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星降ル丘ニ、嵐来レリ
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【2日目:桜栄家にて】
「再度確認しますが、理事長……、今回の処置、保護者への事前連絡してませんね? このようなケースの場合事後連絡する、臨機応変な判断で対応するとはどこにも書いてませんね?」
神無月 綾
は桜栄家の客間で、真四角の卓袱台越しに相見える
桜栄 あずさ
理事長に険しい声色をぶつけていた。
卓上の上には、数枚の書類。
桜栄理事長はそれを手にし、目を通しながら答えた。
「……そうね。神無月さんの言う通り、明文化していないわ」
しめた、と神無月はほくそ笑む。
「その書類は今回の『不祥事』の報告書の控えです。既に昨日付で都道府県教育委員会・学校教育課に報告書を送りました。送った旨は報告書と一緒に理事長以外の理事会全員に送付してあります」
ドヤ顔で言い切る神無月に対し、桜栄理事長は呆れたと言わんばかりに顔をしかめる。
「なんで今年の1年生ってこうもアグレッシブ過ぎるのかしら? いい? 神無月さん」
理事長は書類の控えを突っ返しすと、諭すように喋りだした。
「まず、寝子高は私立高校だから県の教育委員会の管轄ではないの。だから報告書を送っても
無駄
よ。まともに取り合ってくれないわ」
「えっ」
「それに、理事会は今日付で『社会的な事件が発生しない限り、今回の件はむしろ寮生の自立を促す良い機会だ』って諸手を挙げて歓迎、とコメントを出してるんだけど?」
「……」
顔が引きつる神無月に対して、理事長はにっこり微笑む。
その背後には、大日如来の姿がうっすら現れているではないか。
「もっと広い視野を持ちなさいな。あと今度から文句があるなら直接私に言いなさいね? いつでも相手になってあげるわよ」
「……失礼します!!」
神無月、完全に無駄足となり、様々な感情が今日中に渦巻きながら桜栄邸を飛び出していった。
そして節約生活で食費すらない彼女は、これからどうやって空腹を満たせばいいのか、途方に暮れるのであった。
ところ変わって玄関。
「あら、確か、あなたは1年の桜庭さん?」
桜栄理事長が神無月との対談を終えて、星ヶ丘寮の様子を見に行こうとした矢先。
桜庭 円
がちょうど桜栄邸を訪問しようしていたところだった。
「あ、ちょうど良かった! あずささん、こんにちわ! ボクの名前、覚えててくれたんだ!」
「こんにちわ、桜庭さん。えぇ、勿論。だって、
潮干狩り
でのあなたの行動は鮮明に覚えているわ……」
理事長が遠い目をしたのは、きっと気のせいだ、うん。
「……あれぇ、見られてたのかー。まぁ、それは置いておいて、あずささん、星ヶ丘寮の柱時計の話なんですけど……」
桜庭は先程、御剣から連絡を受けて、今回の事件の原因が古時計であると確信した。
そのために、少し時計を見せてもらうついでに解体をしたいと申し出たのだ。
「大丈夫? あれ、かなり複雑よ?」
「大丈夫! おっきなプラモデルだって思えば!」
「……いや、そんな生易しいものじゃないと思うんだけども」
桜庭の返答に唖然としてしまう理事長。
しかし、桜庭は依然として自信満々に胸を張っている。
「付け焼刃だけど、知識は頭に叩き込んでおくし、工具も揃えるよ。だから明日作業を行うんで、許可をもらえたらーって」
桜栄理事長はそうねぇ、と一瞬考え、口を開いた。
「明日の15時。それがタイムリミットよ。回収業者が来るから、それまでに終わらせてね? ……どの道、リサイクルに回さずに粗大ゴミに出すつもりだったし、多少バラされても問題ないはずよね、うん」
「ありがとうございます!」
桜庭はお礼を言い、すぐさま星ヶ丘寮へ戻る。
さらっと理事長から出た『粗大ゴミ』という単語に、彼女はえも言えぬ危機感と焦燥感を抱かざるを得なかった。
入れ違いで桜栄邸にやってきたのは、
逆巻 天野
。
彼は
龍目 豪
から時計のことを聞き及び、無償で譲ってもらえないかと確認を取りに来たのだ。
「あら、今日はお客さんが多いわね」
「こんにちは、理事長。……もう夕方になるからこんばんはかな?」
「どちらでもいいんじゃないかしら? それで、あなたも古時計のことで?」
逆巻は話題を先に言い当てられて驚いたが、桜庭が屋敷から離れていくのを思い出すとすぐに合点がいった。
「どうやら、同じこと考えている人がいるようだね」
「あなたも、修理しようと考えているのかしら?」
「ええ、まぁ、それも含めて。猫鳴館にあの時計を置きたいなって考えてまして……」
逆巻の考えに理事長は何度か頷き、感心する素振りを見せた。
「なるほどね、まぁ、直せたら自由に持っていっていいわ。そのときは業者に私から謝っておくから」
「ありがとうございます」
「でも、他にも希望者がいたらちゃんと話し合うのよ? ああ、もしかしたら私も様子を見に行くかもしれないわ」
「分かりました」
逆巻は一礼すると、そそくさと猫鳴館へ戻ろうとする。
だが、それを理事長は呼び止めた。
「折角だし、一緒に星ヶ丘寮へ行かない? 従業員たちが風邪引いてて、これから陣中見舞いに行くところよ」
「へぇ……、星ヶ丘寮で風邪が流行ってるんですか?」
時計のことだけに集中していたため、逆巻の耳にはこの噂は入ってこなかった。
理事長はご丁寧に、今までの経緯を逆巻に愚痴りだした。
それと同時に時計の由来も丁寧に説明しだすのだった。
その話を延々と聞く間に、すっかり日が傾いてしまう。
「ごめんなさい、すっかり話し込んじゃったわ。今日は陣中見舞いは無理ね……」
「いいえ、『とても楽しい』話でしたから」
無表情だが、その声色は決して不満の色は見えない。
「お世辞なんていいのよ? まぁ、よかったら明日の13時にここに来なさいな。星ヶ丘寮まで送ってあげるわ」
「いいんですか? 僕、あそこの土地勘、疎いので歩きながら人に尋ねようかと」
「流石にそれじゃ時間掛かるわよ? 遠慮しないで、ね?」
桜栄理事長の押しに負け、逆巻は車で星ヶ丘寮へ向かうこととなった。
(僕の推理が正しければ……、うん、ひとまず明日かな?)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月05日
参加申し込みの期限
2013年10月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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