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あなたの放課後
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――下駄箱のラブレター――
「さてっと、今日もパトロールしておきますかっと」
もう日課といっても差し支えないほどの、馴染みのパトロールルートを橘敦志は歩く。
自分の教室から出て、順繰りと校内を回る。
途中、友人知人に挨拶を交わし、外へ出ようと下駄箱に来ると。
「……ん?」
下駄箱には手紙が一通入っていた。
淡く色づいた封筒の中に入っている便箋も同じような色づきだった。
しかし、中身は、
『大切な話があるの。放課後、屋上でまってるわ』
と、短く書いてあった。
「はい……?」
唖然とするしかない。
「ええっと……」
敦志はショート寸前の思考回路を何とか、つなぎなおして考えを巡らせる。
(これは噂に聞く古典的な、告白的なアレか)
いや、と。改めて差出人の名前を見る。
紅一葉
(果たし状の可能性も捨てきれない、よな……)
日頃から敦志を悩ませる彼女。
「ううむ……流石にこれは新しいパターンだ……行ってみるしかないか」
だからこそ、何かきっと理由があるのだろうと思い、敦志は屋上へと向かった。
†――†――†
勇気を出すと決めて、迅速な行動を済ませ屋上までやってきた一葉だった。
しかし、その心は折れかかっていた。
(どうして、こう言うときに限って、人がいるの……?)
屋上への出口で、息を潜めて外を伺っている。
すでに一葉がここにいるのは、外の二人組みにはばれている。
ただでさえ、今日、今からやろうとしていることを考えるだけで、胸が一杯になってしまうのに。
「龍人、そろそろ花壇のほう行ってみようか。もしかしたら園芸部の活動あってるかもしれないよ」
「ちょ、ヴィナ! オレ、まだ歌ってたいんだけど!」
「外でも歌えるよ」
「確かにそうだけどさー……」
外で動きがあったようだ。まだ日が沈み始めるには早い時間で、それでも、何か用でもあったのだろうか。
好都合には変わりない。
彼らが出て行くのと入れ替わりを装って、一葉は屋上へと出る。
どれだけ待っただろうか。
「すまん、校舎の見回りをしていたな、待たせちまったか?」
たったその一言が背中にかかるだけで、一葉の心臓はどくんと跳ね上がった。
一葉にとって、敦志は特別だ。声なんて聞けば一発で分かる。
「大丈夫よ。いつものことでしょう?」
妖艶は微笑みを浮かべて振り返る。
「それで、これはえーっと……どういう呼び出しだい?」
「ええ……それは……」
相手から聞いて来てくれたのだ、そのまますぐに答えればよかったものの。
――あなたのことが好き。
たったその一言が出てこなかった。
いつもの調子で、誘惑するようにするっと声が出てくれればよかった。
でも今この状況が現実。
視線を泳がせて、自分でも分かる位に小刻みに震えていて。
「どうした?」
「いえ……」
敦志の目を見ることが出来ずに、ただ小さく、去年の今頃の自分のようにそういうことしか出来ない。
それでもと、一葉は挫けそうになる自分の心に発破をかけて、
「……き」
自らの心を堰き止める堰に小さな穴を開けた。
「え?」
聞き取れなかった敦志が、一葉に聞き返す。それが止めだ。
「私は、ずっとあなたのことが好きだったの。去年まだ、地味子で迷子だった私に優しい言葉をかけてくれたあのときから、ずっと、ずっとあなたのことが好きだったの!」
着崩した制服の裾をぎゅっと握り締め、必死に言葉を紡ぐ。もう敦志の顔は見ていられなかった。
暫くして、言葉も無く敦志が動いた。
一葉の肩に手を置き、優しい声音で、
「気持ちは嬉しい……けど、考える時間をくれないか?」
その言葉に一様は、俯いていた顔を上げて敦志をまじまじと見た。
「まさか一葉からそんなこと言われるとは思ってなかったから、嬉しいけれど戸惑ってもいるんだ。多分とか、曖昧な気持ちで返事はしたくない。でも、多分俺も一葉のことは好き、だと思う……」
頬を染め、照れたように笑いながら敦志は言う。それは嘘偽りの無い本心で、しっかりと一葉のことを考えるという宣言だった。
「だから、もう少し待ってほしい。返事は必ずする」
「うん、分かった、わ……」
「な、泣くなよ……」
敦志に言われて、一様は自分の頬に手を当てはじめて気づく。
「おかしいわね……嬉しいのに涙が出るなんて……」
気持ちを受け入れて貰った安堵からだろうか。
「わかったわ。絶対その気にさせてあげるわ」
男ならばドキッとせずにはいられない、妖艶な笑みを浮かべて、一葉は敦志に宣言した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
来宮悠里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月16日
参加申し込みの期限
2012年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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