました。
シナリオ開始時、買い替えのために新しい柱時計が搬入される予定です。
その後、問題の柱時計は、寮内の『ある場所』へ移動させられます。
柱時計は３日後に完全に停止してしまいます。
神魂の影響を受ける原因を推理をするのもいいでしょう。
解決できない場合、３日目に神魂の影響が強まり、寮生も体調不良を訴え出します。
どんな結末を紡ぎ出すか、参加した皆様次第です。
それでは、入魂のアクションをお待ちしております。
乾物こと、焼きスルメでした。