this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
あなたの放課後
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
15
つぎへ >>
――武道場にて――
笠原ひびきは困っていた
ざっと準備をした――は、いいものの。
「いや、あたし、全くの素人じゃん……!」
実際のところボクシング部で、何をすればいいのか検討すらつかない。
サンドバッグやミットにひたすら打ち込み続ければいいのか。
経験者ゼロの集まりだし仕方ないかもしれないけれど、そこは、才能ある奴がいて――
「それは、漫画の世界の話だっての……」
ぼやく。
「おお、ひびきちゃんがいた! わーい!」
道場に駆け込んでくる桜庭円。ボクシング部の部長だ。
「一緒に練習しよーよ……ん?」
何か影がリング上を横切った。
それにはひびきも気付き、あたりを見回す。
「ご、ごめん、そいつ捕まえて!」
武道場の入り口、へろへろになっている男子生徒が声を上げた。
そいつ、とは今リングのポールに仁王立ちしている鼠のことだろうか。
きっとそうだろう。多分目の前の男子生徒は見た感じそういうことを言う人には見えない。
「その鼠?」
「そ、そう」
「オッケー、僕に任せといて!」
どこからそんな自信が溢れてくるのか、たまに不思議に思うときがあるが、そんな頼もしい円。
「あたしも手伝うかね」
よっと、立ち上がり円とは反対側から鼠ににじり寄る。
「よしよし、怖くねーからな」
「おいでおいでー!」
そんなひびきと円を交互に見た鼠は、だっと身軽にリングから飛び降りると、武道場の二階へと逃げ出した。
「あ、こら待て!」
「ネズ!」
円と男子生徒が真っ先に動く。それから数拍置いてひびきも動いた。
三人は団子になって二階に流れ込むのだった。
†――†――†
今日は、武道関連の部活は休みだ。
しかし、自主練習は認められている。
奈良橋博美も自主練習に励む生徒の一人だ。
「よろしくお願いします」
武の道は礼に始まり礼に終わる。
着替えを済まし、さあ準備運動をというところで、階下がにわかに騒がしい。
階段に目をやると、ちょうど飛び出して来る鼠が1匹とそれを追う女子生徒2人と男子生徒1人。
「ごめん、そいつ捕まえてー!」
派手目に染髪された背の低い女子生徒が声を上げた。
「え?」
突然のことにびっくりして動きが遅れた。
鼠は博美の足元を通り過ぎようとした。
何とか反応をし触れることは出来たが、まるで手で掬った湯水のようにするりと抜けていってしまった。
そのまま、鼠は開けていた窓から外へ逃げ出し屋根伝いに体育館のほうへと行ってしまった。
「あああ……」
嘆き膝を付く男子生徒。
「なんていうか、そのごめん」
「いや、大丈夫。また人に聞きながら探すよ。部活中に邪魔して悪かった」
息を整えて男子生徒はそういうと、すぐさま武道場から出て行った。
「だ、大丈夫かなあ?」
後に残された女子3人は少しあっけに取られていたが、染髪をした女子生徒が気を取り直したように、
「よっし、活動再開するぞ! もしさっきの鼠を見つけたら今度こそ捕まえるということで!」
「確かにそうだな。彼は大丈夫といっていたから、きっと大丈夫じゃないかな?」
階下から来た闖入者は口々に言う。
そうして、階段を降りて戻ろうとしたところではたと立ち止まった。
「そうだ、ねえ、君は運動をずっとやってる人?」
唐突に話を振られ博美はびっくりする。
「一応古武術はずっとやってるけど……?」
「よし、ひびきちゃん、この人に基礎を教わろう! あ、僕は桜庭円よろしく!」
「……は?」
唐突に提案されもう一度びっくりする。
隣にいるひびきと呼ばれた背の高い女子も目を丸くしている。
「いや、部長、待った待った」
慌てて円を止めに入るが、
「えー、ひびきちゃん。よく考えてみてよ。格闘技だよ? 基本の基本は通ずるところがあると思うんだよ!」
「いや、確かに一理あるな。俺も今日は自主練だから、良かったら最初だけでも一緒にいいか?」
「やった。それじゃあ決まりだね。ご指導よろしくお願いします!」
満面の笑みで円は言った。
それにひびきも納得するしかなかったようで、
「笠原ひびきだ。部長ともどもよろしく」
少し素っ気無く言う。
「俺は奈良橋博美。よろしくな!」
†――†――†
しかし、しょっぱなに騒動に巻き込まれたおかげで、変な縁ができてしまった。
「分かってると思うけど、準備運動はしっかりしないと怪我の元だから」
博美の説明は分かりやすく、ずっと続けているのだなというのがしっかりひびきには分かった。
円もしっかりと聞いている。怪我をしないように活動するのは重要だということはわかっているようだ。
ストレッチを終え、博美は運動靴に履き替えた。
「それで、これから3キロくらい走る。体力も重要だから」
「えー、つまんないよ!」
「円さん、体力作りは重要だよ。日々の努力が結果として残るんだから」
「そういうものなのね」
ひびきが説得するまでもなく、どうやら理解してくれたようでほっと一安心。
そのまま外へ出て走りこみをする。
博美が先頭でその後ろを円が、最後がひびき。
ペースをあわせてくれているのか、そう辛いとも思わなかった。
「後は、筋トレ。最初は少ない回数から少しずつ増やすのがいいよ。それじゃあ、俺は上で練習してるから。何かあったら呼んでくれ」
「ああ、ありがとなー」
親身になって教えてくれた博美をひびきは送り出して、練習メニューを改めて考えている円を見る。
「ひびきちゃん。外に行こう。色々考えたけど、やっぱり重要なのは落ちる葉っぱでジャブの練習だよ」
「……部長? 漫画で勉強はよくねーよ?」
そんな問答。
とりあえず、円を説得し部室から初心者向けの教本を持ち出しフォームなんかの練習をすること1時間ほど。
基本的な練習を済ませると、
「後は自由にしていいよ!」
「あいよー」
スパークリングしようとか言い出さなかったあたり、本当に考えてくれているのだろうか。
最初の落ちる木の葉でのジャブ発言も、楽しんで貰おうと思って言ったと考えるなら納得できなくも――ズドン。
ひびきの思考を遮る重たい音がひびいた。
眩しいほど最高な笑顔で、サンドバッグに膝を入れている円の姿を見て思い直す。
(ああ、うん。きっとたまたまだ)
「ひびきちゃんも空手の練習とかしてもいいんだよ! 僕はシャイニングウィザードの練習だ!」
「はいはい。さっきの子と組み手でもしてこようかねー」
「邪魔しない程度にね!」
そんなこと言い合って、時間は過ぎていく。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
あなたの放課後
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
来宮悠里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月16日
参加申し込みの期限
2012年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!